1F事故に関わったTEPCO作業者の体内における放射性Csの3年間残留量
- hyd3nekosuki
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@hyd3nekosuki 各年度のトータルダイエット試料からのCs134,137検出率: 2011年度4.4%(250試料中11試料) 2012年度1.8%(671試料中12試料) 2013年度1.6%(435試料中7試料) 2014年度全試料検出限界未満(256試料)
2016-03-24 16:59:40@hyd3nekosuki Cs134,137の検出限界値はともに1.0Bq/kg。各年度で検出されたCs134+Cs137[Bq/kg]の幾何平均値は以下のとおり: 2011年度2.2(11試料) 2012年度1.9(12試料) 2013年度1.6(7試料)
2016-03-24 17:18:40@hyd3nekosuki Table2に示されたWeight [kg/day]を重みとして、各年度で検出されたCs134+Cs137[Bq/kg]の重み付け平均値を求めてみると: 2011年度3.1(11試料) 2012年度2.0(12試料) 2013年度1.7(7試料)
2016-03-24 17:22:28こういった知見や、慢性摂取時の体内Cs残留量の予測値(例えばbl.ocks.org/habari2011duni… )を照らし合わせることで、 論文twitter.com/hyd3nekosuki/s… で測定されている作業者7名が事故後にCsを慢性摂取していない、と判断できる
2016-03-24 17:44:50メモ:1F事故に関わったTEPCO作業者の体内における放射性セシウムの3年間残留量→rpd.oxfordjournals.org/content/early/…
2016-03-18 21:37:18Q)排泄されにくい(肺で吸収されにくい)放射性Csは、現状の内部被曝線量評価結果にどの程度影響を与えるのか?
【UNSCEAR】UNSCEAR2013報告書第I巻付属書A→unscear.org/docs/reports/2… V. 作業者の線量評価(60~69頁)において、推定結果が整理されている。 内部被曝量の推定条件については以下pdf→ unscear.org/docs/reports/2…
2016-03-25 23:29:24@hyd3nekosuki 高い内部被曝を受けた作業者の方々の預託実効線量の評価結果については、日本の最終報告値とUNSCEARによる評価結果が図IXに整理されている。最も高い作業者の方で約600~650mSvと推定されている。 pic.twitter.com/8NBATj8tHK
2016-03-25 23:41:35@hyd3nekosuki 内部被曝による預託実効線量における各核種の寄与割合については、pdf資料unscear.org/docs/reports/2… のTable D1-3~D1-5で評価されている。なお各表の違いは、吸入摂取のシナリオ(どれだけの期間摂取したか)の違いとなっている
2016-03-25 23:57:15@hyd3nekosuki 想定するシナリオによって各核種の寄与が異なるが、内部被曝実効線量として最も寄与の大きな核種は『ヨウ素131』である(64~88%)。次いで、テルル132,ヨウ素133が数~十数%のオーダーで続く。セシウム134,137の寄与はそれぞれ4%,3%程度
2016-03-26 00:05:07@hyd3nekosuki なおTe132による内部被曝ですが、甲状腺吸収線量への寄与は非常に小さく、結腸吸収線量への寄与割合が大きいことがTable D1-3~D1-5から分かります。要は、Te132による実効線量の寄与は、甲状腺以外の、組織荷重係数の高い臓器の被曝に起因する。
2016-03-26 00:44:11@hyd3nekosuki この内部被曝線量評価結果twitter.com/hyd3nekosuki/s… のオーダーは、①twitter.com/hyd3nekosuki/s… の31頁,Table 1のI-131測定結果と、②MONDALコードを用いることで概ね再現できる。
2016-03-26 00:10:32なおtwitter.com/hyd3nekosuki/s… の論文で報告されている内容については、NIRS-M-252(27~34頁)において2012年2月までのCs134,137測定結果の数値が示されている。ヨウ素131測定値も有り。 nirs.go.jp/publication/ir…
2016-03-22 21:12:25twitter.com/hyd3nekosuki/s… において、現状ではCs134,137の預託実効線量への寄与割合が約4%,3%と評価されている。ここで、(肺から吸収されやすい)FタイプのCs粒子を吸入摂取した、と現状では仮定している
2016-03-26 00:49:28twitter.com/hyd3nekosuki/s… の測定結果に基づいて、排泄されるのが遅い成分(生物学的半減期が約2年のオーダー)がどの程度影響与えるのか試算してみる。放射性Csが体内でどれだけの回数崩壊したのかを考えることで、遅い成分の寄与がどの程度あるのか分かる
2016-03-26 00:58:36twitter.com/hyd3nekosuki/s…より、最も放射性Csの体内残留量が多い作業者Aについて、Cs134,137体内残留量[Bq/body]の経時変化を図示すると以下のとおり。なお、値については論文Fig5,6から読み取った pic.twitter.com/EXXqz4lQtu
2016-03-23 17:11:51twitter.com/hyd3nekosuki/s… に基づいて、 『(生物学的半減期約2年で遅く排泄されるCsが体内で崩壊する総数)÷(生物学的半減期約100日で速く排泄されるCsが体内で崩壊する総数)の比』を求めてみると、Cs134で約0.03、Cs137で約0.05
2016-03-26 01:12:53@hyd3nekosuki これらの経時変化について、誤差分布をポアソン分布と仮定し、最尤法により2成分の指数関数の和の形でフィッティングすると以下のとおり: Cs134→wolframalpha.com/input/?i=logpl… Cs137→wolframalpha.com/input/?i=logpl…
2016-03-24 12:31:24@hyd3nekosuki 上記評価の計算式: Cs134→goo.gl/km27RF Cs137→goo.gl/5s3nHi
2016-03-26 01:22:18@hyd3nekosuki 論文の測定結果に基づくと、排泄が速いCs粒子の摂取量に比べて、排泄されるのが遅い(肺で吸収されにくい)Cs粒子の摂取量が少ないので、遅い成分が体内で崩壊する回数はせいぜい5%程度の寄与に過ぎない。
2016-03-26 01:31:08