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りこまとめ2016の段 (2016/12/18更新)

ついで投下した利こまの二次小話のまとめ。 エロ系(腐)もあるので、閲覧注意。下に行くほど、新しいです。 帝都利こまの個人的おぼえがき(設定とか):http://togetter.com/li/1040483
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@tu_2z

部屋の中に響くは、君が甘く啼く声。君をここに監禁して以来、仕事の他は躯を繋ぎ合わせる事ばかりしている。そして、今も幾度も君の中に慾を吐き出したのに、欲情は全く冷めやらず。君を思う存分啼かせたいんだと言えば、君は喘ぎながら利吉さんの好きにして下さいねと言ったのだった。(啼かせたい)

2016-05-03 02:08:38
@tu_2z

君を犯す夢を見た。入門票のついでに君が夢に出てきた話をすると、大きな目を見開いて驚いたような顔をする。いったいどんな夢だったのですかと訊ねてくる君に今夜教えてあげようかと私が笑いながら言えば、こくりと頷く。じゃあ、指切りをしようと私は君と指切りをしたのだった。 #1日_1利こま

2016-05-10 12:15:38
ツカノ @tukano_2013

りこまでエロ絵本風SS。 #1日_1利こま pic.twitter.com/ndEGwackuO

2016-05-13 01:04:50
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@tu_2z

紫陽花の前に、下級生が立っていた。何をしているのかと訊けば、ここの紫陽花の色だけ他と違うのですと、好奇心に満ち溢れた声がした。それがどうかしたかと言えば、「色が違うのは、他とは何か違うものが埋められているからだと思うのです。すごいスリル―」と彼は言ったのだった。@wosami_k

2016-06-12 11:26:33
@tu_2z

雨が降っている、雨が降っていた。父親の勤務している学園へ行くと、門の前で入門票を差し出される。入門票を受け取ると、随分と濡れていますねと君は言う。途中で雨に降られたからと言えば、そこまでですけど、相合傘をしませんかと君は笑顔で傘を差し出して来たのだった。@ushirohane

2016-06-12 11:50:41
@tu_2z

ある夜のこと。廊下を歩いていると、明かりが洩れる部屋が目に入る。こんな深夜に何をしているのだろうかと、薄く開いた戸の間から中を見る。すると中では骨格標本とくるくると踊る先輩と、死んだ目で手拍子をする同室の先輩がいたのだった。彼らは、一体何をしていたのだろうか。@Ha_zi_me

2016-06-12 12:26:03
@tu_2z

七夕の利こまは『あなたのご無事を祈ってます』と短冊に書いて云々かんぬん辺りが定番なんだろうけど、全然関係ないことを祈っていて、利吉からぶん殴られるのもありだと思う。受けないだろうけど。

2016-07-07 09:13:02
@tu_2z

@tu_2z 例えば、他の人の無事を願う短冊→利吉が薄情だとぶん殴る、またはいじめる。→実は、明日から学園長の思いつきでオリエテーションだから、何も考えずに書いたみたいな。

2016-07-07 09:15:24
@tu_2z

門の前に豆腐売りが来ていたから、魔性の豆腐を買ったと友人は言った。これで豆腐料理を作ったら、どんなに美味しいものができるだろうかと友人はうっとりと笑う。いかにも怪しげな名前に、食べるのを止めた方が良いのではと言ったが、友人は耳を貸してはくれない。次の朝、友人がなかなか起きてこない

2016-07-07 19:41:39
@tu_2z

@tu_2z ので無理矢理上掛けを剥がすと、そこのには白くて美味しそうな人間大の豆腐になり果てていた友人の姿。驚天動地の状況に大丈夫かと訊けば、友人は愛する豆腐になれたのだから本望だよと笑い、数日間生ける豆腐として生活したのだった。門の前にいた豆腐売りは何者だったのだろうか。

2016-07-07 19:45:40
@tu_2z

朝起きると、豆腐になっていた。豆腐と言っても、手足はあるし、口もあるし、物は見えるしで、さしたる支障はない。無類の豆腐好きの自分としては、この生活を天啓として楽しむべきなんじゃないかとすら思う。そう言うと、同室の友人は何か悪いものでも食べたかのような顔をしたのだった。

2016-07-07 19:59:37
@tu_2z

@tu_2z その後、聖なる暁の豆腐教団とやらに、豆腐大王に捧げる生け贄として捕まったり、友人たちが助けに来てくれたりと、地底の大空洞を舞台とした奇々怪々な大活劇を繰り広げることになったのだが、それはまた別のお話である。

