- otanoshimi_ex
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ラノベ天狗に水島ジュンジ先生こと伊藤ヒロ先生の『ラノベの教科書』の感想を聞きてみたい。ヘタをすると怒りで発狂するんではなかろうか……。 amazon.co.jp/dp/4861995531/
2015-03-03 13:33:46個人的には、『ジャスコ』の書評( ebookjapan.jp/ebj/special/lv… )でもちらっと描いたけれど大変な名著だと思っていて、中堅ライトノベル作家としての実感に裏付けられた、職業としてライトノベルを書くことのリアルが描かれた本であり、ライトノベル論としても面白い。
2015-03-03 13:40:01何と言っても、ライターや評論家じゃとても言えない割り切り方がものすごい。「ラノベで賞とるためには最近のラノベっぽいラノベが描けなきゃダメなんだ!」というとこから始まって、「ラノベで上手いと言われてる文章は菊地秀行っぽい文章のこと。これが書ければ食いっぱぐれない」(大意)とか……
2015-03-03 13:42:01「どうせラノベなんか通学時間や休み時間に読み飛ばされるようなモンなんだから、長い段落は最初の一文以外読み飛ばされても大丈夫なように書け!」(大意)とか、ここまで言い切るか……商業作家って、ここまで割り切らなくてはいけないのか……と戦慄させてくれる本である。
2015-03-03 13:45:50例えば大塚、冲方、新城ら諸氏のラノベ書き方本は、どこかでラノベは商売であると同時に「文学」なのだという意識が残ってたけど(もちろんそれが面白さではある)、伊藤本はそんなものは一切切り捨て、1冊書いて100万円前後の報酬で糊口を凌いでくことに特化した本。その割り切った視点が超面白い
2015-03-03 13:52:06もちろん、「いささか割り切りすぎじゃねぇ?」とか「暴論じゃねぇ?」とか思うところは、ラノベに文学の可能性をみちゃったライター()としてはあるんですが、しかし現役ラノベ作家がライトノベルをどう認識しているかという現場からの証言、オーラルヒストリー的な本として重要な本だと思われます。
2015-03-03 13:55:20個人的には「名著なれど実作者以外には猛毒」と思いました。実作して飯を食い始めた人に取っては必要、でも投稿作品が数作、もしくはまだ完成作品もない人に取っては物作りの根幹を見失わせかねない猛毒。この本と新城さんたちの本の間を繋ぐ部分にあるのが榊さんと五代さんの「小説指南」。>RT
2015-03-03 14:17:47@OKina001 毒を食べるのは楽しそうw だとすれば編集さんが「オレのやってることは正しい」と納得するために買う本なのかな~と読まずに想像しましたw
2015-03-03 14:26:40@OKina001 やってみたけど「これ再現できるんならぶっちゃけ俺文章書きのプロできるんじゃね?」と思わされた過去を持つ男、それが私!
2015-03-03 14:32:11