クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん感想

映画クレしんのロボとーちゃんに関する視聴感想です。クレしんの映画はヤキニクロードまでの記憶しかない状態で視聴しています。
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

だが、その辺りから意外と早くとらわれていたひろしが救出される。さらに面白い事態としてひろしは別に記憶を失っておらず、またロボとーちゃんも記憶をコピーされた身だが本当に自分が父親だと思っていたという点。 pic.twitter.com/jre4fRLe6t

2015-08-10 23:10:57
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

よって後半では、ひろしとロボとーちゃんのどっちが本当に野原家の大黒柱なのかとの内なる葛藤に重点が置かれている。これは形を変えてアムロがガンダムへ依存する関係からお互いが均衡する関係として変化していく過程のような。

2015-08-10 23:12:40
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その内なる葛藤による対決として、ロボとーちゃんとひろしの腕相撲対決が描かれるが、その対決の結果でもロボとーちゃんの圧勝。だがそれでもみさえはロボとーちゃんが本当のひろしだとは認めようとしなかった1シーンも印象深い。

2015-08-10 23:14:12
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その後、全ての黒幕が下春日部警察署長・黒崎が鉄拳寺をはじめとする頑固おやじロボット軍団を操って大日本しつけ計画を動かしていた事が判明。ちなみに彼もまたひろし以上に妻と子供に尻を敷かれていた父親だったという……

2015-08-10 23:15:40
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

どうでもよいが、何故かロボとーちゃんの電子頭脳を頑馬博士が洗脳するシーンでは、ファミコン画面を彷彿させるシーンがある。これに関してはロボット故?それともひろしが(この時代では)ファミコン世代の少年になるから?というものだろうか pic.twitter.com/kMKn505nuC

2015-08-10 23:16:55
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんでもって、黒崎をカッコ悪いと言ったしんのすけへ洗脳されたロボとーちゃんは彼へピーマン炒めを食べさせようとする拷問に挑む。劇場版クレしん恒例(?)なこの劇画調のカットが妙に笑えてしまう。 pic.twitter.com/sDd8mrjzME

2015-08-10 23:18:41
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

なお、しんのすけへピーマンを食べさせるしつけに対しての言動が熱い。 ひろし「押しつける事がしつけじゃねぇんだ!自分でやらなきゃ意味がねぇんだよ!!」 黒崎「そんな理想論が日本をカッコ悪くするんだよ!!」

2015-08-10 23:20:08
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ひろしの躾を押しつける事は躾ではない!という発言は父親をやっていた彼だから言える事なのかもしれない。その一方で黒崎の自分の子供を信じる事を選んだ結果子供を抑える威厳が失われて父親の立場がなくなってしまうというイデオロギーも分からなくはない。

2015-08-10 23:21:39
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな中、ロボとーちゃんがしんのすけへピーマン炒めを与えたお仕置きに対して、しんのすけは必死にピーマンを食べる。「オラ、食べるゾ、ピーマン食べる!だからロボとーちゃん、元に戻れ!!」と必死で叫びながら食べる pic.twitter.com/eTFe8m7uXZ

2015-08-10 23:24:27
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここは、しつけは子供が自分からしなければ意味がないというひろしの理論の後に来ているのが面白い。黒崎はロボとーちゃんにしんのすけへのお仕置きを命じた流れながら、そのお仕置きをしんのすけが自分へのしつけだと信じたからピーマンを食べたのかもしれない。

2015-08-10 23:25:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、目の前のロボとーちゃんを信じれば元の人格に戻るとも信じたとも。「オラ、ピーマン大好きだぞぉ!」と必死に苦い物をこらえてガッツクその姿、まさに顔から必死になって父親へぶつかってくる姿勢そのもの pic.twitter.com/MfwUKJPQmZ

2015-08-10 23:27:21
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

「終わりか!ロボとーちゃん!!ごちそうさま!!」としんのすけが叫んだ時、ロボとーちゃんの人格が元に戻る。まるでお仕置きが躾へと置き換わってしんのすけとロボとーちゃんが互いに心が通じたかのように。 pic.twitter.com/qSBNcWdMQH

