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『踊る昭和歌謡』が届いたので、ぱらぱらと拾い読み。ドドンパの誕生にアイ・ジョージが絡んでいるという記述にびっくりした。ドドンパ=お座敷小唄というイメージが強かったのと、アイ・ジョージといえば、小学生の頃、我が家の裏に住んでいたのだ。
2015-03-11 21:04:02東京オリンピックの前後ではないだろうか、アイ・ジョージがすぐ裏に引っ越してきて、うわ〜ロールス・ロイスだと思ったのは。小学校高学年くらいの時は、僕達が空き地で遊んでいると、よく犬の散歩にやってきた。一緒にゴルフしたりもした(親のクラブを持ち出して、ゴルフするのが流行ったのだ)。
2015-03-11 21:07:07数年前、とあるイヴェントで自分の音楽体験について話した時、最初にかけたのがアイ・ジョージだったのは、そんな理由。彼がテレビで歌うラテン・カヴァーが強烈に印象に残り、その3年後くらいにはセルメンが好きになり(中学)、その3年後くらいにはジョルジュ・ベンが好きになった(高校)。
2015-03-11 21:11:15ジョルジュ・ベンが好きになってから、ここまでは一直線だが、自分の中ではジョルジュ・ベンとアイ・ジョージって、イメージ的にどこかで被っている。
2015-03-11 21:12:58しかし、ドドンパの創始者がアイ・ジョージなら、ドドンパ成立のリズム・ケミストリーは割と分かりやすい。ドドンパはラテンのチャチャチャとファッツ・ドミノ・スタイルのニューオルインズR&Bを掛け合わせて生まれた。
2015-03-11 22:06:08Love Me Warm & Tender - Kong Ling youtube.com/watch?v=aufpwe… なるほど、これが1960年代始めにアジアで流行ってたオフ・ビート・チャチャか。すごく良いね。でも、これは8ビート系。これをハチロク化したのがドドンパだわ。
2015-03-11 22:20:51で、そのハチロク化のヒントになったのが、ファッツ・ドミノのスタイルだろう。ラテンとの親和性の良いニューオルリンズR&Bのハチロク。代表曲は説明するまでもないが。 youtube.com/watch?v=bQQCPr…
2015-03-11 22:24:18ファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒルズ」のヒットは1956年。5年後の1961年にアイ・ジョージが放ったヒット曲がこれ。 硝子のジョニー - アイ・ジョージ youtube.com/watch?v=u0A2E-…
2015-03-11 22:25:59「硝子のジョニー 」はアイ・ジョージの自作曲。だから、アイ・ジョージの中にファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒルズ」的なハチロクの感覚があったのは間違いないだろう。彼がドドンパを発明したのが1960年なら、3拍目の三連符のヒントは同じところにあった、と考えるのが自然。
2015-03-11 22:31:12しかし、アイ・ジョージが我が家の裏のロールス・ロイスのおじさんだった頃から半世紀経って、彼の中で起ったリズム・ケミストリーについて解析することになるとは思わなかったな。
2015-03-11 22:36:16しかし、そう思って聞くと、この曲の中にもニューオルリンズR&Bが聞こえてくるわ。 松尾和子 和田弘とマヒナスターズ お座敷小唄 youtube.com/watch?v=b02vrw…
2015-03-11 22:43:48ちなみに、大学時代、キャバレーで仕事してた時、一度、和田弘とマヒナスターズが来たことがあった。凄い演奏力だった。
2015-03-11 22:44:59アイ・ジョージの「トリスでドドンパ」って聞いてみたいんだが、ネットにはないし、CDにもなってないようだな。2008年にこんなこと書いてるブログ主は誰だろう? ameblo.jp/kazuoyoshie/en…
2015-03-12 00:29:21「トリスでドドンパ」もアイ・ジョージの作曲のようだから、そこにR&B系の三連のフィーリングがあるかどうか。
2015-03-12 00:32:50ちなみに、アイ・ジョージは1953年にハリー黒田の名前で「泪のチャペル」というシングルを出してる。同年にアメリカでヒットした原曲はこれ。 Crying In The Chapel by The Orioles youtube.com/watch?v=rp1B9Q…
2015-03-12 00:33:52この曲もハチロクのバラードだから、アイ・ジョージはそういうスタイルにデビュー当初から馴染みはあったことになる。ラテンのイメージが強いけれど、R&Bにも親しんでいたんだろうね。彼にとってドドンパは、そういう洋楽センスを反映したラテン+R&Bのニューリズムだったんじゃないだろうか。
2015-03-12 00:38:03アイ・ジョージのドドンパが聴けてないのであれなんですが、ドドンパの基本(想定)テンポってどのくらいなんでしょうね?「お座敷小唄」と「東京ドドンパ娘」(速い)とではだいぶ違うわけですが。@kentarotakahash
2015-03-12 00:43:27僕もそこを知りたくて、「トリスでドドンパ」が聞きたいんです。QT @sakuraikeisuke アイ・ジョージのドドンパが聴けてないのであれなんですが、ドドンパの基本(想定)テンポってどのくらいなんでしょうね?「お座敷小唄」と「東京ドドンパ娘」(速い)とではだいぶ違う〜
2015-03-12 00:45:39ただ、ケミストリーのポイントが三連化にあるのは間違いなく、アイ・ジョージがR&Bの三連系リズムに親しんでいたのも、確かだと思います。かつ、日本の歌謡曲との親和性も三連化ぬきには語れない。 @sakuraikeisuke
2015-03-12 00:51:05たしかに、お座敷小唄のテンポだとファッツ・ドミノ(笑)に聴こえるんですが、ドドンパ最大のヒット曲であろう「東京ドドンパ娘」だと、ハチロクというよりシャッフル、スウィング感が強い。3拍目の三連はきっちり3分割ジャストですが。@kentarotakahash
2015-03-12 00:51:53「東京ブギウギ」の60年代版みたいな狙いがあるとあのテンポになるような。 QT @sakuraikeisuke お座敷小唄のテンポだとファッツ・ドミノ(笑)に聴こえるんですが、ドドンパ最大のヒット曲であろう「東京ドドンパ娘」だと
2015-03-12 01:08:17で、テンポ速い分、ベースはツービートになっているので、あまりラテンのシンコペーションがないですよね、このレコードは。ギターがルンバ・パターンを弾いているのが、かろうじて、という感じで。QT @sakuraikeisuke 「東京ドドンパ娘」
2015-03-12 01:10:26