神の舌を持つ男ができるまで

ドラマ『神の舌を持つ男』公式ツイッター(@tomonagaranmaru)さんが語る、ドラマ作成秘話
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神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

この企画を堤監督に聞いたのは、ケイゾクの頃でした。その時の仮題は、温泉なめ吉 タイトルは堤監督の中で、色々変遷したようですが、温泉なめ吉、と言うタイトルだと、蘭丸ではなく、なめ吉、と向井さんが呼ばれていることになります。なめ吉でなくてよかった、、、かな

2016-08-02 20:51:50
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

神の舌を持つ男 自体を本当にやりましょう、という具体的な話が出始めたのは、SPEC天の頃です。白い男に向井さんをキャスティングした時に、「神の舌の主人公のイメージは、向井君だ」と堤監督から言われたのです。「向井君はやらないでしょう」と、そん時、僕は答えたのですが(明日に続く)

2016-08-03 15:00:07
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

(続き)向井さんの事務所の方は、割と即答で「やりましょう」という感じのお返事でした。とはいえ、堤監督と向井さんのスケジュールを合わせて、しかも枠を押さえるまでに数年かかったのです。その後、思いもかけない出来事が起こります

2016-08-05 01:43:55
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

思いもかけない出来事、というのは、いつか明かす日が来るかもしれませんが、ひとまず、墓まで持っていく事にして、、、笑 企画書を作ろうと、脚本の櫻井武晴さんと堤監督と三人で打ち合わせをしました。櫻井先生と堤監督との温泉や地政学に関しての知識はすごくて、僕はアングリとするばかりでした

2016-08-05 16:30:18
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

例えば、兵庫県の有馬温泉のお湯が塩っぱいのはハワイの海の水をプレートが沈むときに巻き込み、遥か日本の有馬温泉に地中の水分が温められて吹き出している、ということだとか、、 へーへーへーということばかりでしたが、最初は毎回殺人事件が起こるという企画ではなかったのですよ。

2016-08-05 16:33:58
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

堤監督の最初のイメージは、男はつらいよ、とか、藤山寛美さんの舞台みたいな、人情ものにしたいという事でした。慌てて藤山寛美さんの舞台の資料を買い込み勉強した事を覚えています。

2016-08-05 16:36:56
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

企画は、あらゆる方向から検証され、修正され、場合によってはボツになります。オリジナルの企画の場合は特に厳しく検証されます。 原作モノが多いのは、そういう部分もあるのかもしれませんね

2016-08-05 19:52:02
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

人情もの、だけでは弱い。という事になりミステリを加える事になりました。ベロリンチョと舐めて事件解決する、という仕組みから、絶対舌感が、後に発想されました。しかし舐める事によってのみ、事件のヒントを得る、という縛りで連続ドラマ分のネタがあるのかな、と、いう課題が残りました。

2016-08-05 20:02:16
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

結果からいうと、ネタは無限にありそうだ、と、すぐに解決しました。とはいえ、櫻井先生の筆力あってのミステリー。本当に感謝してもしきれません。さて、お待ちかね?キャスティングの話です。一気に話しちゃうともったいないのでまた明日。てか、この後、オンエアですしね。

2016-08-05 20:10:20
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

キャスティングのお話をちょっとしましょう。甕棺墓光の役は、堤監督が、イニシエーションラブを撮った時に、木村文乃さんがピッタリだと思ったのがキッカケです。あの映画のどこのシーンに、と思われるかもしれませんが、そういうアンテナの張り方をしていると、確かにぴったりな気がしました。

2016-08-07 21:04:32
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

可燃物がまだ残ってるか? 企画やキャスト、スタッフの未開発の才能を油田などに例えることが、よくあります。手を使い尽くしてしまった。やり残しているネタがもうない。いわゆる燃え尽きには、可燃物が残っていない、と言われて新しい仕事が来なくなります。今回の役者さん達は可燃物の塊でした

2016-08-08 21:20:34
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

まだまだ、まだまだ、本当に可燃物が無限に眠っている役者さん達です。そのことが嬉しいし、羨ましいし、楽しみです。そして、神の舌のこれからでも、そのガソリンは大爆発しています

2016-08-08 21:35:02
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

こんなキャラクター、こんなセリフ回し、こんな展開。どんだけ詰め込んでも、簡単に対応していく

2016-08-08 21:30:06
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

佐藤二朗さんのキャスティングに関しては、堤監督の中では、かなり初期の頃からイメージにあったようです。脇役というより、この物語の兄貴分として、重要な立ち位置としてのイメージでした。昔は西田敏行さんとか、渥美清さんとか若くして三枚目の主人公の物語がありました。今なら佐藤二朗さんだと。

2016-08-10 12:55:29
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

俳優さんの大ブレイクには、時として裏方の強い思い入れが関与している場合があります。マネージャーさんにも色んなタイプがいますが、今回の向井、木村、佐藤さんのマネージャーさん達は、凄い愛情と戦略をお持ちの方ばかりでした。尊敬できるマネージャーさんとの仕事は楽しいです。ワクワクします

2016-08-10 13:00:59
神の舌を持つ男!有難うございました! @tomonagaranmaru

スタッフも、マネージャーさんも変わり者が多くて、ドラマが好き、だということ以外に、あまり共通点はない。ってことは良くあります。でも、ドラマが好きっていう一点だけで、とことん信じ合えたりとか、熱く怒鳴りあったりとか、しちゃうんです。なかなか、傍目には不思議な世界かもですね

2016-08-10 13:08:44