日本海の深海底を闊歩するベニズワイガニ ~水深差1000mを超える大移動はなぜ起こる?/養松 郁子さん サイエンスカフェにいがた第86回
水圧は関係ないの? 答え:多分ない。陸上でもわりと簡単に飼育できるので。海洋深層水で富山の施設で飼育している。 #ngtsc
2015-06-06 16:12:31後半開始
調査のために、底引き網を引っ張って、採集してみました。この方法だと、小さなものまでとれるので、いろんな大きさ(せいちょうだんかいの)カニが手に入る。 #ngtsc
2015-06-06 16:17:49大中小のカニ。日本海の水深を100mごとに区切って、各地で調査をしました。これで、海域ごとの水深別分布がわかりました。10年くらいかけてます。 #ngtsc pic.twitter.com/zQMuptj64O
2015-06-06 16:20:09オスのベニズワイガニ 小さいうちは水深1000mくらいのところにいて、大きくなるにつれてどんどん深いところに移動。そして2500mくらいまでとうたつしたら、その後は成長するにつれ、浅い方向に移動していく。メスもだいたい同じ傾向。 #ngtsc
2015-06-06 16:27:51なぜ、ベニズワイガニは水深2000mまで移動するのか? その謎に迫る。まずは、エサの話から。 #ngtsc
2015-06-06 16:32:42エビの卵、小さいカニ、イカの足、甲殻類、貝類、などがベニズワイガニの胃からでてきた。深いところでは共食いもしていた。結構強烈に。12%くらいの個体が共食いしていた。浅いところではイカ類が多い。 #ngtsc
2015-06-06 16:35:12ベニズワイガニの成長。メスは11回脱皮をすると、それ以上大きくならない。オスは13回脱皮をして、体を大きくする。漁業で捕獲されるサイズはオスの12齢以上の個体。脱皮はカニにとってリスクが大きいので、ある程度大きくなったら、脱皮しないほうが安全。 #ngtsc
2015-06-06 16:42:11ベニズワイガニがメタンハイドレートに群がる理由は、まだわからない。エサに寄ってきているわけではないらしい。メタンハイドレート海域はデコボコが多いので、隠れ家として利用しているのかも。 #ngtsc
2015-06-06 16:44:20第86回サイエンスカフェにいがた『日本海の深海底を闊歩するベニズワイガニ』ゲスト日本海区資産研究所 養松郁子さん。ベニズワイガニの話題は尽きない。興味のある方は10月3日研究所の一般公開へどうぞ。 #ngtsc pic.twitter.com/iPmZKuYtkK
2015-06-07 08:43:23質問コーナー
質問コーナー ベニズワイガニとズワイガニの違いは? 答え:生態的には似ている。違うところは色(ズワイガニは腹側が白い)、身の詰まり具合が違う、鮮度落ちがベニズワイガニのほうが早い。 #ngtsc
2015-06-06 16:48:08南蛮エビについて教えてください。 A:性転換します。最初はオスで、大きくなるとメスになる。 #ngtsc
2015-06-06 16:49:04他の国の漁船との競合は? 答え:わりとトラブルがある。カゴの上にカゴを置くと、下のカゴが上がらなくなる。領海がはっきりしていない海域で多い。 #ngtsc
2015-06-06 16:50:42Q:ズワイガニ は オスメス両方 獲ってて食べるのはなぜ? A:天然でメスが多いので、とっても資源を心配しないでもいい。きちんと漁獲量が管理されているから、大丈夫。 #ngtsc
2015-06-06 16:55:52次回予告
#cafe_sci【新潟開催】第87回 サイエンスカフェにいがた「新潟にとって新潟水俣病とは? ─新潟水俣病公式確認50年」(仮題)(7/25)ecosci.jp/n-cafe/yokoku8…
2015-06-05 22:56:54#新潟のカガク。#水俣病。新潟水俣病50年。明日のカニカフェの次は7/25サイエンスカフェにいがた『新潟にとって新潟水俣病とは?』! bit.ly/1QbcYHH 野中昌法さんと高野秀男さんに対談していただきます。 pic.twitter.com/KOFq2nGu9F
2015-06-05 15:51:36