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【GUNNER】- “MASTER SPARK” Illuminate the Darkness-

出会う二人の提督。動き出したあり得ないはずの敵勢力。共闘する二人の道を照らすのは、剛き一筋の光芒か。
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霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

68. 「お、面白いことっておい。榛名!?」 どうやら青葉たちの援護に向かった仮面ガンナーをさておき榛名に話しかける 「……です」 「大丈夫か?」 「榛名は……大丈夫です」 いつも通りの言葉が帰ってきてザハ提督は安心したようであった

2015-11-08 01:20:28
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

69. 「これが…カラテ。力が湧き出てくるような、そんな気持ちです」 「カラテ?カラテってあの鹿屋の……」 ザハ提督が全てを言い終わる前に 「サセヌ…サセヌワ…!」 軽巡棲鬼が砲撃…いやもはや弾幕といわんばかりの砲撃をしてくる。それはもはや暴走というところだろうか

2015-11-08 01:24:14
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

70. しかし榛名は戦艦らしからぬ機動でそれを側転回避 そのまま接近し軽巡棲鬼の前に立つ。展開された巨大な手のごとき艤装からは緑色の炎。その場で榛名は直立不動の姿勢で腕を合わせる。それはまさに鹿屋のフブキ等が見せる構え 「ドーモ。軽巡棲鬼=サン。高速戦艦 榛名です」

2015-11-08 01:28:56
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

71. 「ドーモ……」 軽巡棲鬼も本能的にアイサツを返す。そしてアイサツの直後至近距離で魚雷が放たれる。間一髪艤装の補助を活かし大きな側転でこれを回避 「イヤーッ!」 目にも留まらぬ速さで軽巡棲鬼に接近しチョップをお見舞いする 軽巡棲鬼の装甲の一部がひしゃげる

2015-11-08 01:32:44
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

72. 「サセ…グワーッ!」 軽巡棲鬼が反撃に移ろうとしたところで反対の艤装でのチョップが直撃する 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 カラテ・エンハンスメントの影響下とその艤装が合わさり、大艦巨砲主義の戦艦の常識を超えた近距離戦である

2015-11-08 01:36:19
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

73. 並の深海棲艦なら戦艦クラスでもおそらく海の藻屑となっていただろう。 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 だが軽巡棲鬼は 「ソノテイドカ…?」 榛名のチョップの影響もあるがこれまで見たこと無い表情に加え急激に青い光に包まれ 「ハッ!」 「きゃーっ」 榛名を突き飛ばす

2015-11-08 01:38:52
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

74. 少し離れたところから榛名はもう一度軽巡棲鬼を見る。ところどころ破壊 されているものの今は青色の強いオーラに包まれている だが今は衝撃で距離を取られただけだ。もう一度近づけばいい、例え一撃の力が弱くとも、それを千発与えればいい。自然と榛名の中にそのような考えが巡った

2015-11-08 01:41:41
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

75. もう一度近づこうとした時だった 「あれ……」 これまで艤装に纏っていたの炎が消えそうなロウソクのように小さくなりそれとともに強力な脱力感が榛名を襲う 「榛名!?」 炎がほぼ見えなくなると同時に榛名は膝をついてしまう

2015-11-08 01:44:33
AKITO @MASKEDGUNNER

76. 利根、青葉と共に、タ級をなんとか撃破した仮面ガンナー。 「さてと…榛名の方はどうなって……あれ…?ちょっとヤバくないかあれ……」 膝をついた榛名を見た仮面ガンナーは、利根と青葉と共に榛名のもとへと向かった! 「流石にUSIRの限界が来たか……!!」

2015-11-08 01:49:00
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

77. 青葉と利根も榛名の異変に気づき仮面ガンナーとともに榛名の方へ向かう 「軽巡棲鬼の方もなんかただならぬ雰囲気です。榛名さんが危ないですよ」 やや焦り気味の青葉に対し 「わかっておる。まずは榛名の救助じゃ。艤装に見たところダメージはなさそうじゃが……」 利根はこう返す

2015-11-08 01:52:14
AKITO @MASKEDGUNNER

78. 榛名のもとに到着した3人。利根と青葉は榛名を介抱する。そんな中、仮面ガンナーは軽巡棲鬼を見ていた。 「あの状態はなんだ…?ただ事じゃないようだが……」 誰に…というわけではないが、仮面ガンナーは問いかけた。

2015-11-08 01:57:20
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

79. 「深海棲艦の覚醒状態……といったところか。俗にいう海域自体を支配、いや今の状態ではおそらく暴走的に支配している状態だ。この状態では連合艦隊でも率いてこない限り撃破は不可能だ。現に榛名も……」 誰に……というわけではないがザハ提督は答えた

2015-11-08 02:01:32
AKITO @MASKEDGUNNER

80. 「んで…?ザハ提督…お前たちはどうするんだ…?」 仮面ガンナーは彼らが大規模作戦に向かう途中だということを思い出した。もしそうなら、下手に戦力は消耗できないはずだ。 「こいつがくたばるまで殺り合うのか…?」

