リンク限定

りこまとめ2016の段 (2016/12/18更新)

ついで投下した利こまの二次小話のまとめ。 エロ系(腐)もあるので、閲覧注意。下に行くほど、新しいです。 帝都利こまの個人的おぼえがき(設定とか):http://togetter.com/li/1040483
0
@tu_2z

今は使われていない倉庫で、夜な夜な男が啜り泣く声がする噂を聞く。しかも、悲しげではなく、甘い啜り泣きらしい。事務員さんに噂の事を聞いてみると、彼は『ああ、それは』と、何かを言い掛ける。次の瞬間、私たちは事務員さんを殴るとある先生の息子さんの姿を目撃したのだった。#忍たま百物語

2016-03-10 09:35:47
@tu_2z

額にペタリと札を貼り。居候が帰宅するなり、私の額に紙を貼る。一体何だと私が訊けば、居候は首を傾げる。大陸渡来のお札で、額に貼り付ければ何でも言う事を聞くらしいですと神妙な顔で居候はアホな事を言い出す、その頭を殴りながら、少しは言う事を聞いてやっても良かったかと思った。#帝都忍たま

2016-03-10 12:03:40
@tu_2z

極楽丸と言う名の妖刀を探しているのだと、その依頼人は言った。彼が言うには、その刀は人の躯を使って作られたらしい。その刀があれば好敵手に勝てるに違いないと彼は厳かに言う。数日後、件の妖刀を渡すと野菜が斬りたくてしかたがないと彼は言うと、野菜を斬りに走って行ったのだった。#帝都忍たま

2016-03-10 22:30:53
@tu_2z

情事の後に、眠い目を擦りながら君が変わったお客様が来たのですよと唐突に言い出す。君の話に脈絡がないのは、いつもの事だが。私が厭々聞けば、何でも亀を捕獲する為の棺を注文されたのですと君は言う。そんな話を聞きながら、某資産家に令嬢誘拐の予告状が来ていたのを私は思い出した。#帝都忍たま

2016-03-10 22:32:41
@tu_2z

桜が咲いたので、木の下を堀りに行きましょうと君に誘われる。木の下に何が埋まっているんだと訝しげに訊けば、君はにこりとした。やだなぁ、あなたがぼくを殺して埋めたんじゃないですかと暢気に笑う君の声を聞きながら、ああそういえばと私は思い出す。手に残るは、君の首の感触。春になったから、

2016-03-11 08:57:55
@tu_2z

@HakoniwaTeito掘り出してあげないとなと言えば、忘れないで下さいよねと、君は楽しそうに私の手を引っ張る。やれやれと思いながら起きあがろうとすると、誰かに躯を揺さぶられて目が覚める。目の前にあるのは、きょとんした君の顔。生きているのかと問えば、生きてますよと唇を尖らす。

2016-03-12 11:08:21
@tu_2z

@HakoniwaTeito 桜を観に行こうと約束したじゃないですかと、君は拗ねた顔で言う。ああ、そうだっけと答えながら、私は未だに夢を見ているような気がすると思う。軽く痛む頭を手で支えながら身を起こせば、君は私の横に座り込む。体調が悪いのですかと心配そうに訊ねてくる君に、

2016-03-12 11:58:14
@tu_2z

@HakoniwaTeito 君に心配される程、落ちぶれちゃいないさと顔を顰めながら頬を抓る。柔らかい頬の感触に安堵した。こんなに温かいのだから、死んでいる筈がないと自分に言い聞かせる。痛いですよと半泣き状態になった君の機嫌を取るように、茶店に美味しい物でも食べに行こうかと言う。

2016-03-12 21:32:44
@tu_2z

@HakoniwaTeito 桜は観に行かないのですかと不満気な顔に、どうせ君は花より団子だろうと私は言って、君の衿を掴んで引き摺るように部屋から出たのだった。もしかして、自分は君を桜の下に埋めたいと思っているのだろうかと思いながら。

2016-03-12 21:39:43
@tu_2z

桜を見に行かないかとできるだけ何気なく誘うと、君は妙な顔をする。いったい、どうしたのだろうかと内心で狼狽える。怪訝そうな顔をしている君に、何か言いたいことでもあるのかと私は叱りつけるように訊ねた。すると、君はこの間断られたばかりなのにと言い出す。#1日_1利こま

2016-04-04 22:40:34
@tu_2z

今日はお天気だから染髪をしようと思い立ち、ぼくは思いつきで頭を空の色にする。夕方、珍しく早く仕事から帰ってきたあの人がぎょっとした顔をしたのが何だか面白い。綺麗に染まったでしょうと食事中にぼくが言えば、あの人は元々の色が好きだと拗ねたように言ったのだった。@nagarenai

2016-04-05 22:02:03
@tu_2z

朝、同居人と朝食を取る。不器用な手つきに小言を言いながら。昼、職場で不器用な事務員を苛々しながら、叱りつける。知人に本当に君はあの子が嫌いだねと感心されながら。夜、仕事を終え自宅に帰ると、不器用な事務員でもある同居人が出迎えてくれた。そのまま犯して、また朝が来る。#1日_1利こま

