歌月先生のゆるり古今和歌

*と*う*ら*ぶ*歌*仙*兼*定*のなりきりアカウントのkasen_miyabismが、古今集を毎日ゆる~く、そして雅に風流に紹介解説したもののまとめ。 様々な書籍やサイト様を参考にさせていただいています。 本格的な解説をご希望の方は、ぐーぐる検索もしくは書店へ雅に出陣を!
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歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

よし。これで少しは先生っぽくなったかい? #歌月先生のゆるり古今和歌 …まぁ先生ってほどの内容は期待しないで欲しいが、便宜上ということで勘弁してもらいたいね。

2015-03-16 13:27:56
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

古今和歌集は、平安時代の前半に作られた和歌集だ。多分、万葉集という名前も聞いたことがあると思うけれど、それに選ばれなかった古い歌たちの中から選び纏めたものが、古今和歌集だよ。全20巻の約1100首もの歌が詰め込まれてる。凄い数だろう?  #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 13:36:46
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

流石に毎日少しずつ紹介しても全てとはなかなか行かないから、僕が気に入ったものや紹介したいもの、また皆ならどう解釈するだろう?というものを紹介していこうと思う。ちなみに、巻はテーマごとに分けられているので、もし希望があれば指定の巻から紹介しよう。  #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 13:39:34
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

巻は、春、夏、秋、冬、祝い事、別れ、旅、物名、恋、哀しみ、その外のもの。その外には所謂57577でない物もあるが、今回は57577の形のもののみを紹介していくよ。ちなみに恋の歌が一番多い。そこで今日は少しその話をしようと思うよ。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 13:54:32
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

あと、僕がこれをやってる時は『ああ暇なんだな』と思っていてくれ。だから途中で間が空いたり翌日まわしになったりもする。とにかく、ゆるい。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 13:56:14
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

平安の時代、男女が出逢うような機会は基本的にない。ではどうやって相手を知るんだろう?と言うと、噂なんだ。「○○殿のお宅の姫君は大変美しいそうだ」「△△殿のお宅の隣に大変な才女がおいでだそうだ」なんてね。それを頼りに男は屋敷を訪ね、手紙を渡すんだ。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 14:18:19
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

「あなたは花のようなかんばせで素晴らしい気品の持ち主と伺いました、どうか私とお話をして下さいませんか」なんてね、そういった意図を和歌に携えて、その姫君に送る。しかしあちらも噂の姫君だ。歌を贈ってくる相手はいくらもいる。その一言では余程会ってはもらえない。#歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 14:22:09
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

「花のようと言うけれど花はいつか枯れるし、気品だって野に出ればそれがなんだって言うのだろう。それでもあなたは私と話したいの?」なんて、試すような歌を姫君は送り返すだろうね。そこから男は何度も和歌を送り、通い親好を深め、それでやっと姫君とご対面できる訳さ #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 14:29:43
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

そうして和歌は平安時代の貴族たちに取って重要な恋の手段となった。何せ貴族だから、相手を選ぶのに家柄は勿論、教養のある者を選びたい。和歌のやりとりは相手の想いを汲んでくれるかと、それと教養を測る打ってつけのやりとりだったのだろうね。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 14:43:57
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

さて、そんな訳で古今和歌集に多くの恋歌が含まれる理由がおわかり頂けたかな。その中からまず一つ、紹介させてもらうよ。 月夜よし 夜よしと人に 告げやらば 来てふに似たり 待たずしもあらず (よみびとしらず) #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 15:58:39
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

この歌の意味は『月がとても良い夜だよ、と…あなたに告げてしまったら、会いに来て欲しいと言ってるみたいじゃないか。…待っていない訳ではないけれど。』という意味の歌だよ。月が綺麗だからとわざわざ言うのは、一緒に見たいと言うことだ…ともとれるし、 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 16:05:54
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

