公式の中の人達 『二次創作制作者は過剰に萎縮する必要は無い。うまくやれ』 (エレン先生の二次創作に対する東京書籍の公式回答有り。)

出版社や作家という公式の中の人たちの、二次創作に対する見解まとめです。 追記: ・ゲーム音楽家の来兎さん、二次創作の許諾問題を語る。 『第三者が許可の有無を聞く事自体、権利者的に迷惑』 『「0か1かはっきりしてくれないと死ぬ病」の人達は迷惑』 続きを読む
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みつきゐ@誰もお前を愛さない @Mickey_GSF

やるのは大概「自称親衛隊」ですよねぇ。 twitter.com/MORI_Natsuko/s…

2016-04-09 13:58:07
森奈津子 @MORI_Natsuko

私の友人知人の中で出版業界、ゲーム業界、アニメ業界にいる人々は全員が、まず、なにかしらの「公式の中の人」や作者であるわけですが、わざわざ「けしからん内容の二次創作パトロール」なんてやってはいません。彼らが動くとしたら、あからさまな著作権侵害です。違法コピーとか。

2016-04-09 13:55:53
森奈津子 @MORI_Natsuko

@Mickey_GSF 「様々な公式の中の人」からのコメント、ありがとうございます。RTさせていただきました。

2016-04-09 14:17:50
佐藤圭亮@マンガ論争編集部 @demodori_s

教科書のキャラだから、というのはあまり関係なくて「なんでも同じ」だと思うんですけどねえ。ガイドラインを御旗にしたら、サンライズとか全滅ですよ?

2016-04-10 14:19:42
佐藤圭亮@マンガ論争編集部 @demodori_s

エロ等禁止で話題になった、らいとすたっふの安達裕章さんと銀英伝コミカライズをされている道原かつみさんは、例の改定後に「ガイドラインを守っていないのはこっそりやるもんだと思ってました」という会話をされていた。そういうもんなんだと思うんですが。

2016-04-10 14:35:17
佐藤圭亮@マンガ論争編集部 @demodori_s

あと昔と違ってネットでの公開がほぼ前提になってるこのご時世、ググればかってに引っかかるんだから、権利者にバレないなんて無理なワケで。みなさん知りつつほっといてくれてるのに。

2016-04-10 14:37:10
水戸泉『ヴァンパイア・ホリック~永遠にあなただけ』ティアラ文庫発売中 @mittochi

「二次創作していいですか」と聞かれたら版権元は「ダメ」って言うしかないよ、うっかり「いいですよ」なんて答えて勝手に版権商売されたら困るから。ファンアート的な二次創作は別にどんな内容でも「ファンが勝手にやった(版権元に責任はない)」、これでいいんだよ…

2016-04-10 20:30:50

バンダイナムコゲームスのプロデューサー、原田勝弘さんによる解説です。

Katsuhiro Harada @Harada_TEKKEN

久しぶり!良い事おしえたろか!ファン活動がファン活動の範疇である限り権利元に聞かないほうが良い。正式に聞かれれば聞かれるほど公式見解では「ダメ」と答えるしかなくなる。ヤブヘビになるよ。 RT@you_duki 新しいアイマスP名刺を作ってみましたが、このデザインはセーフですか?

2013-11-27 15:20:47
Katsuhiro Harada @Harada_TEKKEN

なので君がファンで居てくれて、その範囲を超えた事(例えば儲けちゃうとかさ)しないで、楽しんでいるぶんには、ワシらおっちゃんらは何も言わんから(ありがとうとは心で言ってるよ)、楽しんでくれたまえ。「公式のOKが出た」なんて事は杓子定規に言えばまずないから RT@you_duki

2013-11-27 15:23:56

http://www.twitlonger.com/show/nikd3r

なるほど。では全て建前無しで説明します。

以前別件で説明しましたが、こうした著作物の配信や二次創作などは例えば権利元の法務部(や問い合わせ窓口)に正面から質問すると「厳密にはダメです」という杓子定規な回答が返ってきます。
もっと厳密に言うと、著作物を無断で配信ないし二次配信しているので、版元の我々が様々ケチをつければなんとでもできますよ、ということになります。