2015-11-08 02:06:13
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

81. 「さすがにそんなわけにはいかない。出来る限り消耗を避けたいとこだ」 仮面ガンナーの問いかけに返したところで青葉が割って入ってきた 「に先ほどより強い怨念を感じますし今退避しても追いつかれちゃいます」 「っということさ。ここで全戦力をもって撃破するか、または万事休すか」

2015-11-08 02:10:06
AKITO @MASKEDGUNNER

82. 「ということは…とりあえず足止めすれば大丈夫だな…?」 仮面ガンナーは榛名の一歩前に出る。 「3人は母艦に戻れ…こいつは俺が相手をする……」 すると榛名が声をかけた。 「何か…対抗する手段はあるんですか?」 仮面ガンナーは首を横に振る。 「残念ながら思いつかん…」

2015-11-08 02:15:18
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

83. 「そんな、まだ榛名がやれま…」 そう言ったところで榛名が崩れそうになる 「榛名、お主はもう無理じゃ。とにかく一度撤退じゃ」 利根が榛名の肩を支えながら諭す 「ところで仮面ガンナーさん。何か光ってますよ」 青葉も榛名を支えつつ仮面ガンナーの手元を指差す

2015-11-08 02:19:20
AKITO @MASKEDGUNNER

84. 「ん…?なんだ…?」 仮面ガンナーは光を放っているライザーのディスプレイをタッチする。すると画面から3枚カードが出現した!それを確認する仮面ガンナー! 「これは…榛名に…艤装を外した武蔵に…ザハ提督の…USIRか…?」

2015-11-08 02:24:48
AKITO @MASKEDGUNNER

85. 仮面ガンナーはその3枚のうち、ザハ提督が描かれたものを選び、それを確認する。取り出した瞬間に頭に流れ込んだ名前を叫びながら仮面ガンナーはUSIRカードを掲げ叫んだ! 「インストール…!キリサメ・マスタースパーク・アーツ…!」 するとカードから一つのアイテムが出現した!

2015-11-08 02:30:48
霧雨の鎮守府@SS&脳内設定アカウント @kirisame_zaha

86. 「あれは、八卦炉!?いやそれよりも。榛名利根青葉、退避できそうか」 青葉の偵察映像越しに確かに見たのだ。あれは……山一つ薙ぎ払える火力を持つミニ八卦炉だ。なぜ仮面ガンナーがそれを?疑問に思うところはあったが今は艦娘の回収が最優先だ。3人に退避命令を出す

2015-11-08 02:35:09
AKITO @MASKEDGUNNER

87. 八卦炉を手に取った瞬間、ライザーに使用方法が表示される。 「ほう……高出力の光線兵器か…悪くない……」 右手で握った八卦炉を軽巡棲鬼に向け、左手を右手に添え、両手から体内のエナジーを送り込む。すると八卦炉が光を放ちながら、エネルギーのチャージを開始した!

2015-11-08 02:39:36
AKITO @MASKEDGUNNER

88. 仮面ガンナーは八卦炉にエネルギーをチャージしながら、ザハ提督と艦娘たちにこう言った。 「お前らには果たすべき任務があるだろう……ここは俺に任せて…先に進むといい……」 仮面ガンナーは今回の大規模作戦には参加していない。だからこそ取れる手段だった。

2015-11-08 02:53:30
AKITO @MASKEDGUNNER

89. 「…………」 黙り込むザハ提督。作戦に参加していないとはいえ、さっき出会ったばかりのこの男に任せてしまっていいのだろうか。いろんな感情が頭の中を駆け巡る。すると、 「提督…」 自分に呼びかける声が聞こえた。声の主は榛名だ。その声で、ザハ提督は決意を固めた。

2015-11-08 03:01:22
AKITO @MASKEDGUNNER

90. 「そうだな、果たすべきことを果たさなくては、あのために。」 ザハ提督はこの場を仮面ガンナーに任せ、先に進むことを選んだ。 「利根、青葉は榛名を引き連れて退避……そして、すまない」 最後の一言は、仮面ガンナーに向けてだろうか。様々な感情が交差する中、艦娘たちは撤退を始めた。

2015-11-08 03:06:05
AKITO @MASKEDGUNNER

91. 「すまない…か……フッ…謝られる筋合いなんて無いさ…俺は俺の欲望でここにいる……」 そう呟き、仮面ガンナーは改めて軽巡棲鬼を見る。そしてこう言った。 「俺は…仮面ガンナー……ザハ提督よ…お前もせいぜい…自分の欲望を護ることだな……」 そして、八卦炉のチャージが完了した。

2015-11-08 03:10:56
AKITO @MASKEDGUNNER

92. そして八卦炉のチャージが完了したのと、ザハ提督の艦娘母艦が離脱したのを確認すると、仮面ガンナーは天龍以外のFGWをライザー内のVR鎮守府に格納した。 「サセヌウウゥゥ…サセヌゾォォォ……!!!」 暴走し続ける軽巡棲鬼が仮面ガンナーに襲いかかろうとした!次の瞬間!

2015-11-08 03:16:17
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