160506_人工知能の創作物・発明が知財制度・特許制度にもたらす影響
特許ほど構造化された技術文書はない。ある技術について何が課題で、どう解決して、具体的にどう実現し、そのバリエーションは何で、どんな効果があるのか、整理されて文書として公開される。いつ誰が発明し、既存技術との差分は何か。引用関係をみれば技術間の関係性や相対的重要度もわかる。
2016-04-21 20:54:26論文も知のアーカイブとして素晴らしいが、構造化では特許文献には及ばない。もちろん「人間の言葉」という不完全性はあるけど、そんなの今の人工知能なら問題なく吸収できるだろう。あとノウハウとかは出てこないけど、でも技術体系を知るには十分すぎるシステムだ。
2016-04-21 20:54:35特許制度は何百年と続いが、不要論が囁かれることもある。私はこの巨大なシステムが人類のためのものではなく、まさにいま人工知能に読ませるために生まれてきたんじゃないかと思ってしまう。数百年分の構造化された技術体系を教師データとして解釈したとき、人工知能は何を生むだろう。
2016-04-21 20:54:51All Prior Artは特許制度を滅ぼすのでは
これやったら結局誰も特許とれなくなって(取れても無効になって)特許制度崩壊するじゃん。理論的にはありうる、と予想されてたとは言えホントにやるとは...。
2016-04-21 20:27:40@naruyo_t もう特許制度の意味がなくなりますね。例えば,電気電子関係では,特許は特許制度自体の意味ではなく交渉ツールとなっていて,バイオや製薬では特許は制度としての有効性があるといわれて久しいですけども,システマティックに制度を無意味にするのも,…
2016-04-21 20:37:45これ面白いですね。これが究極まで進めば全ての発明が公知になり、特許制度が意味をなさなくなるかも? twitter.com/naruyo_t/statu…
2016-04-28 22:16:00US特許データベースの技術用語を組み合わせて「発明」を行うAll Prior Art プロジェクト。目的はトロール対策の公知資料生成。3日で250万のアイディアを出力したがほとんどデタラメ。でもやがてAIが発明する日もくるかも。 allpriorart.com
2016-04-28 21:56:06私もそう思います。人工知能の発明が人間のそれと区別つかないレベルになったら、やつらは膨大な発明を生み出せるので、人間が常に後願になって誰も特許取れなくなりますよね。。 @leo_yamada
2016-04-28 22:19:26[GWの読書] 数年前に話題になったらしい論文”The Myth of the Sole Inventor”を読む。特許がなくても必然的に発明は生まれることをエジソン含めさまざまな事例から紐解きその上で特許制度の存在理由を論じる。law.stanford.edu/publications/t…
2016-05-01 18:48:44人工知能による「発明」の大量公開は誰にも特許を取れなくさせ、特許制度を滅ぼす。でもそもそも「思想」を持たぬ人工知能の発明が特許を取れるのか。 "発明を生む人工知能は特許制度の破壊者となる|希望は天上にあり" hiah.minibird.jp/?p=2256
2016-04-29 22:20:41でもAll Prior Artレベルの「アイディア」で後出願を排除できるのか?
All Prior Artは米国特許データベースの技術用語を適当に組み合わせているだけで、実は内容はけっこうデタラメ‥。
承前。単なる組み合わせの可能性の羅列を公知にしたものが、特許性を否定する先行資料としての価値があるのかという問題もあるが。それっぽい、技術的意義なんかもAIが付け足すのだろうか。
2016-04-21 18:22:33@naruyo_t ご意見を是非伺いたい。AIのSFに特許性があるのか、未解決の論点ではないかと考えています。google.co.jp/url?sa=t&sourc…
2016-04-21 22:02:12AIが構成要素を網羅的に組み合わせて発明した場合、ビジネスモデル関連やソフト関連の発明に対してはそれなりに引用文献として効果がありそうだ。ただし構成の組み合わせのみ開示し、実施可能性や作用効果等の記載がなければ、引用文献としては弱いだろう。
2016-04-22 00:30:11人工知能に本当に発明ができるのか?
人工知能に新しい特許ネタを考えさせようとしても、フレーミング問題があるから、自ら出願するネタを考えさせるには考えさせる範囲に何らかの手当は必要だろう。本当にテロ的にあらゆることを公知にさせるなら何億でも何兆でも出させてタイムスタンプ付きでネット公開するのだろうが割に合うのか?
2016-04-21 22:58:09従前からあるホワイトスペースの分析や時系列分析に基づくトレンド分析で考える範囲を設定させて、その範囲での特許ネタを人工知能に考えさせるというのも良いと思うが。
2016-04-21 23:00:14こういうデータ結晶化によるシナリオ分析と、得られたシナリオを中心とした範囲での特許ネタを人工知能に考えさせるのもよいと思う。 pivotal-event.jp/summit2014/ass…
2016-04-21 23:07:29テクノロジーインテリジェンスの世界でいうシナリオ分析やそれに基づく技術的な不意打ちを防ぐ早期警戒体制の構築なんかも人工知能に担わせるのに向いているのではないかと思う。
2016-04-21 23:09:05@naruyo_t 個人的には人のニーズから課題設定して何かを考えさせるなら、公知資料作成より実課題解決に人工知能のパワーを活用して頂きたいところ。その課題解決のスピードが高速になっていくなら、審査に時間がかかる特許制度など無意味なもの。シンギュラリティは特許制度も無意味化する。
2016-04-29 14:23:33@naruyo_t 課題を収集認識してその解決まで示唆する人工知能はなかなか出て来ないでしょうね。出てきたらそれこそターミネーターのスカイネット。
2016-04-29 21:29:02