バス製造メーカーの話から始まった業界再編の考察
- sakuraniwa39
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(承前) ふ「やめやめ、OEMも打ち切りだな」 ∪「そうしろそうしろ」 ◆2010年10月29日、ふそうとUDの合弁会社設立協議打ち切り発表。及びOEMの打ち切りも決定。
2016-04-22 20:58:17∪「まさか後戻りすら出来ないとは・・最初から間違っていたのか」 ◆さらに、この時期は西工が解散後の方針確定していたため(2010年10月31日会社解散)、西工の復活は不可能 UDの退路はすでになかった まさに先走って梯子を外された形である
2016-04-22 20:58:30ふ「バス製造は親会社との連携強化しかないな」 ◆この後、ふそうはダイムラーとの連携強化でバス製造の自社強化を行うことになる
2016-04-22 20:58:40(エピローグ) J-BUSへの対抗も意識してか、OEM時に一旦廃止していた中型車のラインも復活させたものの、かつてのリコール隠しも影響した販売力減少とJ-BUS勢へ顧客がシフトしたことで以前ほどの活況は取り戻せておらず。 (続く)
2016-04-22 20:59:10(承前) 依然、一般路線系も観光系もJ-BUS連合のいすゞ・日野のペアからバス販売市場のシェアを奪還するに至っていない。 -完-
2016-04-22 20:59:26ここで北天幻龍さん(@hokuten5)からリプをもらったところから今回は話が始まりました。
@sakuraniwa39 u&ふ:「LKG-のエンジンに対応するため、車体軽量化できる?」 西工:「無理」 って話もあったそうな。
2016-04-22 21:06:47■LKG-代でふそうのエンジンに統一した件について
PKG-代において、ふそうのPKG-MPには日産ディーゼル製のエンジン(MD92)が供給された。同時にOEMされた日デ名義のPKG-APもこれに準じた。
しかし規制移行でLKG-代ではMPもAPもふそう製のエンジン(6M60)に載せ替えられた。
一方の観光・貸切車ではふそうが規制移行のタイミングでBKG-MSとして「エアロエース/エアロクィーン」へフルモデルチェンジを行った。エンジンは先代のキャリーオーバーである6M70を採用、排ガス処理システムは日産ディーゼルから提供された尿素SCRシステムが採用されていた。
その後初の規制対応モデルとしてLKG-MS系が発売されている。このLKG-MSにおいてはエンジンはダイムラー系のエンジンシリーズとなる6R10に変わり、排ガス処理システムはダイムラーからの尿素SCRシステム「Blue-tec」に変更した。
日産ディーゼルもこれらの車種をOEMの形で、それぞれBKG-AS、LKG-ASが発売されている。
@sakuraniwa39 PKG-代末期頃に打診されたらしいです。ふそうのエンジン載せるにはボディが重すぎると。 会社の体力や作るのに精一杯でしたから、路線系観光系含めてフルモデルチェンジは無理だったでしょう。 それがLKG-AP/LKG-MSという少数個体に繋がったとも。
2016-04-22 21:14:06@hokuten5 この時期のふそう、大型用はエンジンのサイズダウンしてますよね確か。西工ボデーじゃ確かに走れなさそうな・・
2016-04-22 21:18:19@sakuraniwa39 @hokuten5 もひとつのキーワード、「6R10」。これが悪さするんですよね。
2016-04-22 21:19:18@sakuraniwa39 @hokuten5 まぁ6M70もなんですけど、輪を掛けて。キーワードは「長い&重い」。
2016-04-22 21:21:22@sakuraniwa39 @hokuten5 寸法小さくて比較的短いMD90搭載のPKG-RAで後軸重ギリギリなんですよ。PJ-MS以降は「供給されなくなった」じゃなくて「バスとしての商品価値がなくなる」なんですよね。車体重過ぎで客が乗せられないとw
2016-04-22 21:29:31@kado_busdev @sakuraniwa39 @hokuten5 しまったMD90じゃ飛行機だ、MD92w
2016-04-22 21:30:10■軽量化と剛性維持の対応について
単純に車体を軽量化するのは性能以外にも理由がある、という話。載せるのはエンジン以外に人も載せるのが命題であるので・・
@kado_busdev @hokuten5 軽量化も重要なポイントでしたか・・元設計からしてその時点で20年モノですもんね
2016-04-22 21:33:13@sakuraniwa39 @hokuten5 後軸重は70年代末期からこっち、全社が悪戦苦闘している命題ですからね。はとバスと東京いすゞの車検ごまかしもそうですし、KC-RU純正のリアスポレス事例なんかもそうですし…補機が増大してるんで、10tなんかあっという間で。
2016-04-22 21:35:53@kado_busdev @hokuten5 一方で軽くすれば剛性が、みたいなところもあるなら・・企業体力なかったらそこまで取り組めないですね
2016-04-22 21:38:09@sakuraniwa39 @kado_busdev 軽量化は西工ボディのウィークポイントでしたね。FHIボディも7E/7S/7Mで重い重いって言われて、新7E/1M/1Sで軽量化されたが剛性が悪くなったとか。西工は微々たる軽量化で剛性は良かったが軸重問題がつきまとう状態に。
2016-04-22 21:40:34@hokuten5 @sakuraniwa39 まぁ、剛性も「悪くはない」程度で、2000年以降純正系に勝るポイントは無いですから…西工のボデーの作り方だと、シャシの変化に合わせた構造材の作り方になるんで、モノコック構造らしい「箱」としての強度保持が最適化出来てないんです。
2016-04-22 21:44:03