キリン名曲ロマン劇場　さすらいの少女ネルについて

名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ネルでも第7話のポールの死、第24話のキルプの最期、そして母ローザが旅だった事についても奇跡でどうにかなったような事はなかった。今ネルに対しても病で事切れた瞬間が描かれてしまった訳だが、奇跡的に母と周囲の呼びかけで一命を取り留めるにいたったという。

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ある意味このシリーズを通して破格とも言えるイベントであり、最後の最後に起こった奇跡ともいえる。避けられない悲劇を現実として生きていく葛藤があろうとも、生きる事は出来る……キリン名曲ロマン劇場で苦難を前に乗り越えていく少女達の姿を揃って描いていたが

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今回の自分自身が一度死んだにも関わらず、奇跡的に生き返って歩き出す結末はシリーズ最終作として生き抜く少女達のドラマが頂点に達した瞬間とも。そして回復してネル達はロンドンへと帰っていく……。 pic.twitter.com/YhQFPjMk1h

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これにてさすらいの少女ネル終わり。来週から関東では伝説巨神イデオンの放送が始まり避けられない悲劇と奇跡の応酬はある意味継がれていくとか(飛躍しすぎ) pic.twitter.com/qe79t4cI3j

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といったところで巴里のイザベルで魂を奪われて、成りゆきでキリン名曲ロマン劇場の視聴感想に挑んだ3ヶ月半。まさか名作アニメ類を取り上げる機会が来るとはちょっと思っていなかった。

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全体的には巴里のイザベル＞＞＞さすらいの少女ネル＞野ばらのジュリー≧金髪のジェニーといった順番になるだろうか。面白い順で行くと

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いや、特に巴里のイザベルはお墨付きでお勧めできる作品だった。というかこの作品は色々な意味で危ない、ヤバい、素覚ましい方向に針が振り切れちゃってる。名作少女もの・歴史ものの立て前でハード戦記アニメをやっちゃっている。ある意味バルディオスのプロトタイプ

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いや、巴里のイザベルは何か「あれは凄い、ヤバい、ハートフルボッコされる」とでも言おうか。もしＤＶＤＢＯＸを中古で発見されたならば買って見るﾍﾞｷﾅﾝﾀﾞｰ(洗脳)1クールで終わるし3ケタで買えるかもしれないのでそこまで苦ではないはず

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それ以外としてはさすらいの少女ネルに関してはシリーズ屈指のかわいらしい絵柄に萌える一方で、ほどほどに夜逃げから始まった苦難の逃亡劇をかけたのではないかと。終盤での「避けられない悲劇」に焦点を当てながら進むイベントも最終回までのドラマを盛り上げていたかと。

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それから野ばらのジュリーだが、おそらくシリーズでは屈指の白い作品だろう。毎回のＯＰで空襲でジュリーの両親が死ぬシーンがある事を除けばハートフルなホームドラマ、学園ものとしてそれなりに味わえる。ほのぼの系名作劇場がお好きな方ならそこそこ楽しめられそう

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まぁ最後の金髪のジェニーは、南北戦争ものだがジュリーとイザベルを折衷したような雰囲気というべきか。やや振り切れが足りなかったかもしれないというか影が薄い(同名アニメがあるせいか)ただジュリー、ネルが楽しめられたならばこっちもそれなりには多分楽しめそう。

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といったところだろうか。苦難の時代の中、時には打ちのめされながらたくましく生きていく少女達の姿を描いたキリン名曲ロマン劇場シリーズよ、永遠なれ。

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さすらいの少女ネルの後は出張終了の可能性もあり、急遽「神八剣伝」についてレンタルして取り上げようと思う。これは谷田部監督の新解釈的な八犬伝なアニメぐらいしか本当に知らず、なかなかレンタルでも見かけない作品なので未知の存在として地味に期待を寄せよう。