漫画家と原稿料の未来を憂う
- saint__elmo
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これを読んで思い出した。→ http://togetter.com/li/95213 初連載当時、せめてアシスタントに世間のアルバイト並みの給料を、と未経験者に一日1万円ほどを払ったが実情があまりに苦しく泣く泣く謝り給料を下げた。情けなくて胃が壊れた。
2011-02-01 11:07:46編集者に言いたいのは原稿料も変えずに気軽に「もっと描き込め」と言わないでほしいんだ。1ページあたりの解像度を上げるのに、一人が半日取り組んだとしても20ページなら10日分。1本5日で原稿あげるとしたら2人アシスタントを増やすことになるでしょう。そういう計算で連載は回ります。以上。
2011-02-01 11:10:38描き込めば完成度が高まるという考えは、悪しき増量主義。書き込みの密度は全体のバランスのなかで相対的に決まるのであって、かえってストーリーを阻害したりする事もある。 RT @shinanogaw: 編集者に言いたいのは原稿料も変えずに気軽に「もっと描き込め」と言わないでほしいんだ。
2011-02-01 12:33:23近頃声をかけてくださる編集さんはみなさんこちらの作画密度と原稿料の心配をしてくださる方ばかり。大変ありがたい。漫画家諸先輩方がネットを通じてあげた悲鳴が届いていることを実感します。感謝感謝です。漫画家と版元と読者とみんなが幸せになればいいと思います。
2011-02-01 11:15:19今RTした信濃川氏のツイート、似たような経験を持つ作家さんは多いと思う。自分もスタッフさん帰宅、ドアパタンと閉まるなり胃けいれんで卒倒したことがあった。
2011-02-01 11:10:55@ishikitokihiko (笑)経営者として未熟だったと言われればその通りなのですけどね…。ただただ悔しい思い出です。
2011-02-01 11:24:41最低限のお金勘定の能力が必要なんだというのだけでも何とか知れ渡って欲しい RT @shinanogaw: (笑)経営者として未熟だったと言われればその通りなのですけどね…。ただただ悔しい思い出です。
2011-02-01 11:30:17作画の話には「経費」がセットでついてくる、って意識を漫画家以外の関係者がみんな持ってくれないかなぁ。売れてないのに「儲け」をくれって言ってるわけじゃない。「儲け」と「経費」は違うんです。金の話で消耗するのは本末転倒でしょう。そして、人に恨まれたり、恨んだりしたくない。
2011-02-01 11:52:491頁1万円の原稿料でアシさんが1日懸けて1頁仕上げてくれて(難しい背景のページならそれくらいかかり得る)日給に1万円(食費交通費も入る)差し上げたら・・・あら不思議、手許にいくら残ってる?…という。 算数かい!
2011-02-01 11:34:55けっきょく作家は寝る時間を削り、寿命を縮めることに RT @ishikitokihiko: 1頁1万円の原稿料でアシさんが1日懸けて1頁仕上げてくれて(難しい背景のページならそれくらいかかり得る)日給に1万円(食費交通費も入る)差し上げたら・・・あら不思議、手許にいくら残ってる?
