【第4話】魔法少女れいるたん【敵の敵は味方じゃないけど】
「で、提案なのだけれど、協力しな……きゃっ」「きゃっ?」「な、何でもないわ!」触手の吸盤が背筋に急に吸いついたせいで声が出たなど言えないもちこーぅは慌てて言葉を紡いだ。「わ、私の攻撃魔法は打撃系主体だからこのタコには相性が悪いのよ。だから貴方が倒しなさい。足止めはしてあげるから」
2011-02-02 21:15:09リアルタイムです。おおかな流れだけは脳内にありますが。RT @mochikolo: 江田さんはリアルタイムで書いてるのかな?
2011-02-02 21:15:34「足止め、ったって足八本あるぞ。できんのかよ」「全力出せば、ね。ただ魔力をチャージしてる間は無防備だから防御はよろしくお願いね」「ちょっ、おまっ!」れいるたんの抗議を無視して風邪薬が「つまり、れいるたんがもちこーぅの足止め魔法発動までの時間を稼いで――」
2011-02-02 21:19:00「――足止め魔法で動きが止まったところで、浄化の魔法でとどめ、というわけですね」「そういうこと」「何か回りくどいな」「ですけど他に手はありませんし。ここはひとつ共闘ということで」「ええ、そうね」「……意見が一致してるところ悪いんだがな」「はい?」「どうやって触手から脱出すんだ?」
2011-02-02 21:20:47「あ、じゃねえよ!」「んー。もちこーぅさん、なんとかなりません?」「無理。私、自分の服の腐食を防ぐのに魔力回してるから」「腐食? おおおおおおっ!? なんか服から煙がっ!?」「あらまあ。これはもう四の五の言ってられませんね」
2011-02-02 21:23:11@syukuya プロットも事前準備も全く無しでやるのは自分には無理ですねー。1話冒頭はまあ全くの思いつきなのですけれど。
2011-02-02 21:26:04「れいるたん! 2錠目いきましょう!」風邪薬が白い錠剤を取りだした。「本当は用法容量を守って使用しないとマズいんですが」「……効果あんのか?」「勿論です。追加で魔力供給するので。……まあ副作用もありますけど」「今ぼそっと何か言った! 言ったよな!」「えいっ」「んが……ごっご!」
2011-02-02 21:28:36