忍殺二次創作【イン・ザ・ストーム・オブ・バレット・アンド・カラテ】♯３（原文のみ）

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

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【イン・ザ・ストーム・オブ・バレット・アンド・カラテ】♯３ #4215tk

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（これまでのあらすじ：ピストルカラテ・ドージョーの師範、サヤカ・サンガから失踪した弟子の捜索を依頼されたタカギ・ガンドーは、彼女と共にネオサイタマを彷徨っていた。そして情報整理のために訪れたオスモウ・バーで、師範を追いかける弟子、ワイルドウェストと出会う） #4215tk

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（師範と弟子の言い争いが始まりそうになったその時、出奔した弟子であるニンジャたちが突如襲来！その火力に圧倒され、ガンドーらは後手に回る。そんな最中、思いもよらぬ第三者が介入！その名はジェノサイド！敵か味方か！？こりゃ目が離せないぜ！） #4215tk

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「「イヤーッ！」」ガンドーとサヤカは散開！彼らのいた場所を、頭上を陣取るクレヴィースが狙撃した！(オイオイ、ジェノサイドだと？なんだあいつは？)着地した探偵は、ビッグウィリーと睨み合う謎めいたカソックコートニンジャを見やる。1 #4215tk

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先に動いたのはビッグウィリーだ。彼は胸の前で両腕を交差。結果、その手に持ったバズーカがガンドーの方を向く。「……オイオイオイ！？」「イヤーッ！」KABOOM！バズーカ発射！「イヤーッ！？」すんでのところでガンドーはブリッジ回避！目の前を砲弾が通過！2 #4215tk

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「ふッ、ざけんじゃねえぞ……！」思わず毒づく。砲弾は建物の外へと流れ、派手な爆音を撒き散らしていた。「イヤーッ！」ガンドーはブリッジ姿勢から即座にワーム・ムーブメント移行！BLAM！BLAM！数秒後にクレヴィースの放った弾丸が床を穿つ！3 #4215tk

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それでもなお気を抜くことはできない！「イヤーッ！」音もなく接近したワンヒットワンダーがカイシャク・ストンピングを放つ！「イヤーッ！」ガンドーは逆方向へワーム・ムーブメント回避、起き上がりざまに49マグナム射撃！BLAM！「イヤーッ！」しかし側転回避される！4 #4215tk

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ワンヒットワンダーはその間に携帯IRCを起動。「モシモシ、ニードルシューター＝サンか？」BRATATATATA！サヤカのマシンピストル掃射を、彼はブリッジ回避する。「騒がしくてすまんな。こちらワンヒットワンダー。スプリンクラー＝サンが死んだ」5 #4215tk

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「イヤーッ！」「イヤーッ！」ガンドーのケリ・キックを後転回避し、なおも通信継続！タツジン！「……そう、ジェノサイドだ。それと偶発インシデント。サヤカ・サンガだ。ディテクティヴとかいうニンジャを連れてる。殺していいな？……了解。オジャマシマシタ」6 #4215tk

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通信を終えたワンヒットワンダーがカラテを構える。両手にピストルを持ったままの、オーセンティックなカラテを。「待たせたな」「気にするなよ。……けどあんた、ピストルカラテ使うんじゃないのか？」ガンドーは油断なくピストルカラテを構え、問う。7 #4215tk

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「使うさ。だが俺は知能指数が高いんだ。使いどきは選ばせてもらう」「使いどき、ね」ガンドーは不敵な笑みを浮かべる。「すぐに使うことになるんじゃないか？」「まさか。俺は勿体振るんだ……イヤーッ！」「イヤーッ！」両者のカラテが激突する！8 #4215tk

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……「イヤーッ！」「イヤーッ！」ビッグウィリーのバズーカ反動を活かしたカラテを、ジェノサイドは後転回避！彼が己の耐久力を過信し、防御を選ばなかったのはさすがの状況判断である。もしそうしていたら、ビッグウィリーのカラテはガードごと彼の体をへし折っていただろう。9 #4215tk