昔は主達の時代と違って、夜は真っ暗。月明かりの明るい日なら、自分のところまで来る道も迷わず来れる…という誘い文句に取られる、という意味だ。そして、この歌を詠んだ者は、本当はそれを理由にしてでも会いたくはあったが、素直に待っているとも言えなかったようだね #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 16:11:34
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

これが転じて『あいらぶゆー』を『月が綺麗ですね』と訳されたのではないか…というのをどこかで見たことがあるよ。ちなみにこれは恋歌四巻目の692番目の和歌だ。今時線ではやりのやんでれ、ではなくて、きっとつんでれ、だったのだろうね。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 16:15:34
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

よみびとしらず、となってはいるけれど、多分これを書いたのは女性だろうね。女性は自分から相手のもとへ会いに行く、ということはなかなかできなかったから、ひたすら待つか催促の手紙を贈るしかなかったんだ。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 16:23:43
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

知りたい和歌や、お題があればもらえると僕が選びやすくなるから、気が向いたら教えてくれ。  #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-16 17:33:18
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

はい、雨殿。いい質問なので引用。 QT @ururu_k0612: はーい、歌月せんせー(挙手)読み人しらず?って、なんで書いた人わからないのー? 本当にわからない場合と、名前が伏せられた場合があるそうだ。身分が低かったり、政治的に問題があったり、その人の歌が多すぎたりね。

2015-03-16 17:37:54
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

あと、これらの編集を命じた天皇が自分のも!って入れたものもよみびとしらずになってるとか。ふふ。

2015-03-16 17:40:34
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

絵馬をつけわすれたね。うっかりだ。まぁいいか。

2015-03-16 17:43:20
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

検非違使とは習ったのを覚えている主たちも多いと思うが、平安時代の警察だと思えばいいよ。ただ裁判関係も扱っていたから、権力が強くなりすぎたようだけれどね。武士が現れ始めてから衰退しているよ。 #歌月先生のゆるり古今和歌に関係なくなくもない

2015-03-16 18:37:50
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

主、美月殿からは百人一首から好きなもの、と言われたので、せっかくだから明日やろうかな。 #縁者さんから来たお題でなんでもランキングトップ3  #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-17 01:24:50
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

ところで姿絵が寝ている間に届いていたよ。という訳で、今日の #歌月先生のゆるり古今和歌 は #歌月先生の超やんでれ訳百人一首 でお送りするよ。というと、百人一首…というのも別の意味に聞こえないかい?首を差し出せ。

2015-03-17 08:41:15
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

では、今日の #歌月先生のゆるり古今和歌 始めていこう。今日は昨日の絵馬に反応をくれた主からの希望で、百人一首から三首紹介していこうと思う。まず、百人一首についての話を少ししていくよ。簡潔に話すが時線を埋めるので煩わしければ、絵馬をみゅーとしてくれ。

2015-03-17 12:47:23
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

あと、今日の紹介はお題を希望の主がやんでれ大好きだということで、 #歌月先生の超やんでれ訳百人一首 のタグでやっていく。やんでれ、おふざけ解釈が苦手なものはこちらをみゅーとしてくれ。和歌の紹介と通常の訳は  #歌月先生のゆるり古今和歌 をつける予定だよ。

2015-03-17 12:47:46
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

現在、百人一首と呼ばれているものは、藤原定家が小倉で編纂した小倉百人一首と呼ばれる和歌集だ。これは古今和歌集を始めとした、それまでに集められた和歌集の中から、百人の歌人の歌を一首ずつ選んだものになる。古今集からは24首、今回はこの中から3首紹介するよ。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-17 12:54:57
歌仙兼定*極@歌月 @kasen_miyabism

ではまず、一首目。 心あてに 折らばやをらむ 初霜の おきまどわせる白菊の花 当てずっぽうだが折るなら折ってみよう。初霜がおりて真っ白た野に咲いて区別しにくくなっている白菊の花を。 読み手は 凡河内躬恒。36歌仙の一人だね。 #歌月先生のゆるり古今和歌

2015-03-17 13:01:54
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