黒色中国さんによる中国のお話(Ver1.1)

とても参考になるお話だったのでまとめさせて頂きました。 読みやすいよう一部カットして順番は入れ替えてあります。
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リンク Wikipedia 陸軍中野学校 陸軍中野学校 (りくぐんなかのがっこう)は、諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした大日本帝国陸軍の軍学校(実施学校)で情報機関。かつての所在地は東京都中野区中野4丁目付近で、校名の中野は地名に由来する。偽装用の通称号は東部第33部隊。 創設の動きは1937年(昭和12年)、戦争形態の加速度的進化で謀略の重要性が増し、日本が世界的な潮流からの停滞を余儀なくされることを怖れた岩畔豪雄中佐が、参謀本部に「諜報謀略の科学化」という意見書を提出したことに始まる。同年末、陸軍省が中心となってその創設
黒色中国 @bci_

大体の人は孫子にハマると「孫子読みの孫子知らず」になるので、畠山清行さんの秘録・陸軍中野学校』を読む方がためになるでしょうね。つい70数年前の日本人が取り組んだ記録でもあるし。二千何百年前の中国人が書いた本よりも実用的です @riekohayakawa @sakanaQoo

2015-07-27 20:42:13
黒色中国 @bci_

『秘録・陸軍中野学校』の面白いところは、スパイに適格な人材が軍人の中にいない(あんまり軍人らしさを身につけているとスパイとして役にたたない)ので、学業優秀な若者を集めて、軍人らしくない人間の養成をするところだ。でも、そういう若者の中から、百難不屈の本物の「愛国者」が出てくる。

2015-07-27 20:45:59

軍人らしくしてはいけない>終戦を知らずにフィリピンのジャングルで戦後30年間も戦闘行動を続けた小野田寛郎少尉も陸軍中野学校二俣分校出身でしたが、普通の軍人は威張って市民が平伏していたのに対し、分校では生徒が悪さすると近所の人が怒鳴りこんできて学校側が頭を下げていた、なんて手記にありましたねw

黒色中国 @bci_

@59224 『陸軍中野学校 終戦秘史』も合わせてお読み下さい。沖縄の話が、なんとも切なくて、私のお気に入りのエピソードです

2015-07-27 21:29:03
ひこワン @hiko_1fx

昔、SAPIOのスペシャで『私が愛した「スパイ映画」BEST50』というのがあって、2位が「陸軍中野学校シリーズ」だったのですが、推薦者の紹介文に「北朝鮮の元工作員によると諜報員の教育にこの映画を活用している」と書いてありました。 twitter.com/bci_/status/62…

2015-07-27 21:01:02
黒色中国 @bci_

前に佐藤優さんがどこかで書いてたと思います。今でも使ってるかは不明ですが。戦後に再現された陸軍中野学校の教本があって、それが北朝鮮のスパイ用教材になっているという話もありました @riekohayakawa @sakanaQoo 北朝鮮でスパイの教材 - 冗談ですよね!

2015-07-27 20:29:08

桐島 / 相良 @krsmnry

@bci_ 日米開戦経緯と中国の台頭は似ている部分があるので,日米開戦経緯に関する知識を,部分的に応用しています。話は変わりますがトゥキディデスは戦争の原因を「利益・恐怖・名誉」に大別しています。古典的な考え方ですが。少し考えたのですが中国の「領土完整」は“名誉”の問題かもな,と

2015-07-27 03:01:36
桐島 / 相良 @krsmnry

@bci_ まあ何にせよ,中国を,日中関係を,日米中関係を,東アジアの国際秩序を,広い視野で考えていかなければなりません。「反中ではなく知中」がスローガンです。黒色中国さんの「中国人と会って話す」も一つの有効なアプローチです。私は机上ばかりですが。

2015-07-27 03:20:42
黒色中国 @bci_

大戦が終わった後、中華民国は日本の「占領」に参加する余力がありませんでしたが、名古屋には人を送ってますね。汪兆銘が現地に残した痕跡を探していたんじゃないかと思います。南京にあった墓は爆破して遺体は廃棄。とにかくもう一つの「政府」があったことを歴史から消したかった @krsmnry

2015-07-27 21:10:45
黒色中国 @bci_

結局、中国の政権はみんな軍閥みたいなもので、人民による人民のための人民の政府は存在しない。選挙もない。だから、「政府」は乱立しやすいけれど、他の「政府」を全部潰さないと、いつ自分が「偽政府」にされるかわからない。中共もそういう不安をどこかに抱えているはずです @krsmnry

