- misonikomioden
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(見えたこと思ったことを無理やり接続して起きるコンフリクトは無視していこうという方針にはやはり問題があると実感した)
2015-12-12 10:06:20(先行する世代の作品に例えばあってはいけないはずの蒙古斑を見た時、ただそれを指摘するだけでは甘噛みでしかなく、やはりちゃんとした理論を構築する必要性を感じた)
2015-12-12 10:09:47昨夜のアラタニウラノでの梅津さんとの(「対談」でも「トーク」でもなく)「対話」。来場ありがとうございました。話は10年前の二人の出会いに始まり、受験絵画の起源としての安井曾太郎、その師匠筋の浅井忠と黒田清輝の油画をめぐる抗争。前者が宮本三郎ら戦争画におけるヤニ派の復興に繋がり、→
2015-12-12 11:47:26→ 戦後は戦争画による断罪を回避した宮本三郎の「絵の気味の悪さ」を経て、画壇への登竜門としての「構想」なき受験絵画が膠着。他方、ヤニ派を排し美術界に君臨するも早々に他界。失墜した黒田清輝のムラサキ派。 これが再来(蒙古斑?)し受験絵画を実践=批判する「パープルーム」に繋がる? →
2015-12-12 11:48:49→ では黒田が挫折し「パープルーム」が復興する「構想」とは? 等々話は多岐にわたり。が、僕が対話の骨子に据えたかったのは、展覧会タイトルの「ラムからマトン」は「ラムからマトンへ」ではなく、あくまで一体のもの(らむからまとん)で、これが「構想」にあたるのではないかということです。→
2015-12-12 11:50:00→ 他に梅津さんの呼ぶ「とぎすまし」が、この国では否応なく出口なき「悪い場所」へ滑落する。それをどう回避するか。梅津さんは宛先なき「花粉」の飛散に賭け、僕は意図的な「危機化」で返すなど、後に繋がる「対話」の「中断」になったと思います。また今回は来場者にも「次なる熱」を感じました。
2015-12-12 11:52:03(とはいえ、ことさら受験絵画が大事というわけではなくこの取るに足らないけど一筋縄ではいかないタームがちょっとでも認識されることで、勘にさわるとか、ざらざらした感じがするとかそれが重要と思う)
2015-12-13 11:42:10梅津さんのインタビュー、油画科のひとは読んだ方がいいと思うし、であしゅとりうむ?も手に入れた方がいいと思う、、過大評価なのかもしれないけど芸大生が疎かにしていることにアプローチをしていて、僕たちがそれを作品に取り込まなくても成果のまとめを知っておくことは大切だと思うから
2015-12-12 17:54:52廃棄画材を目当てに予備校の大掃除バイトに参加してたけど、今思えば確かにあれがルーツ…。 『日本での美術における時代の流れというのは、ある意味受験制度によって規定されている』 なぜ、パープルーム予備校か?【梅津庸一インタビュー・前編】 bitecho.me/2015/12/12_595…
2015-12-12 19:05:56なぜ、パープルーム予備校か?【梅津庸一インタビュー・前編】 bitecho.me/2015/12/12_595… 熊本(@熊本市現代美術館)で鑑賞して荒削りで粗雑だけど既存の美大受験予備校に対するアンチテーゼと同時に美大システムに対しブレイクスルーになりうる可能性を秘めた取組だと感じた
2015-12-12 21:52:35「美大受験を経たアーティストの絵画作品は、僕にとっては「ネオ受験絵画」か、「がんばってネオ受験絵画になるのをスルーしている絵画」かの、どちらかしかありません。… でも、見る人がどこまでそれを理解しているのかは疑問です。」梅津庸一 bitecho.me/2015/12/12_595…
2015-12-13 00:49:52国立近代美術館の藤田嗣治作品所蔵作全公開、素晴らしかった。学びある展示だった。例えば、フジタが南米旅行を通じて”屈強な肉体美”を得たことを読み取ったし、漫画的表現の取り入れを行っていたことも再認。そして、どの戦争画も、寂しくドライな印象を持つ。
2015-12-13 00:47:48フジタは本当にこの「つくだ煮みたいな色」(by梅津)で豊かな洋画表現ができると思っていたのか?という黒瀬さん新藤さんを交えた議論を聞くなどした。よき時間だった。
2015-12-13 00:54:02纏められるのを待って読もうかな…“@misoni_2013: 「対話」 椹木野衣(美術批評家)× 梅津庸一 12月11日(金)19:30 - arataniurano.com”
2015-12-13 10:06:01生で聞きたかった。 / 梅津庸一「ラムからマトン」トークイベント『「対話」椹木野衣(美術批評家)× 梅津庸一』[実況] - Togetterまとめ togetter.com/li/911525
2015-12-13 14:33:17梅津さんに刺激されてラファエル・コラン絵改めて見てるけどコランの絵って演劇的だよな。トートロジーぽいけど絵画的というか。正面がどこかという正面性をすごく意識した人物が「見せる」構図をとっている。視点が等身大の人基準だからかな。
2015-12-13 21:01:48近美の藤田展、大変良かったのだけれど、やはりこうしてまとまって見てみると、こんなまっ茶色に覆われた戦争画から、西洋名画に匹敵するものが生まれうると藤田が本気で信じていたわけがないだろう、と改めて思った。
2015-12-13 23:22:40前から思っていたけど、太平洋戦争に入ってからの藤田の「玉砕」構図は、構図問題を無化し、画家が受け身に回っているように感じられて、なんだか腑に落ちない。それよりも、政治的には罪深いだろうが日中戦争あたりのネーデルランド絵画的パノラマの方が重要だと思う。
2015-12-13 23:31:05(藤田の佃煮色の戦争画は生々しい歴史画というよりは西洋の歴史画のレプリカを装っている感すらあった。藤田はそれなりにいじけて描いていたようにも見える。最初から汚点になると予想していたかのようにも見える。死んだあと全ての作品を辿った時に大作の戦争画が後退して見えるように計算(続))
2015-12-13 23:39:18