統合志向のソフトウェア導入によって見えてくる、分業の実相

ワーク・プレイスの研究をされているAKIYA Naonori氏の書き込みが大変興味深かったため、備忘としてまとめました。
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n_akiya @n_akiya

専門分化して分業が進んだこの状況をあらためて統合する、複数の作業をシームレスにこなせるソフトウェアーーみたいなのを使っている組織を観察していて思うのは、分業とは異なる技術の集積によって達成されているだけではなくて、むしろ意思決定の権利と義務の配分を細かく分けたものなのだなあと

2015-10-09 00:05:48
n_akiya @n_akiya

だから統合指向のソフトウェアを導入しても、特定のワークの意思決定における権利と義務の配分がそのままであれば、専門分化した分業形態は結果として維持されるのは当たり前だよなあと

2015-10-09 00:07:06
n_akiya @n_akiya

だからモノ入れるだけじゃなにも変わらなくて、組織それ自体のデザインを考えなければならないわけだが、それはそれとして、そういうモノを入れたことによって生じる不協和音をひとつひとつ取り上げていくと、かえってその組織の分業がいかなるものであったのかがよくわかるようになるわな

2015-10-09 00:09:48
n_akiya @n_akiya

エスノメソドロジーinformedエスノグラフィーってやつか

2015-10-09 00:12:13
Tajima Itsuro @niryuu

@n_akiya 「統合指向」のソフトウェアがあるとしたら,組織自体の変化に柔軟に対応できるようなものだろうという考えです.

2015-10-09 00:16:05
n_akiya @n_akiya

@niryuu そうあってほしいんだけど、いま見てるのは分業形態を参照したワークフローがそのままただソフトウェア内でシームレスになっただけという場合で、これだとけっこうコンフリクトが起きる、というかんじ

2015-10-09 00:18:51
Tajima Itsuro @niryuu

@n_akiya それは確かに,既存の分業をあまり変えるものでもなく,それゆえシームレスにすること自体が微妙な感じですね.詳細を知らないのですがどうも仕事で心当たりが

2015-10-09 00:41:10
n_akiya @n_akiya

@niryuu しかもそういうのが「現場の要望を最大限聞いて作ってみました」というので、結局ユーザは必ずしも自分たちのワークをしっかり言語化できるとは限らないという事例にもなる

2015-10-09 00:43:48