異能使い第二式 リプレイ「矢城町怪奇劇」第8話－それぞれの正義－

Fu-ga @Fuga14

マスターシーン クラウド「たった１人で勝てると思ったのか？」 土方「舐めるなよ！こう見えても俺も天武八家だ。遅れはとらない！」 クラウド「天老院は潰す！」 土方「俺は、風花さんの笑顔を守る！」 交錯する攻撃。クラウドの攻撃が土方に致死級のダメージを与える。 クラウド「終わりだ」

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土方「うぉ━━━━!!」渾身の攻撃をクラウドにぶつける。負傷するクラウド。 クラウド「やるな…だが、貴様を殺して、天老院滅殺の狼煙にしてやる」 その瞬間、虚空より闇が空間を切り裂く。 御影「やらせないよ…土方くん、まだ戦えるかな？」 土方「無論です!!」立ち上がる。

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クラウド「御影！貴様が増えたくらいで状況が変わるとおもっているのか？」 御影「もちろん！」そう言うと辺り一面を闇が包んだ。そして、２人は消えた。 クラウド「ちっ！逃がしたか…」 御影「大丈夫かい？あれほど言ったのに」 土方「すいませ…」ぐったり倒れる。

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しばらくして、風花の携帯がなった。 御影「風花ちゃん、土方くんがクラウドにやられてしまって、意識不明なんだ…それで…」 風花「わかりました」電話を切る。 風花「先生を倒しにいきます…みなさん協力してください」頭を下げる。 礼希「あったりまえじゃん！」 律「行きましょう」

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クライマックスシーン 裏山にクラウドを呼び出した。 風花「先生…わたしは覚悟は出来てます」 クラウド「そうか…お前を倒してその草薙の剣を破壊しなくてはならない」 風花「どういうことですか？」 クラウド「火凛を守るためだ。天老院は火凛を抹殺しようとしている。そして…」

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クラウド「…草薙の剣と天叢の雲が合わさってできる十束の剣は全てのものを切ると言われている。これもまた残して置けない。俺は草薙とか叢雲とかはどうでもいい。火凛を守るために戦っているんだ」 律「そこまで…」 クラウド「風花、おまえにも守りたいものひとつやふたつあるだろう？」

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風花「私はこの町や人々を守ります！」 さて、戦闘だ！前回やりすぎてしまったので今回は秘策があるのですよ！！が、前回の恐怖が残るPCは慎重に回していく。その慎重さ（　ノﾟДﾟ） よし！ まーねー迷信なんですが、よくGMの時だけダイス目奮うみたいなことあるでしょう？迷信ですが、

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長年GMやってるとホントにダイス目が空気読むことがあって、ギリギリPC助かったみたいなことが結構あるのですよ実はね。そういう意味では、楽勝すぎず、PCとエネミーのリソースをしかっり使わせて、シメるキャラがしっかりシメレるなんて戦闘バランスは５回に１回くらいなわけですよ。 その為に

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前回かなりしっかり強く組んで、様子を見るわけで、今回が一番、盛り上がるからねｗという訳で、前回のデータそのまんまの敵を出しました。本来、クラウドの方がストームより強い設定ですが敢えてです。 そして、風花のフィニッシュで決まった。 クラウド「く、強くなったな…」 風花「先生」

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クラウド「この傷さえなければ、負けはしなかったが…言い訳に過ぎんな」左の肩を大きく負傷していた。 風花「それは？」 クラウド「天老院の意地だ…」 風花「先生、いつかの稽古の続きをしましょう…」僅かに微笑む。 クラウドそうだな…」構える。 その突如、クラウドが激しい炎に包まれた。

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燃え苦しむクラウド。その後ろから悠然と火神暁人が歩いてくる。 火神「何が稽古だ！この時間がない時にふざけるな！！！！」 アウル「貴様…この先は許さん…」アウルが立ちふさがる。 火神「どけ！うちの息子が死にかかってるのだ。天老院に楯突くとはどういうことか教えてやる」

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礼希「おっちゃん、最低だ」睨みつける。 風花「待ってください！みんな」うつむきながら声を張り上げた。 風花「ありがとうございます…」 燃え続けるクラウド。 火凛「クラウド？…クラウド！なんで燃えてるのクラウド━━━━!!わ━━━━!!」 クラウン「おやおや～これは」 律「く」

