- Eric_Ridel
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"The Last Temptation of Christ"はバークレーの映画館で、カトリックx2、東方正教会x1の全員男性と一緒に見に行きました。ボストンあたりでは警官隊が出動する騒ぎだったので、若干、緊張して行ったのですが、バークレーは至って、平穏でした。
2011-01-29 12:18:11「キリストが、マグダラのマリアとの結婚から多くの子どもをもうけ幸せな結婚生活を送る」という選択肢=悪魔の誘惑があったなら…という設定は、キリスト教のドグマに幼少の頃から慣れ親しんだ、特に、ギリシャ正教の戒律で育った作者が書いたものであるだけに、驚くべきチャレンジングな内容でした。
2011-01-29 12:21:35そして、その「仮定」の「誘惑に身を委ねた」キリストが最後に、自分が「神の子」としての責任を果たさなかったために「炎上するイェルサレムの幻影」を見て我に返り、マリアへの未練はあるし、死ぬのは本当は嫌なのだけれど、それでも甘んじて死を受け入れる決断をするという解釈が、実に深いのです。
2011-01-29 12:24:59途中、「マグダラのマリアと子づくりに励むキリスト」のフツーな様子が延々と出てくるため、聖職者団体が抗議したり、映画館に並ぶ人に投石するキリスト教系右翼団体も出たわけですが、バークレーの映画館ではそのシーンにピュー、ピューと口笛を吹く人、かけ声をかける人など、和気あいあいでした。
2011-01-29 12:28:41マーティン・スコセッシ監督はシチリア系イタリア移民の子で、当然、カトリックであり、少年の頃は「司祭」を目ざしていたというだけあって、一時、共産主義に傾倒した知識人、政治家でもあったギリシャ人、ニコス・カザンザキスの深い苦悩を見事に映画化していたように思いました。
2011-01-29 12:34:46そんなエジプトで埋もれたTLの中、こちらの「聖☆お兄さん」議論が輝いてます RT @tawarayasotatsu 欧米の作家が「宗教」をテーマにギャグを描く場合には、命の危険も覚悟して「メッセージ」を発するわけですが、「聖☆お兄さん」は、最初から「私は何も批判していません。だか
2011-01-29 12:35:51心理をどこまでも追求しようとするのが、宗教を意識して育った人たちの生き方であり、それによって、ますます深い苦悩と葛藤することになるわけですが、日本の「八百万の神がいても困らない。べつにいいじゃん」という生き方は、当然、真理の追求も「特に必要はないじゃん」ということなのでしょう。
2011-01-29 12:39:36真理をどこまでも追求しようとするのが、宗教を意識して育った人たちの生き方であり、それによって、ますます深い苦悩と葛藤することになるわけですが、日本の「八百万の神がいても困らない。べつにいいじゃん」という生き方は、当然、真理の追求も「特に必要はないじゃん」ということなのでしょう。
2011-01-29 12:44:56@tawarayasotatsu 単一是非論の価値観と適当曖昧論の価値観との差ですね。でも実際日本人が多勢に流されやすいのは何故かしらん… @myen
2011-01-29 12:45:05後ほど拝見 RT @minazuki_eve: .@Hamyuts_Meseta さんの「『禅問答』と『哲学』・・・日本におけるキリスト教の理解のされかたを「聖☆おにいさん」を例にとって語る」をお気に入りにしました。 http://togetter.com/li/94408
2011-01-29 12:56:02後読 RT @tayu62 RT.@Hamyuts_Meseta さんの「『禅問答』と『哲学』・・・日本におけるキリスト教の理解のされかたを「聖☆おにいさん」を例にとって語る」をお気に入りにしました。 http://togetter.com/li/94408
2011-01-29 13:02:00@tawarayasotatsu 私はおそらく八百万神信仰で、むしろ逆に「唯一神がいて絶対の教えがあれば、こんなに自分の生き方の『正しさ』についてゼロから組み立てるような苦悩をすることはないのだろうに」思っていましたが、真理の追究に苦悩しているのですか?つまり聖書が曖昧?(拙文)
2011-01-29 13:02:09何故か携帯から引用出来ませんが、長らく「真実なんてどうだっていい」の姿勢の裏にあるのは仏教だと思っていました。もっと根深いものかもしれませんね @tawarayasotatsu
