#変態不知火さんまとめ 番外編 『不思議の国の天津風』

高峯みやび @sukamelancholy

よいこの下ネタ変ぬい童話シリーズ 『不思議の国の天津風』 前回のあらすじ 大きくなってしまった天津風はわんわん泣いてしまいます。そこへやってきたのはこの不思議の国で唯一のオス、誠士郎うさぎがやってきました。 #変態不知火さん

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「そうか、そんな事が起きたのか」 「そうなの。あたし、このままじゃあお家に帰れない……わぁぁん……」 また天津風はわんわん泣きだします。誠士郎は天津風に恐れずに近づき、大きくなったその手を優しく握ります。 「私の知り合いに頼ってみよう。だから泣かないでおくれ」 #変態不知火さん

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「知り合いって？」 「明石といううさぎが居る。この国のうさぎたちはみんな彼女に病気を治してもらっているんだ」 「でも、あたしうさぎじゃないわ」 「私には可愛らしい子うさぎにしか見えないよ」 「……っ」 きゅんと来た天津風は先端からカウパーが―― 「出てない！」 #変態不知火さん

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誠士郎うさぎの後をついていく天津風。出来るだけスカートの中を見られない様に押さえながら進みます。 「うぅ、恥ずかしい」 通り過ぎるうさぎたちの視線は天津風の男の子の部分です。その上大きくなってから泣き叫んだのとうさぎたちの噂話が広まったおかげで皆知っていました。 #変態不知火さん

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「女装？」 「ホモ？」 「男の娘でしょ」 「こんな可愛い子が女の子の筈がありませんわ。ゑろ同人で読みましたの」 皆口々に天津風の身体的特徴について噂話しています。大きいせいで隠れられない天津風は俯きます。 「……だいじょうぶ、私だけを見てくれればいい」 きゅん。 #変態不知火さん

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誠士郎うさぎが案内した先ではうさぎたちがせっせと働いていました。うさぎたちの工場です。 「明石、いるかい」 「はーい。どうしました、って……これは大きいお客様ですね」 天津風を見上げる明石はちらっとパンツの膨らみを見ますが見なかった事にして要件を尋ねます。 #変態不知火さん

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「実は私たちの料理を食べたらこんなに大きくなってしまってね」 「……なるほど。どうにかできないかと言うわけですか」 「なんとか……なるの？」 暫く明石は考え込みましたが、手を叩いて頷きました。 「なんとかしてみせましょう！」 明石うさぎは笑顔で答えます。 #変態不知火さん

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まず天津風の身体を調べる為に明石うさぎは天津風に脱いでもらうように言いました。 「え、えええ！？」 「まぁ、一応……」 「私は外に出ていよう」 気を利かせて誠士郎うさぎは工場から離れます。しかしオスにでなくともメスのうさぎにも裸になるのは恥ずかしい天津風。 #変態不知火さん

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これも元に戻る為と自分に言い聞かせて、天津風は自分の衣装を脱ぎました。誰にも汚された事のない純真無垢な身体。人よりも体温の高い彼女はほんのり肌が紅く、人の前で脱ぐという羞恥でさらに体温は上昇。とくんとくん、と心臓の鼓動が早くなります。 #変態不知火さん

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そして最後の布に手をかけ、もう一度問います。 「本当にここも、なの？」 「……はい」 耳まで紅くして、天津風はするりと最後の布を下ろします。そこには覆い隠すような茂みはなく、小さな果実と茎が揺れます。 見ていた明石うさぎも紅潮し硬直しました。 #変態不知火さん

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「と、兎に角、まず検査から始めましょうっ」 身体が大きくなってしまったおかげで、天津風の小さなソレも大きく、明石の身体と同じぐらいになっています。出来るだけそれを見ない様に、明石は検査を続けます。 羞恥に耐える天津風には涙がうっすら滲み、震えます。 #変態不知火さん

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早く終わって欲しいと願った検査は一時間も二時間にも感じられました。実際の所は数分程度なのですが、天津風には到底我慢できるような事ではありませんでした。 「……終わりました。結果から言いましょう、天津風さん、あなたの体質とこの世界の砂糖に原因があります」 #変態不知火さん