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火凛「よくも、よくもクラウドを━━━━!!コロス…」炎の塊を作る。 火神「エネルギー風情が、図に乗るな！」 火凛が炎の塊を投げつける。 礼希「ダメだよ━━━━!!」氷で相殺する。 アウル「クラウン…貴様」 クラウン「火凛が心配だというから一緒に見に来ただけです( ￣▽￣)」

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クラウン「傀儡さ～ん」 傀儡「おい！」すると小田切、なつみが神楽で火凛を鎮める。 律「…」 火神「貴様も今この場で殺してやる」 クラウン「ようやく準備が整いました。クラウドはよく働いてくれた。ワタシは忙しいので」退場していく。 火神「不満そうだな？だが、後詰めを頼んだのはお前だ」

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風花「わかってます」 エンディング 礼希はちなみばーさんと夕食をとっていた。 礼希「師匠、オイラは人間ではなかったのですね？」 ちなみ「そう、知ってしまったのですね。そうですよ。でも、」 礼希「でも？」 ちなみ「あなたは長い年月をかけて心を持った。そして今、西村礼希として…」

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ちなみ「…ここに存在している。私の可愛い孫です」 礼希「はい、でも、火凛は…」 ちなみ「あなたが思うことをすればよいのです」 礼希「はい」 アウルは事務所で静かに怒っていた。 アウル「ピエロ！」 ピエロ「お～アウルさーん、どうかしましたか？」 アウル「預けておいた装置、あれを」

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爺や「お、おぼっちゃま！そんなものは必要ありまん！」 アウル「爺や…決めたよ」 爺や「た、確かにわたくしはおぼっちゃまのメンテナンス係でございます。しかし、大事に思うことには変わりないです。次に限界を超えればもはや…」 ピエロ「爺やさんはアウルさんに甘すぎマース。それに」

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ピエロ「アウルさんが決めたのなら仕方ないことデース( ￣▽￣)　」 爺や「し、しかし」 アウル「爺や、最初は療養に母の思い出の場所に来ただけに過ぎなかった…言われて、思ったよ…、私にも守りたいものひとつやふたつがあることを。だから、戦わなければならない」 爺や「…」

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律は陽子と一緒に下校中だった。 陽子「今日も来なかったね～火凛ちゃん(m´・ω・｀)m」 律「そうだね…」 陽子「今度また、様子を見にいこうよ(*´∀｀*)」 律「そうだね…ねー陽子ちゃん！」 陽子「うん？何??」 律「陽子ちゃんは居なくならないでね」 陽子「何いってるの～」

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陽子「当たり前でしょう～ヽ(*´∀｀)ノ」 風花は天老院で氷室唯に事の顛末を説明しいた。 そして、帰宅するところであった。 暁彦「ふ、う、か━━━━!!」 風花「あ、暁彦くん!?」 暁彦「すっかり元気になったぜー！o(≧▽≦)┌θ」 土方「風花さん！無事で良かった」

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風花「土方さん！」 土方「ご心配おかけしました。もう大丈夫ですｗ」 風花「良かった」 暁彦「風花はオメーのことなんか心配してねーよヽ(`Д´)ﾉ」 土方「元気になったとたんめんどくさい人だな～」 暁彦「あ～( (≪●≫) ）Д（ (≪●≫) )」 土方「(°_°)」

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風花「まーまー(^^;」 土方「そうだ！これは内緒でお願いします」というと何かを風花に渡した。 土方「天叢の雲です。うちが管理なんで」 風花「ありがとうございます」 暁彦「困ったことがあったらなんでも言えよｗ」 土方「いつでも力になります」 風花「うん(*´∀｀*)」

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そして、クラウドが散った場所に律は１人で花を手向けに来た。そして、襟を正し、鎮魂の神楽を舞う。 律「火凛ちゃん…」 桜の咲き始める時には必ず別れが来る。矢城町にも春が芽吹いてきた。そして、ひとつになる十束の剣。次回に続く。 次回、始まり時 お楽しみに #TRPG