2016-04-05 22:02:36
@tu_2z

事務所の中に入ると、莨の匂いがした。お客様でもいらっしゃっているのかしらと思いながら奥に行けば、あの人がしかめっ面で紫煙をくゆらせていた。ゆらゆらと天井に昇る白い煙を見ながら珍しいですねと言うと、何となくとあの人は素っ気ない。何か厭なことでもあったのかしらと #1日_1利こま

2016-04-06 09:30:46
@tu_2z

@tu_2z 思っていれば、莨の白い煙が女の人の姿になったかと思うとあの人に最後の挨拶をするように纏わりつきながら消えたのだった。#1日_1利こま

2016-04-06 09:32:04
@tu_2z

ぽりぽりと何かを食べる音がする。ぽりぽりと何かを食べる音がした。小さな壷から白い固形物を幾度も取り出して、美味しそうに食べているあの人に何を食べているのですかと訊ねる。にこりと歪む唇。あの人は手を止めると、君の骨を食べているのだよと言う。 #1日_1利こま

2016-04-11 15:21:08
@tu_2z

@tu_2z ほくはここにいるのに、何故ぼくの骨を食べることができるのだろうか。どういうことなのでしょうかと訊ねてみたかったけれど、あの人があんまり美味しそうにぼくの骨を口にしているので、嬉しくなって訊ねるのは止したのだった。#1日_1利こま

2016-04-11 15:25:21
@tu_2z

君のことが嫌いだと、あの人は言う。なのに、どうして、ぼくと口吸いをするのだろうか。なのに、どうして、ぼくと肌を重ね合わせたりするのだろうか。大嫌いだ、大嫌いだ、大嫌いだと、呪いの言葉のように繰り返し言うあの人の顔が酷く苦しげだったので、ぼくは良く解らなくなった。#1日_1利こま

2016-04-11 20:20:58
@tu_2z

大嫌いだ、大嫌いだ、大嫌いだと、幾度も繰り返す言葉。詰るように君に言う言葉とは裏腹に、深く繋いだ躯は酷く甘やかで。どうしても、止めることができない。本当は別の言葉を言いたいのに。肌に噛みつくように大嫌いだと言えば、君の大きな目が揺れて、何か言いたげな顔をした。 #1日_1利こま

2016-04-11 22:25:46
@tu_2z

長期休暇で帰ってきた弟が酷く嬉しそうな顔をしているのに気付く。何か良いことでもあったのかいと訊けば、弟はこくりと頷いた。そして、実は利吉さんに褒められたのですと弟はにこりとする。弟はいったい何を教わっていたのだろうか。弟の嬉しそうな顔とは裏腹に、何だか厭な予感がすると思う。

2016-05-03 00:26:45
@tu_2z

@tu_2z @tu_2z 何を褒められたのと恐る恐る訊ねると、弟は利吉さんと肌を重ね合わせる時にぼくが後ろだけでいけるようになったので褒めて下ったのですと言ったのだった。 #1日_1利こま

2016-05-03 00:31:14
@tu_2z

その日、私が父親の職場を歩いていると、君が昼寝をしている所に出くわす。怪獣のぬいぐるみを抱いて眠っている君は、目を覚ます様子もなく。近くに寄っても、ピクリともしない。死んだように眠っている君の幼い顔を見ている内に、私は何故か膝枕をしてあげたいと思ったのだった。(膝枕してあげたい)

2016-05-03 00:57:22
@tu_2z

深夜、風呂場に行くと、君と出会う。先に湯船に浸かっていた君の肌が薄く朱に染まっている見ていると、気が昂ぶってくるのを感じる。個人的に非常に気まずい。どうかしたのですかと能天気に訊ねてくる君に、全身を洗ってあげたいと言ったらいったいどうなるだろうと考えた。(全身を洗ってあげたい)

2016-05-03 01:14:41
@tu_2z

風呂から上がった後、息も絶え絶えな様子でくてんとしている君のことを部屋に運ぶ。寝る準備を済ませ、先に横になっていた君の隣に滑りこむと抱きついてくる。そして、君が下の口で男を咥えたら、どう乱れるか観察したいんだと言って、私が風呂場で洗った場所に指を差し入れたのだった。(観察したい)

2016-05-03 01:46:56
@tu_2z

君と躯を深く繋ぐ。向かい合わせの姿勢で、私のことを根本まで咥えこんだ君は幼い顔を快楽で歪める。口からこぼれるのは甘く喘ぐ声だけで。君は無意識に自ら腰を振って快楽を貪る。一度果てた後、君をどこかに閉じこめて監禁したいんだと言うと、君は良いですよとにこりとしたのだった。(監禁したい)

2016-05-03 01:53:33
1 ・・ 7 次へ