2015-07-27 21:12:39
@dpll_ @dpll_

ゆえに建国時の「中華人民共和國中央人民政府公告」には「中央人民政府爲代表中華人民共和國全國人民的唯一合法政府」(中央人民政府が中華人民共和国全国人民を代表する唯一の合法政府である)とある。 @bci_ @krsmnry twitter.com/bci_/status/62…

2015-07-27 21:20:56
黒色中国 @bci_

実質上、台湾の存在を無視していても、大陸の統治には何の不利益もないと思うんですけど、中共建国後、ずっと台湾回収を「国是」として掲げてきたから、いまさら引込みがつかなくなってしまった。そういう意味で「名誉」的な戦争の対象になっているのはあると思いますね。 @krsmnry

2015-07-27 21:15:20
黒色中国 @bci_

利益だけ考えたら台湾回収なんかしない方がいい。特に民主化以後、台湾は中共の手の届かないところになった。ただ、1996年の総統選挙の屈辱…台湾海峡にきた米国第七艦隊を目の前に何の手出しもできなかった…この国家的トラウマの雪辱が「台湾回収」の新たな目標になったような @krsmnry

2015-07-27 21:21:48
桐島 / 相良 @krsmnry

@bci_ 台湾というか「亡命政権」だった中華民国の吸収ですね。中国を代表する国が中華民国から中華人民共和国に代わったといっても,(中華民国は)物理的に台湾を支配しているどころか,厄介なことに民主化までしてしまいましたからね。

2015-07-27 21:23:12
kincade @kincade1918

えと……それってつまり、国家的な面子の問題ですかね?(滝汗 台湾周辺海域の航路確保とか、そういうのではなく? @bci_ @krsmnry

2015-07-27 21:23:46
桐島 / 相良 @krsmnry

@kincade1918 @bci_ 私は経済(利益)の問題よりも,面子(名誉)の問題の方が大きいとは思いますね。実際に行動を起こすかどうかはその瞬間まで分かりませんが

2015-07-27 21:28:52
黒色中国 @bci_

難しく言うとシーレーンとか制海権とか安全保障ということになるけれど、目の前に艦隊が来て手出しできない…というのは、我が国も同じ体験を幕末にやっていて、攘夷とか盛り上がって、一生懸命になってお台場を作ったりする。同じ心理が中共にもあるかと @krsmnry @kincade1918

2015-07-27 21:32:17
黒色中国 @bci_

米国は世界中で「国家分裂」に手を貸しているわけで、一旦加担した勢力をすぐに見捨てられない。だから1949年に中華民国が台湾に逃げ、71年に国連脱退しても、すぐ中共に乗り換えられない。米中国交正常化は79年…つまり30年の時間をかけている @kincade1918 @krsmnry

2015-07-27 21:43:33
黒色中国 @bci_

1979年に米国が中共を承認しても、すぐに台湾関係法をつくっていたりもする。そうやって、あとあと面倒見がよくないと、世界規模の帝国の経営はできないものなのでしょう @kincade1918 @krsmnry

2015-07-27 21:45:35
黒色中国 @bci_

昔はちょっと侮蔑感ありましたね。今は全然ないですけど。 @kincade1918 そういや、一般中国人の台湾に対する考え方って、大まかに分類するとどんな感じのものがあるんですかね? @krsmnry

2015-07-27 21:49:28
桐島 / 相良 @krsmnry

@bci_ @kincade1918 私は「台湾回収」は東アジアに中国を中心とした新しい国際秩序をつくるための,その一部分と解釈していますが…… なので一応,(戦争原因論としては)利益と名誉,両方に関わってくるかな,とは

2015-07-27 21:39:25
黒色中国 @bci_

それは完全に刷り込まれてますね。私は毎度それをおちょくって遊びますけどw @kincade1918 なるほど。それで、「台湾は中国の一部」という考え方は多くの支持を集めてるんでしょうか @krsmnry

2015-07-27 21:52:09
黒色中国 @bci_

中国人相手に 「私は外国には中国と台湾と香港とマカオにしか行ったことがありません」と言うと 「それは全て中国です」と中国人がツッコミを入れるので 「いや、全て通貨が違いますね。出入国審査もあるし。しかも台湾には人民解放軍もいません」w @kincade1918 @krsmnry

2015-07-27 21:54:18