輪島裕介氏×宮沢章夫氏トークショー ~ニッポン戦後「歌謡」史~ ♪歌で描くサブカルチャー地図♪ | 八重洲ブックセンター yaesu-book.co.jp/events/talk/60… 昨夜からのTL「ロック中心主義」の流れは、これの影響か…。本日14:00~於:八重洲ブックセンター8F
2015-03-08 10:11:37.@aki_u_ench 明日の輪島さんとのトーク行きたかったんですが用事が入ってしまって、残念!それで、先日のこのツイートbit.ly/1MeupQn からの連投に以下少し補足しておきます。
2015-03-07 23:40:131)まず、あらためて言っておきたいのは、著者の前作『創られた「日本の心」の神話』同様、『踊る昭和歌謡』は日本大衆音楽(史)研究として画期的な仕事であることは間違いない、ということです。必読書です。@aki_u_ench
2015-03-07 23:43:262) 。その上で、『創られた〜』の、「演歌」とは70年代に「日本人の心の歌」として「創られた」ものに過ぎない、というのが(リアルタイムの目撃者として)「実感」的にまさにその通り!と言えるのに対して、『踊る昭和歌謡』の(マンボ〜ニューリズム期の後の)、@aki_u_ench
2015-03-07 23:44:513) 70年代以降「鑑賞音楽」に転じたロックの「覇権」、それに抗する「踊る音楽」としてのディスコミュージック(P.171)という話が、こと日本の(広義の)ロック史およびダンス(ディスコ)シーンに妥当するのかどうか?「実感」として微妙に「?」が付くのです。 @aki_u_ench
2015-03-07 23:47:284) 先日の連ツイとは別の例で言うと、70年代末から80年代前半(つまりハウス登場以前の)のディスコ(ツバキハウス!)でトーキングヘッズやDEVO、B−52やプラスチックスやヒカシュー、つまり「ロック」で(も)踊りまくった個人的な体験をどう考えるべきか?と。@aki_u_ench
2015-03-07 23:49:565)さらに、60年代末の日本のゴーゴー喫茶ではGSやサイケロックで(もちろんR&Bもだが)踊っていたハズだし、ロンドンのモッズたちもR&Bと一緒にザ・フーで踊っていたのではなかったか?とか。 @aki_u_ench
2015-03-07 23:52:286) つまりは、「鑑賞音楽」(=アート?)となったロック、という認識が今現在どの程度世間的に(あるいはアカデミズムの場で)共有されているのか、僕自身がよくわかっていない、ということなのですね。@aki_u_ench
2015-03-07 23:55:167)輪島さんの、『踊る』や『創られた〜』でも、70年代以降前景化する「本場志向」の「洋楽至上主義」的規範をわれわれは内面化してしまったのかもしれない、という述懐がもし現実だとすれば、それに対する批評として「ラテン」や「モダン昭和」が召喚されるのは道理です。@aki_u_ench
2015-03-08 00:00:468)あと、これはまったくの輪島さんに対する個人的興味からですが、70年代以降のアイドル歌謡曲に関して(「踊る歌謡」と言えば、の)ジャニーズや(筒美京平的に最もファンキーな「恋の弱み」「君は特別」の)郷ひろみを(あえて)スルーしたのは何故か?も気になったり。@aki_u_ench
2015-03-08 00:06:03基本的にポピュラー音楽史観が長らくロック& レコード史観寄りだった。という問題は明白にある。イライジャ・ヴァルドの本が翻訳されればよいのだが…… というかしたい…… amzn.to/1aSSqko
2015-03-08 00:07:47@sakuraikeisuke ありがとうございます! ロック中心主義(とその逆張り)をめぐる問題はかなり核心です。明日もそのあたりの話になるかと思いますが、改めて桜井さんともお話させてください。
2015-03-08 00:40:221)まず考えるべきは、『ビートルズはいかにしてロックンロールを破壊したか』を原文にあたっていないので何とも言えないけど、「サージェント・ペパー」がロックンロールを観賞用の音楽にしてしまったとしても、ロックンロール誕生から約12年。その後も踊るロックはあったし、
2015-03-07 23:59:232)1967年の「サージェント・ペパー」から10年後にパンクと考えた場合、その当の、壊されたロックンロールの歴史はそれほど長くなかったわけで、繰り返しロックンロールは、姿を変えて再登場していることを、『ビートルズはいかにしてロックンロールを破壊したか』の著者は考えているのか、
2015-03-08 00:16:15あ、どう考えているのか、だ。で、つくづく原文にあたりたいわけです。誰か翻訳してくんないかな。 amazon.co.jp/gp/aw/d/019975…
2015-03-08 00:21:34あ、エルビス史観で捉えたロックンロールの歴史はもっと短く、エルビス入隊とバディ・ホリーの事故死によって1958年には一度、死んでおり、ビートルズが62年に登場、ライブで一度も演奏しなかった(再現不可能だった)という意味では66年の「リボルバー」によって観賞用の音楽になったとすると
2015-03-08 02:50:56壊される当のものとしてのロックンロールは、都合、6年くらいしか存在していなかったことになる。しかも、エルビスの話に繋げると、入隊の年にチャートで1位になったのが・・・と、それはあした(もう、きょうになるが)話そう。八重洲ブックセンターへ。
2015-03-08 02:55:07音楽の「加速度」についてずっと考えてた。『サージェント・ペパーズ』から『メタル・ボックス』までたった10年でござる。プレスリーからさえ20年ちょい。そして『Y』から40年近くたっているのにポップ・グループがそのまま来日して変なTシャツ売ったりしている。
2015-03-08 02:58:31『ラッパーズ・ディライト』も同じ頃で、要するに長い目で見ればヒップホップとニューウェイヴは完全に同時に誕生してるんだけど、なんとなくヒップホップのほうが新しい感じするよね。『マン・マシーン』から『プラネット・ロック』までたった4年!笑
2015-03-08 03:03:28でも「プラネット・ロック」はもっとクラシックなものを再利用してる感じしたよね。5年前の『TEE』を再演していた(サンプリングではない)だけなのに。60〜80年代にかけては「それまで聞いたことがない音楽」を大量に体験することができたけど、90年代初頭以降はそういうのなくなった。
2015-03-08 03:07:53