【UTAU】Moresamplerを使う時のための参考情報

ちていこ @chiteico

もりさん（Moresampler）の2文字フラグとフラグ編集プラグインの相性について、少し動作確認してみました。 ①OverFlags→2文字フラグの追加と計算が動作することを確認。 ②拡張フラグエディタ→2文字フラグだと誤動作するので2文字フラグには使わない方がよさそう。

ちていこ @chiteico

もりさん（Moresampler）の声質系フラグを使えば、以前にエンベロープの微妙な音量調整で表現していた強弱をフラグの声質ベースでもつけられるようになるので、抑揚の調声がかなりやりやすくなります。これは便利。

ちていこ @chiteico

もりさん（Moresampler）の声質系フラグが便利な件。 ・高音を柔らかく歌わせたい場合（例：裏声音域だが裏声音素がない場合）に「Mt-20～40Mo-20～40」で声を抑える ・助詞など歌詞的に意味が弱いところを弱く歌わせたい場合に「Mt-20～40Ms20」で声を抑える

ちていこ @chiteico

MoresamplerフラグをHANASUに生かす ①Mt：強さ・柔らかさを調整（例）助詞で柔らかくする ②Mo：モゴモゴ感やハキハキ感を調整 ③Ms：息っぽさを調整（例）文末やフレーズ末に近づくにつれて息っぽさを上げる、助詞で息っぽさを上げる →フラグなので手間が少ないのが利点

ちていこ @chiteico

UTAU調声で声質をいじりたい場合には、エンジンとしてMoresamplerを使用し、gフラグ、Moフラグ、Mtフラグ、Mbフラグあたりを調整すると、曲に合わせて声の雰囲気を調整できて便利です。特に、Mtフラグによる声の強さの調整とMoフラグによる発音の明瞭さの調整は、有用です。

ちていこ @chiteico

なお、UTAUエンジン「Moresampler」はVOCALOIDライクな名称の声質調整用フラグを多く搭載していますので、音源収録量が少なくても調声で表情をつけやすいです。また、表情音源併用時に声質差を埋めたい場合にも各種フラグが役立ちます。　※ちょくちょく入るもりさん宣伝

ちていこ @chiteico

Moresamplerはループ式エンジンだから音源との相性が悪いとお困りのそこのあなた。なんと、「moreconfig.txt」にある「synthesis-duration-extension-method」の設定を「stretch」にすると、ストレッチ式としても使えるんですヨ。

ちていこ @chiteico

なお、Moresamplerの引き延ばし方式のデフォルト設定は「自動」でして、これは原音の長さに応じて自動的にループ式とストレッチ式を切り替えてくれる優れモノです。ただし、使用音源の原音設定がループ式に対応していない場合は、先述のコンフィグでストレッチ式にして使うとよさげです。

ちていこ @chiteico

Moresamplerの動作は、LLSM生成完了後であれば他のエンジンと比べて特に遅くはない印象でした。LLSMと周波数表（MRQ）生成速度は、他エンジンの周波数表生成速度よりも遅いです。もりさん使用時は、frqeditorの並列処理であらかじめ周波数表一括生成しておくと吉です。

ちていこ @chiteico

MoresamplerではMRQのほうが周波数表で、LLSMのほうは歌声合成に使われる音声解析結果ファイルのようです。他のエンジンでは作らないものを作るので、初回の歌声合成処理が重くなるのです。実は、もりさんのクロスフェードがきれいに仕上がるのは、このLLSMの活躍によるのです。

ちていこ @chiteico

Moresamplerの自動原音設定機能については、まいこさんのTogetterに0.7.0の頃の情報があります。　Moresamplerの自動原音設定への意見・評判まとめ - Togetterまとめ togetter.com/li/985175 togetter_jpさんから

ちていこ @chiteico

Moresamplerでは、バージョン0.7.0からUTAU音源の自動原音設定機能が追加されました。連続音に対応。バージョン0.7.2ではCV-VCに対応。機械学習の仕組みを使っているとのこと。改良中ですが製作中音源の再生確認用や原音設定のベース作成用に使える精度はあるようです。

Eji @ejiwarp

Moresamplerの自動原音設定について： 1. 波形と時間域ではなく周波数領域でエネルギー量で判断 2. 機械学習で特徴をを取る（相対算出してない） 3. 目標の特徴点に対して誤差は10~20ms前後 pic.twitter.com/BtYrdNQULN

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ちていこ @chiteico

Moresampler（もりさん）の自動原音設定機能では、なんとHMM的な謎の技術が活用されており、コア部分のソースが公開されているらしいという噂を聞きます。未来的な技術が、ここにあります。 twitter.com/chiteico/statu…

ちていこ @chiteico

Moresampler（もりさん）の中の人により、隠れセミマルコフモデルのC言語での実装（liblrhsmm）がGitHubされているようです。ライセンスはGPLv3。HMM方面に興味のある方には気になる情報かも？ ＜GitHub＞ github.com/Sleepwalking/l…

2016-10-23 13:15:50

ちていこ @chiteico

Moresampler（もりさん）の自動原音設定機能は、①機械学習の仕組みを利用しているのでネタが揃ったら精度がすごいがネタを揃えるのにある程度技術情報が必要②Moresampler開発・運用陣は原音設定にあまり詳しくない…なので、実力派原音設定師さんからのご指摘を歓迎致します。

ちていこ @chiteico

Moresampler日本語CV-VC自動原音設定　所感 ・先行発声は割と正確（ア行等はある程度仕方ない） ・オーバーラップと子音部が先行発声に近すぎ→おそらくノウハウ不足による ・左ブランク位置が右すぎ→連続音のときと同じ問題 ・ア行のエイリアスが「a あ」でなく「a a」形式

ちていこ @chiteico

Moresamplerは特殊音素系の音素切り出しには弱いところもあるようです。変わった拗音でもうまくいかないかも…。大きな改良が終わったら、そういったところも対策していただけるかもしれません。

ちていこ @chiteico

Moresamplerの自動原音設定機能では、単独音音素のオーバーラップと左ブランクの設定は、エイリアス重複の次くらいに気になるポイントですねー。

ちていこ @chiteico

Moresamplerの自動原音設定機能が出力するCV-VCエイリアスが妥当ではない箇所を調査し、Moresampler運用陣に報告しました。そのうち、修正されるはずです…。たまたま手元にあったCV-VCリストとしか照合してませんので、拗音等でチェック漏れはあるかもしれません。