戦艦武蔵の映像等まとめ

海底に眠る武蔵の構造物で私が興味を持ったもの。射出機の手入れ手順については私のが一番正確であるという評価を受けました。
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さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

その形状から私には副砲のように思える。 pic.twitter.com/Yauaud5cKS

2015-03-16 23:56:59
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今回の武蔵の映像では噴進砲を確認できなかった。動画ではあったとされる位置の探照灯の台座は確認できていない。各所で「確認したら無かった」と言われている位置というのは最初から探照灯座であるので間違い。現状として未装備という見解は私が過去に提示した文献史料から推定してるに過ぎない。

2015-03-17 12:24:00
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戦艦武蔵の一番九四式高射装置のフードについては昭和19年5月には取り付けられていることが右の映像の一コマから確認できる。 #戦艦武蔵 pic.twitter.com/eEaNADp1ps

2015-03-18 18:55:01
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先の古賀長官と武蔵の映像の一コマから考えられるのは昭和18年6月24日の天皇陛下武蔵行幸時の記念撮影と同時期であると思われる。ということはこの時にはすでにフードが取り付けられていたことになる。

2015-03-18 19:39:29
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25mm機銃の覆塔の比較はこっちの方がイメージしやすいと思う。 pic.twitter.com/tNjdoKKbhH

2015-03-18 19:51:24
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武蔵の副砲の放熱板の比較。右側は武蔵三番副砲。 pic.twitter.com/mpK0zwHfJs

2015-03-18 20:06:08
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呉海軍工廠製を表す刻印か?右上のにも刻印らしきものがあり、形状から察するに修理薬莢すなわち再利用であることを表す刻印の可能性がある。 #戦艦武蔵 pic.twitter.com/FAIeL8pBqx

2015-03-18 22:41:26
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村岡、脇田両氏が指摘されていた大和と武蔵の覆塔の違い。左写真は大和、右二枚は武蔵。覆塔には丸型と角型が存在し、通称として大和に装備された丸型をA型、武蔵のをB型、大和の角型をC型と一般的に言われているがこれは制式名称ではない。 pic.twitter.com/Rwm2Lszrag

2015-03-24 20:01:39
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写真赤丸部分を見てもらえれば一目瞭然であるが、覆塔の基部の高さが異なる。これら3タイプの覆塔については恐らく型式ごとの名称があると考えられるが今日それを表す史料は見つかっていない。先もいったが、A型、B型、C型というのは便宜上つけられた通称であることを覚えておいてもらいたい。

2015-03-24 20:06:34
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武蔵の防空指揮所に設けられた機銃掃射に対応するために防弾板があったと映像から推測できる。また沈没前の写真では15m測距儀は正面付近を向いているように見え、映像では左舷方向に指向されている。おそらく沈没時に回転したと思われるが pic.twitter.com/gN4n86ImtQ

2015-03-24 20:47:43
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そうでないと細谷氏ら各種証言、各種史料の命中位置と合致しない。

2015-03-24 20:48:31
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左舷信号指揮所配置の細谷氏の証言では第一艦橋に爆弾命中という報が伝声管より流れているのを聞いているが、同氏の証言では急いで第一艦橋に行ってみると爆弾が命中したと聞いたのに命中した痕跡が無く、航海長をはじめ37名の要員が爆風によって見るも無残な姿になっていたという。

2015-03-24 20:57:29
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貫通した爆弾の炸裂位置には各種証言によりまちまちであるが、副砲射撃指揮所から作戦室の間で炸裂し、その時の熱爆風が逆流したことによって第一艦橋の要員を殺傷されたというのが生存者の証言で多くを占めている(なお第一艦橋で生存した方を除く)

2015-03-24 21:08:20
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それでは艦橋のこの大きな穴は何だという疑問が出てくるのだが、各種証言では第一艦橋の破損についての証言は得られていない。考えられることは熱爆風の逆流による圧力を受けたことで第一艦橋の強度が弱くなった可能性が考えられる。 pic.twitter.com/cvlvNnv9GP

2015-03-24 21:12:58
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そこへ沈没時の爆発で弱くなった部分が吹き飛んだということもあり得る。もし仮に爆弾の炸裂で写真の第一艦橋部分が吹き飛んでいたならば細谷氏らのような証言が出ることもないような気もする。

2015-03-24 21:16:14
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ただいま帰宅。とりあえず武蔵証言集を始め数冊の証言記録に当たってみた。その中に大塚氏の証言もあったがいずれも映像のような破孔については述べられていなかった。大塚氏についても第一艦橋内部に2メートル程度の貫通痕という証言。 pic.twitter.com/eFzLTMTceK

2015-03-25 18:41:46
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さらに大塚氏への実際の取材映像では本人の口から「第一艦橋の右舷に後で下りてって、作業員として下りてったら、そのとき右舷、そのヒグチ一水の所はなくなっていて、そこへ2メーターぐらいの穴があいてね、そっから爆風が管、こういう管の中をブワッと通ると、もう前ずーっと爆風が吹っ飛ぶ」と

2015-03-25 18:44:07
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さらに続けて「艦橋までは破壊されなかったです。艦橋は相当厚っこいのでこうできてて、ちょっとした爆風では吹っ飛ぶような艦橋じゃなかったですね。」と自身の口から映像のような破孔は無かった旨の証言をされている。

2015-03-25 18:45:04
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また大塚氏本人の口から出た証言は証言集のものともほとんど一致している。

2015-03-25 18:46:49
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塚田氏の取材証言を観ているのだが、武蔵に関する取材証言には残念ながら噴進砲というキーワードは無かったが、武蔵沈没後にコレヒドール島に行き、12月1日にマニラで隼鷹に乗艦して内地に帰っている。ということは塚田氏証言の噴進砲は隼鷹のものを見た可能性もでてきたわけだ

2015-03-25 19:51:25
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武蔵の映像だけで「噴進砲は装備されていなかった」という人はちゃんと映像みているのかと疑ってしまう。今回の発見映像ではそもそも該当部分は映されていない。ましてやあの破損状況で塚田氏証言の左右2基装備だった場合、残っていること自体が奇跡に近いんですよ。そこのところ間違ったらだめだよ。

2015-03-27 23:22:26
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武蔵の噴進砲未装備については私の所持している一次史料だけで8つはある。画像は以前にも紹介したその一部。シブヤン海において武蔵は噴進砲を装備していなかったのは各種史料から十分立証し得るが、塚田氏の証言については出所が判明するまで要検証だ pic.twitter.com/NEwA2v6p4S

2015-03-27 23:29:30
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噴気装置。膅中噴気装置ともいう。これは射撃後に装薬を包む薬嚢の燃えカス等が砲身内に残る可能性があるため、発射後に尾栓を開放した際に空気を吹き込んで砲口より燃えカスを吹き飛ばして砲身内に異物が残らないようにするための装置である。 pic.twitter.com/1PpEDIZgcA

2015-04-29 21:50:21
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武蔵の副砲。破孔から見えているのは円筒内部のものか。 pic.twitter.com/ZMdF2dxQ1x

2015-05-05 16:58:49
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武蔵の副砲。中砲の装填機が確認できる。 pic.twitter.com/jOpcbEuZXE

2015-05-05 17:02:05
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