【忍殺二次創作】ザ・エクスプロージョン・オブ・トゥウェルヴ・ニンジャ・ヘッズ#4【本編のみ】

とんぼがえり @lilivid

「俺は！イモチ・ヤクザクランのオヤブンだ！」言い放ち、両手で己の首に手を掛ける！そして……おお、何たる狂気！ニンジャ腕力により自らの首を引きちぎり始めたではないか！ニンジャスレイヤーは訝しむ。自殺とは思えぬ形相。「とくと見晒せ！これが俺の、ヒバナ・ジツよーッ！」70 #tmbnj

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言うやいなや、ダッドボムの目・鼻・口・耳から緑色の燐光がこぼれ、輝き始める！そしてニンジャスレイヤーの腰に吊られた11の生首も同様に！「ヌゥーッ！」ニンジャスレイヤーの脳裏に過去のイクサの様相が浮かぶ。バリキ・ジツ。あの恐るべきジツによる爆破前兆と特徴が一致！71 #tmbnj

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燦然と光り輝く12の生首に囲まれるニンジャスレイヤー！完全に胴体から引き剥がされ、生首だけとなったダッドボムが、不気味に笑っていた。「サヨンナラー！」爆発四散！KABOOOOOOOOOOOOOOOM！72 #tmbnj

とんぼがえり @lilivid

カモミ・ストリートの外れ、高級ウナギ鍋料亭「カザグルマ」。多くの政財界要人に愛され、陰謀とコーベインによる漆黒の風が回した風車。その象徴たる最高級スイート離れは、この夜、爆炎により灰燼と帰した。73 #tmbnj

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あちらこちらから野次馬が集まってくる。店の軒先では、一人娘と抱き合う店主の姿。イモチ・ヤクザクランによる邪悪なるニンジャ暗殺陰謀はこれで崩壊した。だが、ニンジャスレイヤーは？至近距離でこれだけの爆発破壊力を受けた彼は……果たして死んでしまったのか！？74 #tmbnj

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否！ニンジャ視力をお持ちの読者諸兄におかれては、是非とも目を凝らしていただきたい。あの爆炎の中、漆黒のネオサイタマの空を舞い飛ぶあの赤黒のニンジャ装束を！ニンジャスレイヤーの姿を！75 #tmbnj

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「Wasshoi！」76 #tmbnj

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ニンジャスレイヤーはカザグルマからやや離れた公園に前転着地する。その装束は所々が焼け焦げ、燻る。血が滴る。「ニンジャスレイヤー＝サン！」駆け寄ってきたのは、鎖国中の日本では珍しいコーカソイド系の金髪美女。彼女の名はナンシー・リー。女中姿の彼女の胸は豊満であった。76 #tmbnj

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「とにかく消火と手当を！」ナンシーはすぐそこで汲んだバケツの水を手渡す。ニンジャスレイヤーは受け取り、頭からかぶった。焦げ臭さと、僅かな煙が漂う。「うむ、無事だ。だが……」ニンジャスレイヤーは腰に目をやる。恐るべきヒバナ・ジツにより、生首は全て爆発してしまった。77 #tmbnj

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「宣戦布告のミシルシとするつもりだったが、タイムアップだ」「ええ、構わないわ」ナンシーは頷く。「私のロープトレーニングも万端。後は、決行日に」「うむ」ニンジャスレイヤーも頷く。「とりあえず、闇医者かい？」物陰から一人の男が更に現れる。逆モヒカンの男だ。78 #tmbnj

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「すまぬ、デッドムーン＝サン」ニンジャスレイヤーはオジギし、デッドムーンと呼ばれた男の傍らにある武装霊柩車へと乗り込んだ。社内のラジオから臨時ニュースが流れる。「反政府団体KMCのDJゼン・ストームことヒナヤ・イケル・タニグチ＝サンが……」作戦決行の日は近い。79 #tmbnj

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【12個のニンジャ頭部が爆発！】 4:ニンジャ殺すべし、されどミシルシは無く。終わり。 #tmbnj

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【蜻蛉】投稿は以上です。 拙作はひとまず、これにて完結しました。 やりたいことを詰め込みすぎた結果、思いのほか長くなったが、頑張りきれてよかったです。お付き合いいただき、どうもありがとうございました。 終わりな。【帰還】 #tmbnj

とんぼがえり @lilivid

測ったようなタイミングでスリケンダー！　良かった！　完璧に終わりきれて本当に良かった！