2016-07-07 20:08:37
@tu_2z

七夕に父親の勤務先へ行くと、君が笹を飾っている所に出くわす。色とりどりの飾りと、願いが書かれた短冊。利吉さんも一枚如何ですかと短冊を差し出す事務員に、君は何と書いたのと訊く。すると、君は満面の笑みを浮かべて短冊を差し出してくる。そこには、『みんな無事に戻ってきますように』と書かれ

2016-07-07 23:37:02
@tu_2z

@tu_2z ていた。みんなという言葉にイラッときて、私の無事は願ってくれないんだと言いながら頬を思いっきり抓ると、君は半泣き状態になる。肌を重ねているのに、私は特別じゃないんだと喉まで出かかった言葉を苦労して飲み込んでいると、君は明日から学園長の思い付きでオリエーテーションが

2016-07-07 23:50:20
@tu_2z

@tu_2z 実施されるからお願いしたのですよと口を尖らせたのだった。

2016-07-07 23:51:06
@tu_2z

いちまい、にまい、さんまい、やっぱり足りないと暗闇に響く、おどろおどろしい声。いちまい、にまい、さんまい。声は、再び何かを数え始める。いったい誰の声だろうと、恐る恐る声がする方へ近づけば、見覚えのある下級生が壺に入った銭を数えながら泣いていたのいたのだった。#忍たま百物語

2016-08-02 22:46:02
@tu_2z

どこかで、誰かが啜り泣く声がした。草木も眠る丑三つ時のこと。あっ、あっ、あっと断続的に聞こえてくる啜り泣く声は酷く切なげで。どこから聞こえてくるのだろうかと耳を澄ますと、どうやら事務員さんの部屋の辺りから聞こえてくるようだった。次の日、事務員さんに啜り泣く声に #忍たま百物語

2016-08-02 23:03:10
@tu_2z

@tu_2z ついて訊いてみると彼は頬を一気に朱に染めて途方に暮れたような顔をする。やはり何かあるらしい。心配になって、もう少し突っ込んで訊ねてみようすれば、何かに化かされたんじゃないかと、ちょうど門から入ってきた先生のご子息が会話を聞いていたように言ったのだった。#忍たま百物語

2016-08-02 23:12:44
@tu_2z

怪談をいたしましょう、怖い話をいたしましょう。新月の夜に百本の蝋燭を立てて、百物語をいたしましょう。まず、一組目は、丸い眼鏡を掛けた少年と錐のような少年。天冠をつけたふたりは両手を前に出して、地を這うような声で語ります。あれは、今日のような夜でした。通っている私学の学園長に頼ま

2016-08-03 22:14:40
@tu_2z

@tu_2z れて、壺に入った秘薬の番を三人でしていたのです。ふたりは茶色の大きな壺をずいっと前に出す。もしかして、未だに壺の番をしているのだろうか。それにしても、『三人で』と、言っていた筈なのに、何故ゆえ今は二人しかいないのか。謎が謎を呼び、風雲急を告げる。ごくりと息を呑む音。

2016-08-03 22:29:24
@tu_2z

@tu_2z 部屋の中に、何とも言えない緊張が走る。ふたりは「その夜のことでした」と、話し出す。三人でかわるがわるに番をしていたところ、とある友人の順番が終わった筈なのに、壺が置かれた部屋から戻ってこなかったのでございますと、眼鏡を掛けた少年が神妙な声で言う。キラリと薄闇の中で、

2016-08-03 22:45:27
@tu_2z

@tu_2z 丸い眼鏡が光る。暫く待っても友人が戻って来ないので、いったいどうしたのだろうと残りのふたりで壺の部屋に行くことにしたのですと、錐のような少年が言った。「そして、壺の部屋で、ふたりが見たものは」と、声合わせて言ったふたりは思わせぶりに言葉を切る。緊張の一瞬。

2016-08-03 22:59:38
@tu_2z

@tu_2z 周囲が壺の部屋にいる筈の三人目の少年に思いを馳せ、固唾を呑んだ時のこと。錐のような少年が笊を取り出して自分の前に置くとと、「続きは、銭で」と親指と人差し指で円を作り、満面の笑みで言う。次の瞬間、どこからともなく現れた保護者らしき人物に少年は頭を殴られたのだった。

2016-08-03 23:04:22
@tu_2z

@tu_2z ああ、無情なるかな。その後、非常に残念なことに三人目の少年の消息は語られることはなかったのである。いったい、彼はどうしたのだろうか。実は壺の中は学園長秘蔵の飴で、三人目の少年がひょんなことから独り占めしてしまったとか言わないし、また附子じゃないかと言ってもいけない。

2016-08-03 23:12:50
@tu_2z

@tu_2z また怪談じゃないじゃないかとも言ってはいけない。

2016-08-03 23:13:35
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