[中村政人個展]「増え続ける地域の芸術祭は何をもたらすのか?」[実況]
- misonikomioden
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吉本「越後妻有の第一回目では地域にとって得体のしれない現代美術。地域の人とは2000回ミーティングしたと著書にはあるが?
2015-11-03 11:49:49北川「美術が教養になるとだめで、40年程前は美術全集が良く売れ人々が所有しデパート展覧会も毎週やっており日本人にとって美術は教養だ。 しかしのっぴきならないところに美術がはいったほうが面白いし、だからこそ力を発揮する。
2015-11-03 12:02:22北川「大地の芸術祭はしぶとくやってきた。ある意味美術がなくなっても良いというようなくらいのっぴきならないところで美術が働けるかどうか、そこで頑張ってきた。
2015-11-03 12:02:52中村「芸術祭となれば規模感がある。ゼロダテはアートプロジェクト活動で展覧会が一つ一つあるだけ。市民活動として続けてきた仲間たちと晴れの舞台を作りたい、と、10年もやってるし。芸術祭がたくさん出てきた動きは肯定的にとらえている
2015-11-03 12:03:43中村「ベニスに感じたことは内面的なことだったが、活動の中で周囲との関係になるし、オルタナティブスペースがあれば見る人との関係になり、そこから芸術祭のイメージが。
2015-11-03 12:04:02中村「秋田はまさに市民活動だった。 でもプロの蔡國強を招いてやるとなれば、キュレーションやマネジメントが必要で、市民活動とも違うとわかっていた。 美術館も何もない場所でオルタナティブが芽生えた中で、指針やモチベーションを機能させるのが芸術祭でもあると思う。
2015-11-03 12:04:36中村「行政も聞いてくれる人はちゃんといて形にしてくれるひともいた。だからいい関係は芽生えてることあるが、すぐ異動になってしまう。だから次どうするかが問題。
2015-11-03 12:05:26中村「芸術祭は肯定的だがこの先増える。アーティストにとってどうするかが問題だ。美術館との問題がパラレル。 美術館は予算削減されているが、一方で芸術祭へ予算が割かれる。
2015-11-03 12:07:55北川「アートでやってる部分は悪い部分なんてなんもない。他のことに比べればよく無駄なことやってるなあ、とそれだけでも意味がある。 似通ってるものがたくさんあるが、他のジャンルに比べたらマシだ。
2015-11-03 13:24:01北川「この間の活動(越後妻有を続けてきた?)の間に日本にビジョンが全く無くなった。アメリカの言うことへ従うしか無く、無条件降伏下にあるんだと示しているプロセスが未だある。やっていく時に自立する力が弱すぎる。
2015-11-03 13:26:35北川「お金をとることに頑張ること、経済的に重要だが、 美術やることはいいがやり続けろ、と。だから経済的に自立すること。 僕のチームはお金をいっぱいとってくるが、無いとしてもできることが重要。そうでないから何かあると無くなってしまう。
2015-11-03 13:27:01北川「地域プロジェクトは日本で2000あるとか。 しかしほとんど吹けば飛ぶ。例えば担当者が居なくなっても続くことが必要では?
2015-11-03 13:27:20吉本「越後妻有は6億の予算だと。 北川「三年ごとに6億。2つの行政から1億。一年で3300万。 残りの5億5千万は主催者以外のお金。パスポート収入や寄付など。 一番大きなことは実はお金集め。それは自分がやっている。
2015-11-03 13:27:57中村「地元の企業を一件ごとまわることはやる。 アーティストが自ら作ることが多い。 80年代は自主企画展が多かったがそれらはしかし2回程度で終わる。経済的・組織的問題があるから。 しかしそのチャレンジや画廊や美術館ではない何かをする準備段階であったと言える。
2015-11-03 13:28:58中村「作家に対する補助金があるが、プラス面あるが、制度化され作家が弱くなる。 ホワイトキューブ幻想でいつか作品が売れると思い込んでいる。日本では無理で海外に出るしか無い。 ホワイトキューブで作品が売れる幻想から作品をそこから開く(解放する?)ために、地域プロジェクトがある。
2015-11-03 13:29:52中村「ゼロダテは今年の春に体制を変えた。 デパートをアートセンターにするビジョンで10年経過しスタッフも歳を取った。そして補助金取ることが目的となりその獲得スキルだけがあがる。本末転倒だ。緊急雇用から始まったが何もしなくても毎年20万もらえるようになってしまったからだ。
2015-11-03 13:32:21北川「地域雇用は相当やばい。 地元と関わるワークショップは良いのだが、ワークショップが面白くない作品が多くなったきた。しかしワークショップには助成がつく。ワークショップとシンポジウムはお金取りやすい。 美術そのものアーティストそのものの毒が抜けている。
2015-11-03 13:33:15中村「産業基盤が増えれば真似る人が増える。バブルの時はそのような状態だったことが思い出される。しかしそのようなものは淘汰される
2015-11-03 13:34:08中村「地域アートという言葉を使う人がいるがなぜこれが生まれたのか。北川から中村に繋がる流れを指すと思うが、なぜ「地域」と「アート」なのか。「ホワイトキューブ美術」と「外で行う美術」の違いを言いたいのか。「質の低下」、「批評的」でなく「批判的」で言いたいだけか。 ネット系でよく聞く
2015-11-03 13:36:32北川「美術館はものを作る場所でない。クリエイティブな場所でなく日本で最も恵まれている永久就職の場。専門性ということで何も言われない。勤務時間中に美術の本を読むとか。それは自分の時間中で学び素養として前提にするためにすることで、、、
2015-11-03 13:37:19