始まりはひとつの冗談から
ここだけの話、艦これに実装された「試製甲板カタパルト」は、日本海軍が試作したソレではない。ドイツのK7ないしK10カタパルトである。最大射出重量21トンのこれで、陸攻ほか各種大型陸上機を運用可能になるのだ!!1 #彼は真顔で書き終えた pic.twitter.com/LVoKfcOxxa
2015-08-26 12:46:52そもそもコレって何の為の物なのさ?
カタパルトにゃ実際詳しくないのですが、K7の射出重量は当初10トン想定だったのがHa139のために17tくらいにまで強化されてて、K10は18トンカタパルトだったけど、21トンにまで伸びてる……のかな?
2015-08-26 13:07:18しかし何でしょ。4発水上機を専用艦に積んでカタパルトで射出するのって、一体どのへんが嬉しい話なんですかしら。水偵とかと違って、そう慌てて射出しなきゃならない機種でもなさそうな気もするんだけども…… pic.twitter.com/Fiua4YDKOH
2015-08-26 14:39:42Do26もHa139も大西洋横断航路向けとしてルフトハンザに発注された、とは聞く。それはそれで一応納得するとして、そこに「カタパルト射出可能」という要求がくっ付いてくるのは少々解せない。民間航空でカタパルトを必要とする状況なんてのが想定されたんでしょうか?
2015-08-26 15:06:19@FHSWman これ大西洋周りの旅客船ですか?それならエアメールじゃないでしょうか?まだ大西洋横断が確立されていない時期は大西洋横断船に飛行機とカタパルトをつけてアメリカとヨーロッパをつなぐ最速エアメール競争があったんですよ、ハインケル博士も機体設計に関わっていて
2015-08-26 15:07:41@FHSWman ぼろ太さんも指摘してるけど、郵便破速度が要求され、その為航空郵便網が発達していた、ってのと、その頃大西洋を横断できるような機体はあまり無かった、ってのはまず了解できますね?
2015-08-26 15:11:39@FHSWman それを解決するための手段を模索している最中に生まれたのがカタパルト船と飛行機の組み合わせで、大西洋横断航路との組み合わせで郵便の到達日数をそれなりに短縮できた訳です。
2015-08-26 15:14:11飛行機が旅客ベースで大西洋が横断できるようになるのは30年代後半ぐらいからだったような、1919年にはカーチスの飛行艇が大西洋を横断していますが19日もかけてるんですよね pic.twitter.com/GCF4vD2c27
2015-08-26 15:15:01その翌月にはデイリーメイルが出していた懸賞飛行にジョン・オルコック、アーサー・ブラウンが挑戦して大西洋無着陸横断を成し遂げますが、ライト兄弟から飛躍的に進歩したと言ってもこの時点では大西洋横断は文字通り命をかけた冒険飛行なんですよね pic.twitter.com/leCHb1zS5Y
2015-08-26 15:19:29. @JDSDE214 ああ、なるほど。まだ飛行機での大西洋横断が難しかったという点を把握しておりませんでした。Do26もHa139も航続距離的に大西洋横断できそうな気がしたので、はて中継点が必要だろうか? と思っておりました
2015-08-26 15:20:40シュヴァーベンラントもフリーゼンラントも本来はルフトハンザの所有する「カタパルト船」だったようなのだけども、これは大西洋横断航空郵便飛行のための中継点としての船、って事でいいのかしら……
2015-08-26 15:26:37@FHSWman @JDSDE214 横からですが大西洋沿岸地域の空港はそれはそれで利権が絡んでパンナムやらイギリスが航路確保で争っていたはずなので、ドイツ国内から飛ばそうとすると荷物を積むにはちょっと航続距離が足りないかもです。ニューヨークロンドンで5000km以上ありますから
2015-08-26 15:28:29@FHSWman @JDSDE214 Do26はまだしもHa139の方は母船による下駄を履かせる必要があるんじゃないかなーと邪推してます。
2015-08-26 15:29:58. @futaba_AFB なるほど……ルフトハンザの当初の要求は航続距離5000kmで郵便500kgという話ですから、大西洋横断には途中で一息いれる事が前提、そのためのカタパルト射出可能要求なんですかしらね
2015-08-26 15:32:16@FHSWman おそらくは、とは言っても一時的な転換期のあだ花みたいな感じですぐ大型機に塗り替えられてしまったでしょうが...WW2後は急速に民間航路での飛行艇は姿を消すので飛行艇でさえも大西洋横断は実質数年程度です。
2015-08-26 15:54:11リンドバーグによる大西洋横断が成功したあとも、貨物機として飛ぶにはまだ適した機材がなく、当時加熱していた豪華客船競争に付随する形で大西洋から射出するカタパルト郵便機がドイツでは登場してるんですよね
2015-08-26 15:32:091930年前半大西洋航路でブルーリボン賞を取ったドイツのブレーメンにはHe12によるエアメールもあって、こちらもブレーメンのニューヨーク到着18時間前に射出され当時最速の大西洋間郵便記録を樹立したと記憶してます。 pic.twitter.com/Qip4hV5XDf
2015-08-26 15:36:15シュヴァーベンラントは旅客は10名という事になってるようなんで、基本的には旅客船でなく貨物船(一応貨物輸送力はそれなりにある……?)兼郵便水上機の中継点なのかな。ブレーメンみたいな航空郵便付きの客船とは別種の船っぽいです
2015-08-26 15:40:461930年代末頃になると飛行機の金属化や軽量設計のノウハウも蓄積され大型飛行機の収益が相次ぎ、大西洋横断のためのShort S.26やボーイング314が太平洋横断飛行を始めますが1年程度で第二次世界大戦の勃発とともに終焉を迎えます。 pic.twitter.com/kmJuK6OScc
2015-08-26 15:43:31