戦力（主に陸）の軽量化にかかる雑感

錆猫 @Nyar_Horten

前からぼそぼそ考えてることだけど、多分島嶼部が主戦場になるので海空主兵になるから陸（の重戦力という本土戦装備）の重要性が低下した、てな流れなんだと思う

錆猫 @Nyar_Horten

では島嶼部での紛争が主となる理由はなんじゃろ？と。多分、それに影響しているのは戦争観なんじゃないかしらと思う。戦争に於ける各種損失が政治（政府）を揺るがし易くなっているので、大規模紛争と其れに直結しそうな箇所への攻撃の抑制による、大規模紛争の蓋然性が低下した、というのが多分前提

錆猫 @Nyar_Horten

しかし一方で小規模で損失の限定し易い局地での紛争の可能性は否定しきれず、実際仮想敵国の行動実績から、我国の防衛上の空白地でありながら仮想敵国にとって戦略的緊要地に成り得る島嶼（という僻地）部に主な紛争発生源の可能性が見出されたのが、多分島嶼防衛へのシフトの理由なんじゃないかしら

錆猫 @Nyar_Horten

そして島嶼部での戦いでは警戒と機動が重要になり、重量というより規模の影響で動きの鈍い陸の重戦力は、少なくとも序盤に於ける主戦力足り得ない、故に陸は仮想敵の行動を抑止・序盤で対処するには軽量化を進める必要があるし、より機動的な空海戦力をこそ主戦力に添える必要がある

錆猫 @Nyar_Horten

…とこんな感じかしら

錆猫 @Nyar_Horten

けど、この流れの中で、本土それ自体の持つ、大規模紛争に於ける重要な標的（≒これを落とすことで相手の戦意喪失を狙える）の一つである政治的緊要地としての価値そのものは低下して無い。仕掛けたら被害≒政治的損失が甚大になりそうなので敬遠されているだけ

錆猫 @Nyar_Horten

それを前提にしたら、島嶼部にリソース注込み過ぎて政治的緊要地の占有力（ランドパワー）が低下≒仮想敵の視点からすると紛争に於ける損失が政治的許容範囲内に収まる状態になった場合、はたして仮想敵国に対して抑止力を発揮できるのかしらね、といった感じのことをつらつらと考えてみたり

錆猫 @Nyar_Horten

抜けの多い雑な考察だけども、とりあえずって感じ

錆猫 @Nyar_Horten

以前も呟いたけど、多分以上の様に考えると、彼我双方の島嶼戦へのシフトって軍事的合理性によるものというより、多分に政治的妥協による状況の提示なんじゃないかしら、とも思ってみたり

錆猫 @Nyar_Horten

（追記すると、今の島嶼戦云々を以て殊陸の重戦力削減を軍事的に合理的な考えとするのは割と危険なんじゃないかしら、というそんな感じ）

錆猫 @Nyar_Horten

あーうん。さっきの一連の呟き。島嶼戦という作戦ないし戦域戦略？という階層から見れば海空主兵・陸の軽戦力化は合理的な判断だろうことは否定しない。けど、それより上の階層や抑止といった観点からすると、必ずしも合理的とは言えないのではないか、てな感じの話なんね

錆猫 @Nyar_Horten

航空兵力は火力投射・戦果確認までの行程を単独で行い得る。極端な話、他兵力に依存する事無く、単独で迅速且機動的に長距離火力投射を行い得る、自兵力の機材に依存する戦力と言える。そしてその火力と投射範囲は科学技術に依存する故に、航空戦略・戦術は技術に依存する

錆猫 @Nyar_Horten

…てなことが某書には書いてあったっぽい？

錆猫 @Nyar_Horten

追記。適切な場所の飛行場が使用できなければ、その飛行場の数が相手より少なければ、前述の其れを達成する事が難しい、てのは今の米空軍が機材の脚短けーとぼやいてる辺りが傍証になるんじゃないかしら（続かない

錆猫 @Nyar_Horten

だから他手段で航空兵力の威力の減衰する箇所を補わないといけないよね、が多分陸海兵力擁護の根っこなんじゃないん？詳しゅうは知らんけど（終り

錆猫 @Nyar_Horten

現大綱の基本コンセプトは前大綱の見せる戦力から使える戦力にするをより深化発展させたものじゃろ。元手微増だけど頭使って達成しようぜって辺りに悲哀を感じるけどorz

錆猫 @Nyar_Horten

で、現大綱で機甲と特科が削減されるのは、敵兵力洋上撃破の為ではなく、追加された本来任務や対処案件に配分する為のリソース捻出が目的じゃろ、元手が増えないから今あるリソースの中から捻出しようって話でorz

錆猫 @Nyar_Horten

元々前大綱からして見せる戦力から使える戦力にする、その為に警戒監視と動き回す為の体制と資材（目と体力）へのリソース配分という意図があったっぽいし？