2011-01-29 13:05:04そうではなくて、「聖書に書かれていることが正しい」のであれば、「そう思えない自分」とどう折り合いをつけて行くべきか、みな(特に作家や哲学者、芸術家、映画監督など表現系の人たち)一生かけて、悩むのです。QT @524km〜真理の追究に苦悩しているのですか?つまり聖書が曖昧?(拙文)
2011-01-29 13:14:57仏教が曖昧になったのも、日本に入ってきてからかも知れませんね。「善人なをもちて往生を遂ぐ。ましては悪人をや」とか… RT @moeji 何故か携帯から引用出来ませんが、長らく「真実なんてどうだっていい」の姿勢の裏にあるのは仏教だと思っていました。もっと根深いものかもしれませんね
2011-01-29 13:16:22共感を優先する・・・女性的な民族(?)だからかも知れません。RT @big_sis_rie 単一是非論の価値観と適当曖昧論の価値観との差ですね。でも実際日本人が多勢に流されやすいのは何故かしらん… @myen
2011-01-29 13:17:06キリスト教についても同様の問い掛けを遠藤周作氏が行っていましたね。 RT @tawarayasotatsu: 仏教が曖昧になったのも、日本に入ってきてからかも知れませんね。「善人なをもちて往生を遂ぐ。ましては悪人をや」とか… RT @moeji 何故か携帯から引用出来ませんが、
2011-01-29 13:21:52権力に利用されてと書こうとして、でもキリスト教も利用されたしと考え直し中でした。真宗は教えとしては寧ろ明解では RT @tawarayasotatsu: 仏教が曖昧になったのも、日本に入ってきてからかも知れませんね。「善人なをもちて往生を遂ぐ。ましては悪人をや」とか…
2011-01-29 13:27:27すごいbrekthroughです。ありがとうございます RT @tawarayasotatsu: 「聖書に書かれていることが正しい」のであれば、「そう思えない自分」とどう折り合いをつけて行くべきか、みな(特に作家や哲学者、芸術家、映画監督など表現系の人たち)一生かけて、悩むのです
2011-01-29 13:29:46難しい…RT 違います。そして面白いことに日本は八百万の神がいて、すべての神は平等にウエルカムだということを海外が理解している上での「聖☆お兄さん」の評価なのです。まあさすがにムハマドは出せませんけど@tawarayasotatsu キリスト教の理解のレイヤーが違う。
2011-01-29 13:46:46遠藤氏は、キリスト者である前に日本の作家であると・・・よく言われますね。「弱く、曖昧な信徒=自分」をよくテーマにされます。日本のキリスト教が主にマリア信仰で、浄土真宗に近いということも… RT @masumind キリスト教についても同様の問い掛けを遠藤周作氏が行っていましたね。
2011-01-29 14:04:48日本に入った仏教も同じですが、キリスト教は受け入れる側のレイヤーによって、抽象的な哲学から毎日の教えまで…いろいろです。で、権力者は大衆の関心を利用する。 @moeji 権力に利用されてと書こうとして、でもキリスト教も利用されたしと考え直し中でした。真宗は教えとしては寧ろ明解では
2011-01-29 14:07:08メキシコなどは土着宗教や習慣と混ざり合っていて、万霊節の時には「お盆」みたいに、家族総出でお墓参りピクニックをしますものね。ガイコツがよくシンボル的に使われていますよね。RT @moeji 南米に入ったキリスト教は美術品見る限りどこかほのぼのしていて苦悩っぽくないですね
2011-01-29 14:09:43イタリアやスペインでも現世利益的なマリア信仰や聖人信仰が結構見られた記憶があります。ただ、スペインのは血生臭い感じがしました。 RT @tawarayasotatsu: 遠藤氏は....「弱く、曖昧な信徒=自分」をよくテーマにされます。日本のキリスト教が主にマリア信仰で、
2011-01-29 14:12:30カトリックは原則、どこでも血なまぐさい。反動宗教改革、バロック絵画の世界ですね。イスラム圏、新大陸では「侵略者」の宗教ですから。RT @masumind イタリアやスペインでも現世利益的なマリア信仰や聖人信仰が結構見られた記憶があります。ただ、スペインのは血生臭い感じがしました。
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