2016.4.13開催【科学ジャーナリスト会議4月例会 津金昌一郎先生と津田俊秀先生の「同じ疫学者として各自の見解と相手への疑問、批判」】関連ツイートまとめ

23
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 津田さん最初の15分プレゼン。WHOは2013年報告書で,甲状腺がん多発を予想。この予想が知られていないのが混乱の原因の一つ。その被曝量も,過小評価の疑いがある。 因果関係は概念。結果と原因の関係をみえるようにする。

2016-04-13 18:40:28
おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。 @makomelo

科学ジャーナリスト会議4月例会なう。津金先生と津田先生の「同じ疫学者として各自の見解と相手への疑問、批判」 津田敏秀さん(岡山大学大学院環境生命科学研究科 教授) 津金昌一郎さん(国立がん研究センター 社会と健康研究センター長 jastj.jp

2016-04-13 18:41:03
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 津田さん:原因(曝露)から結果を考えないとならないと,多くの人は考える。しかし,結果の病気から原因を推定する。 17世紀の決定論が衰退し,19世紀に確率論に置き換わった。

2016-04-13 18:42:32
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 △△倍(95%信頼区間) これが,科学的根拠。これを科学ジャーナリストの人はみてほしい。福島県の発表は,これがない。 地区割りは,誰がやってもこうなるだろう。ほとんど,私(津田さん)の恣意は入っていない。

2016-04-13 18:44:05
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 津田さん 時間の流れ 2011年3月原発事故 がん成長の始まり    検診1巡目   2巡目 始まりがわからないので,感度分析をおこなった。

2016-04-13 18:45:35
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 100万人に一人といっていたのが,ずいぶんちがう。 検診をやった福島県内での比較では,2.6倍,有意差がでる直前で有意差がないくらい。

2016-04-13 18:47:06
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 内部比較オッズをみても,地域差がみえる。

2016-04-13 18:48:41
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 1巡目の分析結果 通常より20から50倍多い。 中通り那加地区は50倍の多発 地域差が2.6倍 …

2016-04-13 18:49:35
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 検診は2年ごとに実施 2巡目 すでに郡山などで30倍の多発。1巡目で刈り取られているので,2巡目はスクリーニング効果は期待できない。大きくなるのは思ったより早い。 韓国は,がん検診のついでの大人の事例。劇的にちがう。

2016-04-13 18:51:24
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 チェルノブイリ周辺の非曝露地区でのスクリーニングでは,4万7000千人で発症がない。 これらの知見があるにもかかわらず,まだスクリーニング効果だといわれている。 チェルノブイリでもそうだったが,否定された。 論理矛盾。

2016-04-13 18:52:56
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 医学的根拠にもとづく予想。将来何がおこるのか。 ジャーナリストの人も,それを理解した報道してほしい。 チェルノブイリでも,事故翌年からスクリーニング開始よりも前に多発がみられる。ベラルーシ,ロシア,ウクライナで多発が確認。

2016-04-13 18:54:35
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 年齢が高い19歳以上でも多発している。倍率は低いが,患者数は多い。検査年齢を拡大する必要あり。 科学ジャーナリストの皆さん! 科学的根拠の確認をご自分の目で。 科学的根拠は,△△倍(90%信頼区間○から○)

2016-04-13 18:55:52
おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。 @makomelo

津田先生「科学ジャーナリストの方々は、科学的根拠とは何か、ということをご自分の目で確かめて頂きたい」と終わって、津金先生へと交代。続いて、「過剰診断についてに話す」とのこと。

2016-04-13 18:56:49
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 ここから津金さんの15分 いわゆる過剰診断説をとっていますがと,司会の林さん。 津金:先行調査のデータからお話しします。本格調査によって,被曝の影響がでてくることもあるかもしれません。

2016-04-13 18:56:55
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 地域がん登録のデータと比べれば,数十倍(22から31倍)多い(受診率を補正すると160人) 期待する死亡数に比べて,罹患数が多い。過剰発生でなければ,過剰診断だろう。

2016-04-13 18:58:11
切り取り線 @kiri_tori

✄------------ PM 7:00 ------------✄

2016-04-13 19:00:01
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 わかってもらいたいのは,甲状腺がんの特徴。 胃がんや肺がん?とはちがう。甲状腺は大事なホルモンをしている。迷走神経が側に通っているので,手術するとしわがれ声になるなど。罹患率は年齢に依存。10代であっても。生涯では甲状腺がん死亡は男女とも低い。

2016-04-13 19:00:22
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 リンパ節転移があっても,40歳以下ではステージ1。遠隔転移がなければ,ステージ1。 子どもの場合,リンパ節転移,遠隔転移が多いが,それにもかかわらず,生存率が100パーセント近く?,予後がいい。

2016-04-13 19:01:52
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 甲状腺がんは,がん登録の精度がある程度保たれている地域では,罹患率が40年で数倍増加。10歳後半から。死亡率は変わっていない。 死亡率は変わっていないが,診断は増えている。 アメリカでも,ほとんどが乳頭腺がん,2cm以下の罹患率が増えている。

2016-04-13 19:04:07
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 甲状腺がんの罹患率の増加傾向。数十年単位で増加。死亡率は増えていない。 韓国でも,乳頭がんが増えていて,しかし,死亡率は増えていない。乳がん検診ととともに増えている。 その地域で,検診受診率と相関して罹患率が増えている。

2016-04-13 19:06:14
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 韓国では,検査を受けると,100人中2人が甲状腺がんと診断される。 日本でも,香川県で,善意の医師が乳がん検診とともに甲状腺がん検査。発見が増えたので,サイズを大きくした。10歳代でも1%みつかっても不思議ではない。 2cmあればリンパ節転移。

2016-04-13 19:08:08
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 香川県の経過観察例では,腫瘍の大きさが変わらず,消滅しているものもある。 武部:内分泌学からデータ引用。

2016-04-13 19:09:16
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 ウクライナでは,線量に応じて発見率があがる。線量が大きければ大きいほど甲状腺がんが増えた。診断された甲状腺がん45例。被曝がなかった場合でも11例あったとされる。 ある論文を引用。

2016-04-13 19:10:53
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 がんの過剰診断は,ニューイングランドジャーナルオブメディシンなどで,大問題になっている。 死ぬまでに症状がでない,死に結びつかない:過剰診断 余命が短い場合,診断することはない。その前にほかの病気で死ぬ。これが過剰診断。 模式グラフで図説。

2016-04-13 19:12:39
林 衛 @SciCom_hayashi

JASTJ4月例会 津田・津金対論 同じように剖検で発見されるがんは,甲状腺がんだけでなく,乳がんや前立腺がんにもある。 精度の高い検査であれば,発見される。 臨床症状を呈し,死に至らしめるのは稀(高齢のものに限る) 子どもの甲状腺がんは予後がよい。

2016-04-13 19:15:02
1 ・・ 5 次へ