- panseponse7
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1967年10月21日、香川県高松市生まれ。国語辞典編纂者(出版社社員ではありません)。『三省堂国語辞典』編集委員。著書『日本語はこわくない』PHP、『日本語をもっとつかまえろ!』毎日新聞出版、『知っておくと役立つ 街の変な日本語』朝日新書、『ことばハンター』ポプラ社 他。『気持ちを表すことばの辞典』ナツメ社 も監修。
ネットの文章を読んでいると、実は10年前のだった、ということが珍しくなくなりました。これまで、ネット情報は新しさが取り柄だったけれど、ウィキペディアにもかなり古い記述があります。記述が複雑化しすぎたものは、修正もしにくそう。今後は、「時間」がインターネットを脅かすのではないか。
2016-05-24 23:03:14年代不明の情報は、限りなく誤りに近くなります。「世界の現在の人口は50億人」というのは、80年代末なら正しいけれど、今は誤り。こうした年代不明の「誤り情報」が、今後ネット上で爆発的に増えるかも。ファイル更新日時は分かるとしても、それだけでは内容の書かれた日時までは分かりません。
2016-05-24 23:03:18私は一時期、「今後、インターネットには全人類の知が結集し、誤りは自然淘汰でなくなっていくだろう」と考えていたことがあります。しかし、今はちょっと懐疑的でしてね。「これ、信用していいのか」と迷う情報が増えてきたと感じます。理由は「年代不明の情報が増えた」以外にもあります。
2016-05-24 23:03:25その昔、ネット上の情報は、書き手がプロか一般人か比較的明瞭でした。でも、今は、どのウェブサイトもデザインが良くなったし、文章を熟読しなければ真偽が分からない、ということもしばしばです。それで、私自身は、新聞などの既存メディアに接する機会が、前よりも相対的に増えてきたと感じます。
2016-05-24 23:03:31ウィキペディアには百万本超の記事があります。現時点では最新の正しい情報でも、10年経つと、丸ごと古い「誤り情報」になります。それを防ぐには、既存記事を常に誰かが手入れしなければならない。でも、新記事を作るのは簡単でも、将来百万本、1千万本の記事を十分にメンテできるのか、心配です。
2016-05-24 23:32:05>RT 今までのインターネットって、ついこの間の90年代の情報は一切含まれなかったので(まだネットが普及してなかったので当然、探そうとしてもなかなか当時のサイトは出ない)なんとかなってた部分が、そろそろノイズになって来るって訳か。
2016-05-24 23:48:31これは確かにありますね。検索上位にあっても、更新日が古いものは飛ばしてしまうことが多い。時間で劣化しにくい情報ならいいけど、鮮度が求められるものだと古い情報はノイズでしかないよね。 twitter.com/IIMA_Hiroaki/s…
2016-05-25 08:18:36これニュースサイトというか、情報系のブログとかでもあるから怖いです。「この写真前にも見たぞ」とか思ったら、数年前の事件を紹介してたり。事件が起こった日付も、さらには記事そのものの日付もなく……。 twitter.com/IIMA_Hiroaki/s…
2016-05-24 23:08:35@IIMA_Hiroaki 私の知っている例では、「喫煙は認知症の予防と進行を遅らせる効果がある」。これは10数年前まで。今では否定されてます。
2016-05-25 00:17:06これって、ネットリテラシーと言われている事の本質だよな。裏を取るってだけなんだけど、わからない人にはその概念がない。 twitter.com/IIMA_Hiroaki/s…
2016-05-24 23:30:30私、雑文ごときを書くにも日付を書くように心がけるようになった。まだ1990年代にぎりぎり入ってた頃かな。日付書かなきゃそのうちわけがわからなくなるぞと思った。
2016-05-25 08:42:49