藤村龍至さんによる『東京でBIGを語る』(レム・コールハース、中島直人、太田佳代子、藤村龍至 南後由和 )の感想(20150519)
レム:謙虚に「限界はある」と言うことも可能だ。強いて言うなら以前「ヨーロッパの将来像を考える」という委員会に呼ばれて出席していたとき、周囲が皆大物政治家だった時、建築はまるで通用しなかった。これをやりたければ政治家になるしかないと感じた瞬間だった。
2015-05-19 12:38:20藤村:今の答えでなぜ今日あなたが「alert 警告」という言葉を使っていた意図がわかった。この本は啓蒙書ではなくあくまで「警告」であり、その点が自分の考えを啓蒙しようとしていた黒川紀章と違うところ。黒川紀章はより広く啓蒙したい衝動を抑えきれず、政治家になろうとした。
2015-05-19 12:41:07藤村:というわけで会場の皆さんは『S, M, L, XL+』を教科書のように読まず、警告として受け取りましょう。 レム:その通り(ちょっと安心した表情)。ありがとう。自分はモデストでありたくない。
2015-05-19 12:42:11藤村氏が先日のレム・コールハース・トーク@六本木の要約をツイートしていて、それはそれですばらしいのだが、あまりにも当日のぼくの印象と違うので愕然としている。
2015-05-19 12:23:00ぼくの印象では、そこまで明確に質問の意図は伝わっておらず、答えは一般論で終始した感じだったんですよね。。でもまあ、それはぼくがあまり建築の文脈を知らなかったからかもしれない。あるいは単に話聞いていなかったからかも。 twitter.com/Ringoski/statu…
2015-05-19 12:30:13というわけでさっそく観客席にいた東さんからツッコミが入っている。レムの回答はひらおさんのツイートをもとに修正したもの。自分は質問のメモがあるので話したものを順番に書き下している。実際は通訳が挟まっているのでそれほどリズミカルではなかったことはお断りしておく。
2015-05-19 15:56:19打ち上げの席。あまり話せないかなと諦めていたのだが、少しだけサシで話せた。藤村:神戸のことを知っていますか? レム:知らない 藤村:海上の人工島に海上都市を作った レム:いつのことだ? 藤村:1960年代 レム:メタボリズムとパラレル・ヒストリーというわけか!?
2015-05-19 16:03:29藤村:神戸には水谷頴介というレイモンドフッドみたいな建築家がいて、彼についての本を書こうと思っている レム:それは面白い。書いたら送ってくれ 藤村:YES!(・・・日本語だけど)
2015-05-19 16:04:33というわけでレムは小刻みに質問をしてネタを提供したりするほうが会話が弾む人のようだ。トークイベントもそういうふうにすればよかったと後悔。
2015-05-19 16:05:49今思うと、どうせ対話なんて成立するはずもないし、相手も期待してないだろうと少し卑屈になっていたかな。最初からもう少し積極的に対話したほうがよかった。いつかまた機会があれば。
2015-05-19 16:08:11