永青文庫「春画展」記者会見まとめ

5月21日、永青文庫で開催される展覧会「世界が、先におどろいた。春画 Shunga 」の記者発表会からの中継をまとめました。
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ShungArt (出た〜) @ShungaArt

今も日文研ではメキシコをはじめとする海外の研究者が実物を持ち出して研究している。海外の性の表現が違い非常に面白い。

2015-05-21 14:16:05
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

日文研石上阿希さん。今回の展覧会には日文研から多くの資料が貸し出される。また、大英博物館の準備にも携わったが,こちらは国際的な春画研究の成果のたまものであった。

2015-05-21 14:17:43
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

春画プロジェクトは大英博物館の春画展巡回を希望したが、それは叶わなかった。今回この展覧会が開催される事になりプロジェクト参加者も喜んでいる。春画はどのような社会に存在し,どんな人が読んでいたかを理解する事が重要。この展覧会によって日本での春画研究が進みことをのぞむ。

2015-05-21 14:19:16
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

竹内永青文庫館長,三宅学芸課長。永青時代に細川家の文化財を公開する博物館。大英博物館の春画展の出品作は160点。今回の展覧会は120点。共通作品は70点

2015-05-21 14:21:20
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

今までの春画展示は1998年福岡市美術館の大歌麿展。2001年の京都博物館のヒューマンイメージ,立命館大学,森美術館,埼玉県立博物館等で徐々に春画の展示はひろがってきた。

2015-05-21 14:22:35
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

2013年森美術館のラブ展、岡田美術館「北斎春画の名作」など2010年以降春画の展示は作品展数を限り,浮世絵展のひとつとして公開。また、展示の仕方に、別室で行うなど工夫がされた。2014年の東洋文庫では春画をほかの浮世絵と同列に展示した。

2015-05-21 14:24:19
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

100点を越える規模、春画を真正面からとらえた展覧会は日本で初めて。一般の方々に開かれた現状をふまえ今回の展覧会は開催される。

2015-05-21 14:25:01
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

展覧会の構成。プロローグ,肉筆,版画、豆本、エピローグの四章。作品技法、形式でわけているのが特長。大英博物館の展示はコンテクストで章がわけられていた。章立ては違うが出品作品、内容は多く受け継いでいる。

2015-05-21 14:26:33
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

プロローグ:複数の場面で画面を構成する春画では,まだ愛の営みを交わしていない絵が最初に多く描かれる。プロローグではその作品ばかりを集めている。

2015-05-21 14:27:46
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

「煙管」鈴木春信の絵ではこれからはじまる!始まるといってはなんですが、その光景を描いたもの。

2015-05-21 14:28:42
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肉筆:版画のような印刷ではなく肉筆で描かれた物。庶民文化が花開いた後、多くの絵師がてがけた。例:稚児の草子(鎌倉時代、現存する最古の春画)

2015-05-21 14:29:53
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

性器のサイズを比べ合っている絵も。春画は愛の場面を描くだけでなく笑いを描いたこともわかる。愛を交わす場面はよろこびに満ちていて,春画がわれわれの愛のよろこびを描いている事がよくわかる。

2015-05-21 14:31:24
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

春画屏風。鎧を着た男女が組み合っている絵だが,男性の草刷りを引き上げると交わりがでてくる。

2015-05-21 14:32:13
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

版画の傑作:春画は多くの絵師たちが手がけており,春画を見なければ浮世絵師の全貌を知る事はできない。絵とともに彫りや刷の技が織り成す粋を堪能してほしい。特に線の美しさは版画ならでは。

2015-05-21 14:33:23
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

鳥居清長「袖の巻」、歌麿「歌満くら」、北斎「喜能会之故真通」(蛸との情事)、北斎「富久寿楚宇」など。

2015-05-21 14:35:24
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

今回の展覧会の独自の試みは、「大名家と春画」「徳川将軍御用達の狩野派の春画」「豆判の春画,大小絵暦交換」などを出品する事。

2015-05-21 14:36:53
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

豆判:9センチ×13センチポケットサイズの版画。携帯し,見せ合い,互いに交換する豆判でも春画が作られていた。江戸城内でも交換されていたという証言もある。

2015-05-21 14:38:28
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

エピローグ:永青文庫所蔵の春画。江戸時代の肉筆と版本。日本で最初の春画展である本展をきっかけに春画が長い間人々とともにあったということを知っていただきたい。

2015-05-21 14:42:23
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

肉筆と版本、永青文庫の春画を見てしんみりとして(笑)お帰りいただきたい。

2015-05-21 14:43:53
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

永青文庫竹内館長。なぜ永青文庫なのか?春画という物は大名家と切っても切れない。いいものはだいたい大名家にあり,ヨーロッパから来る物は徳川御三家のものもある。所有者の位も絵の位も高い。

2015-05-21 14:45:48
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

18歳未満は入場禁止。性交渉の絵を描いており,東京都の条例を鑑みて大人のみの展覧会となった。書籍やインターネットでは公開されている。警察署と話し合いで子どもが入って安いお金で図録等を買われては困るとのこと。

2015-05-21 14:47:53
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

古くはお息図と呼ばれていた春画。お息とは横になって休むこと。中国由来とされる。

2015-05-21 14:48:53
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

質疑応答:大英博物館の展覧会はコンテクストによっていた。今回の展覧会は判型等でわけれれているがなぜ? スペースの問題は間違いなくある。永青文庫はそんなに大きくないので、肉筆画巻などを入れてももったいない。できるだけいい形で見せたいので判型での章立てとなった。

2015-05-21 14:52:08
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

ありがたいことにスペースが小さいので展示ケースと展示ケースが離れていてもすぐにそこ。必ずしも一カ所になくても観覧者がすぐにもどって確認する事ができる。

2015-05-21 14:53:19
ShungArt (出た〜) @ShungaArt

春画展はなぜ開催できなかった? 十八歳未満をどう確認する? 受付で顔を見て若い方に関しては身分証明を拝見する。エレベーターの入り口でもチェックをする。大英博物館では16歳未満は父兄同伴だった。

2015-05-21 14:55:33
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