2015-08-10 23:30:17
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

とはいいつつ、その後しんのすけがピーマンを食べ過ぎてもどしてしまう描写はあるのだが(笑)。その後の乱闘シーンではひまわりが光りものに反応する。ひろしの足の臭いがロボットにも効くとかの辺りの描写はやはり微笑ましい(笑) pic.twitter.com/daGVEtgS13

2015-08-10 23:31:24
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんでもって、黒崎が最後の切り札巨大ロボを出す訳だが……その名は五木ひろしロボ。……えぇぇぇぇぇ!? pic.twitter.com/YxxKBWi9Ud

2015-08-10 23:33:09
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

これはひろしつながりのネタかもしれないが、それにしても良く許可が下りたというべきか(笑)そんでもって彼のこぶしウェーブを受けると顔が五木ひろし調になってしまうという演出も実に馬鹿馬鹿しい(笑) pic.twitter.com/LYdNC5pHOy

2015-08-10 23:34:04
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな五木ひろしロボに対してロボとーちゃんはしんのすけの操縦でケツだけ星人ロボへと巨大合体。ここら辺は雲黒斎のカンタムロボ戦以上に馬鹿馬鹿しいものになっている訳だが…… pic.twitter.com/QDXc0Rffc6

2015-08-10 23:35:51
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただこの巨大ロボット戦でしんのすけは外からの操縦故にまだしも、ひろしは観戦しているだけ(合体以前まで活躍はしている)なので、しんのすけとひろしが乗り込んで戦う描写で見てみたかったような気がする。

2015-08-10 23:36:59
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして、五木ひろしロボを粉砕した後に、大破したロボとーちゃんは最後にひろしとの腕相撲勝負をもちかけてくる。この大勝負に対してひろしは受けて立ち二人の父親の対決が始まる…… pic.twitter.com/rLJiQMZyaP

2015-08-10 23:38:53
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして、しんのすけやみさえがどちらも応援している中でひろしはロボとーちゃんから勝利をもぎ取る。自分にはない優れた機械の身体能力をもつロボとーちゃんに対して生身のひろしは初めて父親としての強さで勝った。 pic.twitter.com/dK3uN3VPgh

2015-08-10 23:39:59
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ロボとーちゃん「すまんな、しんのすけ、俺はお前の父ちゃんじゃなかったみたいだ。俺の分までしっかり頼むぞ、俺……」 ひろし「あぁ、任せろ俺……」 pic.twitter.com/QDkDbYD5Wn

2015-08-10 23:41:45
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そしてロボとーちゃんが敗れた中でひろしこそ父親だと認め、しんのすけの成長を期待して静かに息を引き取る。今ここにてひろしがロボとーちゃんを超えて父親として新たな一歩を歩み出した瞬間だったとも……。

2015-08-10 23:42:41
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここに至るまで、父親としてのジレンマを抱えるひろしが、ロボとーちゃんという新たな自分を得て自分のジレンマを解消していくものだったが、最終的にロボとーちゃんを本当の自分ではない自分として認めて乗り越えて元の家庭へ帰っていくという物語だった。

2015-08-10 23:44:15
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ふと、ひろしとロボとーちゃんの関係は1stガンダムでいうアムロとガンダムだったのではないかと思う。平凡な少年がロボットを手に入れて、そのガンダムの強さに酔いしれながら自分自身を認めてもらえないアイデンティティに悩み……

2015-08-10 23:45:41
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

もっと強くならなければいけないと葛藤を振り切った先には、ガンダムを追い越してやがて別れを告げて仲間のいる所へ帰っていく終わり方だった。この映画での野原ひろしはアムロ・レイと同じような体験をしたのかもしれない。

2015-08-10 23:46:25
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

最もアムロ・レイがまだ10代の若者に対して、野原ひろしは35歳ぐらいでありかつて自分はもっと出来る凄い奴だといういわば厨二、いやいやあの頃のどこまでいくかの希望しか知らなかった頃を通り過ぎてしまった大人なのだが。

2015-08-10 23:47:45