が。ですが、逆を返せば現時点の法律では著作権に関わるものは版元からケチをつけない限り違法化されません。

で、ここからは現実的にどうなのかという話ですが、
「鉄拳の場合」とあえて限定しますが、鉄拳はゲームの特性上、大会の映像配信やユーザーコミュニティの盛り上げとしての配信を「広告宣伝」と「みなして」います。

もっと突っ込んで言えば、広告宣伝とみなせる範囲であれば、作品に関わる他の権利、例えば声優さんの二次使用料なども発生しないだけの契約形態にしています(我々ゲームの版元がそういう契約形態&ギャラを支払っています)。
ですので、版元である我々が「これは広告宣伝である」とみなしている限りは、訴えたりすることはありません。

逆に言えば、こうしや配信の目的が明らかに「営利」であると判断した場合は訴えることもあるでしょう。
でも、その配信が広告宣伝だとみなしたうえで、その配信を継続する(してもらう)為に必要最低限の運営費として、得ている何かがある、というのは例外とみなしたりします。

また、鉄拳の場合はいわゆる映像配信によるネタバレによって損なわれるものが、他のジャンル(RPGとか、ノベルももとか)に比べて少ないことから、「ゲーム価値の置き所」の観点からの訴えなども発生しにくいでしょう(過去に鉄拳のエンディングムービーが全てアップロードされた際に、YouTubeから削除されたケースなどはありますが、業務用では発生しにくいでしょう)。

用は、こちら(版元)のさじ加減ひとつです、というのが一般論です。

そこを判断するのは版元である我々の会社ですが、つまるところ鉄拳の場合は、鉄拳フランチャイズを統括する私の責任において、ということになります。
鉄拳の場合はゲームの特性および価値の置き所としてファンの皆さんが配信したり、対戦を観戦することは、広告宣伝として認められるばかりか、重要な盛り上がりのひとつだと考えています。

ですので、よほどの逸脱行為がない限り、こちらから物言いをした事はありません。
むしろ、配信を推奨ないし支援するケースが事実として多かったというのはあります。

だから何してもいい、という事ではありません。
要は、こういう問題を正面きって聞かれると企業としては杓子定規な答えにしかなりません。

逆にタイトルを楽しんでもらいたい、盛り上がってもらって、しっかり売りたい、売り手と買い手の関係をよいかたちで成り立たせようとしているタイトル責任者に聞いた場合は、そのゲームが配信や二次創作によって広がるという特性を持っている場合に限っては「盛り上げてくれるなら、むしろ感謝してるから配信でも二次創作でもお好きにどうぞしてやがれください」という本音が見える、ということになります。

ひつこいけどこれは版元のさじ加減ひとつ、あと、ゲームの特性によるからね(1枚の絵が重要で、それを二次配信されると価値を失うようなゲームが仮にあったとしたら、そういうのは問題を生むでしょう)。

という前提があったうえで、鉄拳は私がやってるうちはこれまでもこれからも、配信が常識的である限り大丈夫ですよ。でもほんとうは「大丈夫ですよ」なんて事をいうのが問題あるんですよ。

なので言わせないで、表立って質問しないで、まずは好きにファン活動してくださいよと。
それが「ファン活動である」と鉄拳プロジェクトが感じれるものであればきっと大丈夫です。むしろ感謝してますよ。

逆にそりゃあないでしょ!と思えば、版元(会社)は動いちゃいますけどね。
でも、対戦配信で我々が騒いだ事ありますか?ありませんよね。

鉄拳が好きでいてくれてありがとう、遊んでくださってありがとう。

そういう事です。
お互いに。

RT@frozen_AISU 一応業務用筐体で考えてますが、カメラで画面撮影OKでしたら、それも含めて、確認できたらありがたいです


現在の出版業界の二次創作への見解がこれです。

丹治吉順 a.k.a.朝P, Tanji Yoshinobu @tanji_y

TPPに関する文化審議会小委員会に来ています。各団体が意見陳述していますが、画期的なのは日本書籍出版協会。「従来、我々はコミケについて言及してこなかった。しかしコミケがコンテンツの揺りかごとして機能してきたことを、ここで発言しておきたい」(意訳)。出版界がコミケを認めました。

2015-11-04 10:17:50