心理学の再現可能性(再現性)
@kokiikedaJP @daihiko それもありますが、うまく言えないですけど「そういう世界」への信頼かなあ。心理学者のなかには、「仕方なしにこの方法を取る」って自覚が強い人がいて、仕方なしにやってる方法に全幅の信頼を置けないことがあると思っています。
2015-11-10 22:52:07@kokiikedaJP @daihiko たぶん中西先生は、「次善の策として今の方法を使っている」という自覚があって、「まあこれしかないんだけどさ、なんかもっといい方法あるんじゃないかなあ」と思ってるんじゃないですかね?
2015-11-10 22:53:29@kosukesa @kokiikedaJP まさにそういう想いはありますね。もしかして心理学じゃないほうがいいのかもしれない、心理学でももっといい方法があるかもしれない、とかいろいろ思うのですが、そもそも今とっている方法が「次善」かどうかもよくわかりません。
2015-11-10 22:54:40再現性とか科学性という基準で評価したら「行動主義を守ってきたもの」が最も有利なのは誰が見ても明らかなんだけど、そうであれば心理学のこの40年くらいはなんだったのかということだよね。
2015-11-11 04:40:51再現性の問題がもっとも深刻に考えられている社会心理学の分野というのは、心理学の他の分野に比較してもともと行動主義的な考え方に抵抗が小さかったし、1950ー70年くらいの社会心理学黄金時代に活躍した社会心理学者たちの考え方は行動主義的な傾向が強い。
2015-11-11 04:49:10教科書には「行きすぎた」行動主義について書かれることが多いので、不思議に思って院生時代、KMD先生に「われわれがやっていることは、要するに行動主義ですよね」と言ったら「まあ、そうだね」と言っていた。
2015-11-11 04:51:59行動主義者を自称するミッシェルがパーソナリティの一貫性を否定した時に「そうだよね〜」とごく自然に受容したのは社会心理学者たちだった。
2015-11-11 04:53:10まあ認知主義を捨てて行動主義に戻れ、とまではいかなくても、方法論としての行動主義を再確認してより厳格化すること、というのが再現性問題へのひとつの解答になるのは間違いないだろう。これは自分は30年前から主張してきたことだから大歓迎だが、しかしみんなそれでいいのか?
2015-11-11 05:02:13知覚や学習の人が「いやいや実験心理学でも再現性はそんなに確実ではないよ」という時に想定している再現性と社会心理学その他の非実験系心理学で問題になっている再現性は最初からレベルが違うと思う。例の論文でも実験系心理学の再現性はそれなりの数字だったはず。
2015-11-11 05:16:25「要するに行動主義ですね?行動主義をもう一回やるんですね?」ということは繰り返し言おうと思う。どういう反論がありうるか楽しみである。
2015-11-11 05:32:29だけどじゃあ「尺度研究は再現性が低い」のかというとそんなことはないだろうと思う。むしろ「尺度が同じである」という方法的分散が見かけ上の一貫性を生み出す、というのはミッシェルも1968年にすでに指摘している。
2015-11-11 05:42:43@asarin まあ考現学も一緒ですよね.完全に同じ行動が再現されることは無いわけで,我々は過去に起きた出来事について最適な説明を選択するということしかできないという主義.なんちゅうのこれ?アブダクション?
2015-11-11 12:03:15@kosukesa @masashikomori @asarin 社会科学の最終的な目標は、来るべき歴史を操作することだと僕は思います。
2015-11-11 12:09:07@kokiikedaJP @kosukesa @asarin それってEngineeringであってScienceではないと思うねんな.
2015-11-11 12:10:39@masashikomori @kosukesa @asarin 確かに。ただ科学的厳密さで解明されて初めて技術的に操作できるので。その基礎を提供できるところまで行くのが目標かと。
2015-11-11 12:12:13@kokiikedaJP @kosukesa @asarin 必ずしもそうじゃない>「ただ科学的厳密さで解明されて初めて技術的に操作できる」.アルコールの作用機序は解明されてなくても酔わせて口説くことは出来るわけで.
2015-11-11 12:13:38