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「イヤーッ！」着地直後、ジェノサイドがバズソー投擲！ビッグウィリーが二丁のバズーカを構えるよりも早く、バズソーがその腕に迫る！BLAM！BLAM！しかしそれは敢え無く撃ち落とされる。クレヴィースだ！「チィーッ！」ジェノサイドに、バズーカの砲口が向けられる！10 #4215tk

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その時だ！「イヤーッ！」「グワーッ！？」横合い、カウンター向こうから飛び出た影あり！ジェノサイドに投げ捨てられていたワイルドウェストだ！彼女はビッグウィリーの頭に飛び蹴りを見舞う！「ヌゥーッ」ビッグウィリーが唸る。「効かんぞ、この程度！」実際揺らぎもしない！11 #4215tk

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ワイルドウェストは答えない。彼女は蹴りの反動で飛び離れ、背後の壁を蹴ってさらに飛んだ。ビッグウィリーの頭上を飛び越え……彼に向けて二丁のライフルを構える！こちらを見上げるジェノサイドに、彼女は一つウインクをした。そして！「バンジョー！」BLAM！BLAM！12 #4215tk

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彼女のカラテ・シャウトと同時、ライフルから撃ち出された白いカラテミサイルがビッグウィリーを襲う！「イヤーッ！」ビッグウィリーは後転回避！ワイルドウェストはその反動でさらに飛び、バーの天井に開いた穴を抜けていった。クレヴィースを抑える算段なのだ！13 #4215tk

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着地したビッグウィリーは、ワン・インチ距離に迫るジェノサイドを見た。怒りに燃える緑色の瞳。「イヤーッ！」「イヤーッ！」その正拳突きを両腕を交差しガード！想像以上の威力に骨が軋む！ビッグウィリーはバズーカのトリガーを引こうとした。14 #4215tk

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「イヤーッ！」「グワーッ！？」突如腕に走った痛みに、ビッグウィリーは片方のバズーカを取り落とした。彼は眼球を動かし元凶を見つけ出す。サヤカ・サンガ。ショットガン反動で割り込んできた彼女が、銃についたブレードで彼の腕装甲の隙間を貫いたのだ。15 #4215tk

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サヤカの目は冷徹だった。彼女は迷うことなく、ビッグウィリーの頭へマシンピストルを向ける。「ウ……ウオオーッ！」ビッグウィリーは咄嗟に両腕を振り回し、サヤカを払いのける！「イヤーッ！」「イヤーッ！」カラテを仕掛けてきたジェノサイドをカラテ迎撃！16 #4215tk

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「まだだ……まだだッ！」ビッグウィリーは残されたバズーカを後方へ向けた。バズーカ反動突進で、ジェノサイドを仕留めるつもりなのだ！「イヤーッ！」カラテ反動で飛び離れていたジェノサイドが、それを阻止すべく両腕を振り上げる！バズソーが飛ぶ！17 #4215tk

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……「イヤーッ！」「イヤーッ！」ワンヒットワンダーのピストル正拳突きを、ガンドーは紙一重で回避する。「イヤーッ！」「グワーッ！」一瞬の隙をついて放たれた膝蹴りを腹に受け、ガンドーは吹き飛んだ。ワンヒットワンダーが余裕げにガンスピンをする。18 #4215tk

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「使いどきは間違っていなかったようだな」油断なくザンシンし、ワンヒットワンダーが言う。「どうしたヒーロー気取り。もうへこたれたのか？」「冗談だろ」血混じりの唾を吐き捨て、ガンドーが立ち上がる。「ちょっと……意外だったからな。強いじゃねえか、あんた」19 #4215tk

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「そう。俺は強いんだ」ワンヒットワンダーが嘯く。「もうインストラクションがいらんくらいにな」「知ってるか？調子に乗ったやつから負けるんだぜ」「負けかかってるヒーローには似合わん言葉だな」ガンドーは苦笑いする。ワンヒットワンダーの構えに隙はない。20 #4215tk