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よいこの下ネタ変ぬい童話シリーズ 『不思議の国の天津風』 前回のあらすじ 大きくなってしまった天津風を連れて、誠士郎うさぎは明石うさぎに診察してもらい、身体の隅から隅まで見られてしまい、心とは相反して身体は火照るのでした。 #変態不知火さん

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万年発情期のようなエロうさぎたち（一部除く）のお茶会に出席したのは間違いありませんし、スコーンも紅茶も口にしました。よもやそれが原因となってしまうなんて天津風もわかりませんでした。いそいそと服を着る天津風は問います。 「どうしたら治るの？」 #変態不知火さん

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自分の身体と同じくらいの天津風の部分が脳裏から離れない明石は目を逸らしながら答えます。 「きっと、消化して時間が経てば戻ります。……いつになるかはわかりませんけど」 天津風にいちも……一抹の不安がよぎります。戻れるのはいつ？　すぐ？　それとも年単位で？ #変態不知火さん

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「すぐに元に戻る方法はないの？」 明石うさぎに詰め寄りますが、明石うさぎは目を逸らしたまま。それでも方法を知っているようでした。 「そ、その、要は、この国の砂糖の成分が、天津風さんの身体から……あの、な、なくなれば、良いわけでして」 #変態不知火さん

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ついにはしどろもどろになり、明石うさぎは顔を真っ赤にして言いました。 「は、は、排泄……しちゃったら、多分、元に……」 「な、な、ななっ」 続いて天津風も赤面します。こんな状態で排泄をしろ。まだまだ大人になりきれていない、純粋な天津風には酷な話でした。 #変態不知火さん

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「無理、無理よ！　あたし、こんな所でお、お花を摘めないわ！」 言うまでもなく隠語です。 「……やっぱり、座ってするんだ……」 ぼそっと呟く明石うさぎ。 「他に方法はないの？　こうして待っていれば──あっ」 天津風は気づいてしまいました。縮むのが先か催すのが先か。 #変態不知火さん

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「むり、むりぃ……できないよぉ」 「けど、どうしようも……」 「身体の外に排出するって、汗じゃだめなの？」 「生憎、この国は狭いのです。それに、走り回ったら地震と勘違いして余計な混乱を招くかも」 「じゃあ他に何か方法はないの！？」 明石うさぎに天津風が迫ります。 #変態不知火さん

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「そ、そ、その、あの、もしかし、たら、あの、えっと」 たどたどしく明石うさぎは続けます。 「……お、おな、ごにょごにょ……」 「え？」 肝心なところでもごもごして言葉を濁す明石うさぎ。 「お、おな、ごにょ……」 「～～～っ！？」 ぼん、と頭から湯気が出る天津風。 #変態不知火さん

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なよいこの下ネタ変ぬい童話シリーズ 『不思議の国の天津風』 前回のあらすじ 元に戻るためには抜くしかなくなった天津風。果たして彼──彼女の選択は。 #変態不知火さん

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ﾁﾗｯ　 #変態不知火さん pic.twitter.com/0m005Jl2cI

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天津風はもはや選択の余地がないと分かり切っていました。分かり切っていましたが……お風呂場でだってしたことがない天津風に、いきなりここで自分でするなど、ハードルが高すぎました。そもそも自分の意志で出そうと思ったことすらありません。 #変態不知火さん

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貯まりに貯まった天津風のそれは、眠る天津風の下着の中に吐き出されるだけで、それも母の陸奥に生理と言われていました。真っ白になったパンツをそれはそれは笑顔で洗う母の姿にドン引きでした。 #変態不知火さん

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「あのっ、私は外に出ていますので、こ、このタンクにだ、出して、くださいね、はい。あの、終わったら呼んでください、ではー！」 そう言い残して明石うさぎはすたこらさっさ。大きな工場に大きな天津風が一人残されました。 「……どうしよ」 選択の余地はありません。 #変態不知火さん