「役に立たない学問」へあえて投資する重要性-純粋数学の立場から

自分用にまとめました。 あとで補足するかもしれません。
9
math_jin @math_jin

純粋数学は、応用を見据えた"邪念"が入ると、本来持つ"知の力"は発揮されない。もはやそれは"純粋"ではない。

2016-06-17 13:25:03
math_jin @math_jin

誰が「ピタゴラスの定理」から「相対性理論」に行き着くことを予想しただろうか? 誰が「方程式の解法」から「量子力学」に発展することを。 誰が「賭けの数理」から「金融工学」、 誰が「素数の発見」が「暗号理論」の構築に必須のピースとなることを、純粋で無垢な時期に想像できたであろうか?

2016-06-17 13:27:50
math_jin @math_jin

「何のために?」と必要性から入り口を論じるのではなく、「わくわくする発見」を新たに見つける作業は、ただただ見守るほかない。壮大な"無駄な投資"は将来の革新的な"何か"を生み出す。基礎科学はその"邪念"を取り払ってこそその威力を発揮する。

2016-06-17 13:29:00
math_jin @math_jin

だからこそ為政者の直感の判断は重要だ。出口の設定に拘る短視眼な決断はいつか国を、人間を滅ぼす。勇気をもってそれを取り払い、未来への投資を直感で行う。10ある無駄と思われる投資があって、財政的に制限があるのであれば、為政者に求められるのはその投資先を3つ4つ選ぶ「直感力」だ。

2016-06-17 13:30:04