2011-02-01 12:39:28その「原稿料」がページ1万円ならまだ良い方で、ページ5000円とか6000円とかの場合があって、どうやって回せば良いの!?というのが昨日の中村さんのお話です。
2011-02-01 11:39:07@ishikitokihiko 僕は原稿料は貰えるだけで幸せではないかとの考えです。そもそも雑誌とは出版社にとって、今となっては赤字の出る媒体。雑誌がコンビニや駅売店などリアル社会で流通されることで単行本の売り上げに繋がる。作家にとってはコンテンツを宣伝してくれる媒体なのですね。
2011-02-01 12:03:56@ishikitokihiko 作家が原稿料の不満を述べていると雑誌が出せなくなり、結局は自らの首を締めるのでは? 苦しい懐事情もわかるけど、僕みたく原稿料なし印税のみで回す作家にとっては、雑誌でコンテンツを宣伝して貰いつつ原稿料に不満を述べるのは贅沢な物言いに聞こえちゃいます。
2011-02-01 12:07:40@sharinyamano 個別には、仰る通り山野さんのなさっていること含め、それぞれが出来ることをすべきだと思います。ただ総論的には現状を述べることが、自らの首を絞めることばかりとは思いません。「宣伝をしてもらいながら」でもあるけれど同時に定時大量生産を守るリスクは負うのだから
2011-02-01 12:14:31@sharinyamano でも、やるべきことをすべてやっていないのに、愚痴ばっかりで見苦しい、というふうに見えたのだとしたら、そうした点は反省します。やることもやり、言うことも言う、見苦しく見えるべきではない、というバランスは必要だと思うので。
2011-02-01 12:35:10@ishikitokihiko 勿論「ばかり」ではないでしょうけど。雑誌の衰退はもはや止まらず、雑誌ビジネス自体が危機。またマスビジネス自体が立ちゆかなくなっている時代に定時大量生産できるのはマンガ家の新人や卵からみても羨ましい立場。リスクと考えるなら止めればいいのでは?(続く)
2011-02-01 12:41:22@ishikitokihiko 連載やりたい作家ってたくさんいますから。内情が厳しいのはわかる。でも、作家の苦しい立場ばかりではなく出版社側にも雑誌が厳しいという事情もある。その部分も考慮した上での物言いや、どうすればいいかの前向きな議論のネタとしてなら構わないのですが…
2011-02-01 12:46:48雑誌が潰れても正社員はクビにはなりません。中堅出版社では残業代カットなどあるが、フリー編集から見ればまだ全体に高給という事情も考慮すべきでは? RT @sharinyamano: @ishikitokihiko 出版社側にも雑誌が厳しいという事情もある。その部分も考慮した上での…
2011-02-01 13:38:00@mogura2001 出版業界も斜陽が進み、潰れる出版社も出てきていますよ。現在の四割くらいは編集者が減るという話もありますね。大手と中小の給料を一緒くたにして、「全体に高給」というのは、ちょっと乱暴な物言いではないでしょうか? とりあえず僕の担当編集は怒りそう(笑
2011-02-01 13:47:55リスクがあるから止めたいということではないです RT @sharinyamano: …雑誌ビジネス自体が危機。またマスビジネス自体が立ちゆかなくなっている時代に定時大量生産できるのはマンガ家の新人や卵からみても羨ましい立場。リスクと考えるなら止めればいいのでは?(続く)
2011-02-01 12:49:12議論の材料を並べている(続く) RT @sharinyamano: 連載やりたい作家ってたくさんいますから。…作家の苦しい立場ばかりではなく出版社側にも雑誌が厳しいという事情もある。その部分も考慮した上での物言いや、どうすればいいかの前向きな議論のネタとしてなら構わないのですが…
2011-02-01 12:52:21(続)議論の材料を並べて、そこから「さて誰もがどうしよう」という話が出来ればいいと思っていますが、前述の通り、愚痴ばかりで見苦しい、という見え方をしたのだとしたら、その点は省みたいと思います。ご意見ありがとうございます @sharinyamano
2011-02-01 12:54:45@ishikitokihiko いや勿論です。マンガ家は描きたいから描いているのであって。リスクを、作家活動できなくなるほどの大きい問題と考える人は、止めるという道もあるということです。人気がありすぎて連載を終わらせられない作家が経営の危機であれば、原稿料に物言えばいいんですよ。
2011-02-01 12:56:45原稿料にモノを言うこと自体がはばかられる空気がある、自分の感触ではパワーハラスメントに近いプレッシャーが相手からあってもそれは甘んじて対応すべき? QT @sharinyamano: …人気がありすぎて連載を終わらせられない作家が経営の危機であれば、原稿料に物言えばいいんですよ。
2011-02-01 13:00:50@ishikitokihiko なるほど、交渉しにくい空気があるんですね。僕、印税交渉平気でやってますので知りませんでした。編集者・出版社は、黒子であるべきと考える人が多く、またマンガ家ほどに非常識な人は多くない。だから議論のネタのバランスが悪くなっちゃいますよね。
2011-02-01 13:23:43