【ミイラレ!第十八話:町の神様たちのこと】(実況付き)
- RiverInWestern
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まあ、怪異の集まりだし…神様的には管理しておかないといけないんだろうなぁ…流石に野放しには出来ないか。 まあ、週一度の定期報告で許して貰える分寛大な気もする。 #4215tk
2015-10-11 20:48:45「こら、イナメ。あたしだって特定怪異の動向を確認するためにだね……」「あら。じゃあ、報告が済んだらすぐに帰ってもらうのね?」「……その後は、こう、個人的に……」「やっぱり」くすくすと笑うイナメ。呆然とする四季の横で、怜が小さく溜息をついた。81 #4215tk
2015-10-11 20:51:02「ま、まああれだ。あたしだっていつも忙しいわけじゃないし、むしろ暇な方だし。普通にこっちの結界入ってこれるような人の子と遊ぶのもちょっと楽しそうだし。ね?」「いや、ね?と言われましても」「コマノとシシノに買わせてきたゲームもあるから、退屈ではないと思う」82 #4215tk
2015-10-11 20:54:04四季は思わず部屋の片隅に置いてある最新家電を見た。あれ、自腹なのか。よく見れば確かに据え置きのゲーム機も置いてある。「ヒルメ、暇なときはゲームばっかりしてるから」イナメが苦笑した。最近の神様も、あまり人間と変わらない生活を送っているのかもしれない。83 #4215tk
2015-10-11 20:57:14暇なときはゲーム三昧のアマテラス様って字面がもう既に面白いけど… そういえばあの人、日本最古の引きこもりだった。 #大分誤解のある表現 #4215tk
2015-10-11 20:59:39「わかりました。自分でよければ」「そうか!」ヒルメが嬉しげに顔を輝かせた。心なし部屋まで明るくなった気がする。「さすが小童じゃの。気に入られるのはお手のものじゃな」そう呟いたのは怜の隣に座った白髪の女。残っていたおにぎりを次々に丸呑みしている。84 #4215tk
2015-10-11 21:00:09怜は女に呆れた視線を向けた。「御前様、まだ食べるの」「滅多にない機会じゃ。人の姿でなければ食えぬがな」豪奢な着物、高貴な物腰。それに似合わぬ豪快さでおにぎりを飲み込み続ける朽縄御前に、怜は再度溜息をついた。「蛇殿もまだ食事中。もう少しゆっくりしていきなさい」85 #4215tk
2015-10-11 21:03:10ヒルメの言葉に、四季は苦笑しつつも頷いた。最近仲良くなる存在の格がどんどん高くなっている気がする。なんというか、大丈夫なのだろうか。漠然とした不安を感じながらも、四季は怜を見た。目が合った。二人は揃って小さく苦笑を浮かべるのだった。86 #4215tk
2015-10-11 21:06:12怪異仲間のインフレ…人の身に余るという不安は解らないでもないけどね。 まあ、四季君の場合人も怪異も話が通じれば一緒みたいな部分はあるし…何とかなるって! #4215tk
2015-10-11 21:08:44オツカレサマドスエ!四季のダンナも男子中学生の身でいろいろモテて大変だな…その内どっか違う世界で生計立てることになりそうな… #4215tk
2015-10-11 21:09:37