スイクラ　真井誕生日2015

SWEET CLOWN　～午前三時のオカシな道化師～【公式】 @sweetclown_1009

【今日は何の日？】 柘榴「今日は皆の良心、真井さんの誕生日です。おめでとう御座います」 真井「有り難う御座います。でも、俺って良心だったんだ……うん、覆さないよう頑張るね」　#スイクラ pic.twitter.com/sQoD9njOYm

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【アイコン】 ネージュ「職人ネージュがトモちゃんのアイコンも作ってみたです。んで、ヘッダーが欲しい人はブログにＧＯです！」 sweetclown1009.blog.fc2.com 　#スイクラ pic.twitter.com/dTdomqUqfA

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真井『真井です。突然のメールごめんなさい。今日学校が終わった後に付き合って欲しい場所があるんだけど、良ければ１６時くらいに校門の前で待っててもらえますか？』

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真井「ま、待たせてごめん！……あの、実は遊園地のチケットを貰ってさ。その、使用期限が今日なんだけど……良ければ一緒に行ってくれないかなって……本当？ありがとう！」

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真井「丁度いい時間のバスがあって良かったね。……ええと、どこに座る？一人掛けと、二人掛けと、後は一番後ろが空いてるかな？……あ、隣良いの？じゃ、じゃあ……失礼します」

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真井「遊園地なんて来たのいつ振りかなぁ。あ、中ではぐれないようにしないとね。……ええと、手、とか……は、繋がなくても、大丈夫だよね……小さい子じゃないし……うん、はい」

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真井「ごめん、無理させたみたいで……俺に気を遣ってくれたんだよね？無理な時は言ってくれて良いんだよ？俺も今度から回し過ぎないように気を付けるね……コーヒーカップ」

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真井「ねえ、この空の色って綺麗だよね。夕闇っていうのかな？周りも別世界みたいでわくわくするし。……でも、反対にちょっと寂しくもなるんだよね。何でだろう？」

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真井「ね、ねえ！お化け屋敷入ろうよ！！ここ古いお城がベースなんだって！俺廃墟が好きでさ！…………あっ、ご、ごめん……あの、うん、我慢する……えっ、良いの？本当にここに入って後悔しない？え？あんまりこういうの怖がらないタイプ？そうなんだ、じゃあ行こう！」

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真井「……だ、大丈夫だった？中で急に手を握られた時は驚いたけど……わ、分かってるって！怖かったんじゃなくて、驚いただけなんだよね？……でも、俺は頼って貰えて少し嬉しかったかなって……いや、何でもないです。次行こう、次！」

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真井「ねえ知ってる？絶叫系ってあのふわって浮く感じが苦手な人は、落ちる時に息を吐き出し続けてると良いんだって」

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真井「あ、そうだ。後でお城の前で写真撮ろうよ。なんかね、道化師っぽい格好の人が心霊写真みたいに写りこんでたら願いが叶うらしいよ？俺も実物を見たことはないんだけど」

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真井「何か欲しいものでもあった？あ、そのクロスのヘアピン可愛いね。……？どうして俺の頭につけてるのかな？え、可愛い？……何だか今とても複雑な気分だけど、君には伝わらないんだろうなぁ……」

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真井「へえ、お菓子占いだって。なになに……あなたの前世のお菓子を占います、だって。お菓子が前世ってのは前提条件なんだね。ねえ、やってみようか。結果は後で見せ合おうね！」

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真井「……なんていうか……いや、自分の地味さ加減は分かってるつもりだったけど、こうやって改めて第三者から現実を突きつけられると中中辛いものが……結果？『ビスケット』だった……いや、うん、見た目可愛いのもあるし何にでも合うけど……っていうか自分で可愛いってどういうことだよ俺」

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真井「君は何だった？……あ、イチゴのミルフィーユなんて華やかだし美味しいし良かったね！……君の結果と俺の結果足して割って半分こにしたいなあ……」

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真井「少しお腹空いたね。夕飯にする？因みに俺は君の手料理がいつか食べたいです。……え、あ、え……？ほ、本当に？……じゃあ、ぜひ今度……うん、ありがとう！」

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真井「デザートのイチゴのミルフィーユがすっごい美味しかったよ。君も頼めば良かったのにどうしてビスケットにしたの？」

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真井「……あ、後ろ人が通るよ。……あれ、手、冷たいね。寒い？俺の上着で良ければ貸すよ。うん、俺は大丈夫。……少し暑いくらいだから」

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真井「そろそろ帰る？あんまり遅くなったら明日に響くし。今日はありがとう、すっごく愉しかった。……ねえ、良ければまた誘っても良い？」

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真井「良かったね、座れて。……今日は急な我が侭に付き合ってくれてありがとう。……どうしたの？眠い？降りる時になったら起こすから眠って良いよ。肩貸すから。……うん、お休み」

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真井（彼女を自宅まで送り届ける。じゃあまたと別れて少し歩いて、ふと振り返るとまだそこにいてくれて、小さく笑いながら手を振ってくれた。実は今日、俺の誕生日だったんだ。君と一緒にいられて本当に嬉しかった。……ねえ、君が心から笑えるようになったら、俺、君に好きだって伝えたいな）