- dtk_taikai
- 2144
- 9
- 2
- 30
会員総会が終了して、現在第2回目のウェルカムガイダンスを行っています #dtk47
2016-08-27 16:03:00続いて16:15から研究発表なのですが、このアカウントの中の人が司会をするため、ツイートできません。皆さんにお任せしますので、ぜひ #dtk47 をつけてツイートお願いします。
2016-08-27 16:04:21#dtk47 研究発表はじまります。1人目は齊藤涼さん(筑波大学)。「戦時体制形成期の図書館事業ー国民精神総動員文庫を中心にー」
2016-08-27 16:18:52#dtk47 齊藤:学部生のころからのテーマ。呑海先生に指導を受けているが、先生の前で発表するのは初めて。緊張します(笑)
2016-08-27 16:20:01大学図書館問題研究会 全国大会@広島、研究発表の部に入ります。1本目の発表は、「戦時体制形成期の図書館事業:国民精神総動員文庫を中心に」(筑波大学・齊藤涼氏)。 #dtk47
2016-08-27 16:22:13#dtk47 齊藤:国民精神総動員文庫(略:精動文庫)は、1938〜1941年にかけて、各都道府県の中央図書館(県立図書館に近いもの)によって運営されていた。 先行研究には小川剛など。1図書館あたり200冊程度の量だった。
2016-08-27 16:24:01#dtk47 齊藤:文庫設置のねらい。1938年7月、日中戦争開戦1年後。国民精神総動員運動見直しの時期。文部省官僚「今後は読書等を通じ、視覚的に宣伝するべき。巡回文庫等を活用。」
2016-08-27 16:26:10#dtk47 齊藤:巡回文庫である意味=農村などの隅々まで射程に入れた宣伝。 強制的均質化の一端。 強制的均質化:経済・厚生・文化的環境など、平時には格差があるものを、戦時に平等化し、「国民」として統合する考え方。
2016-08-27 16:29:28#dtk47 齊藤:文庫の図書。151タイトル。全分野の本があったが、農業書などが多め。「麦と兵隊」火野葦平、「大日向村」なども含まれた。
2016-08-27 16:31:45#dtk47 齊藤:高知県では、精動文庫がかなり積極的に運営された。キーパーソンは川村源七。教員をしつつ町村図書館運営にも尽力していた。戦後は高知県図書館長。
2016-08-27 16:33:01#dtk47 齊藤:川村「利用の盛んな停本所もあれば、消極的な停本所もある。また文芸作品ばかり読まれて,産業書はほとんど利用されない」
2016-08-27 16:36:36今日はこちらに。 #dtk47 総会を経ての研究発表1件目は京都支部・齋藤さんの「戦時体制形成期の図書館事業ー国民精神総動員文庫を中心にー」。大日本水産会の図書も含まれていたのか…。
2016-08-27 16:36:38#dtk47 齊藤:川村「本を送るだけではなく、その人に適した本を薦め、使い方を指導しなくてはいけない」
2016-08-27 16:38:36#dtk47 齊藤:精動文庫の活用は、現場の「指導者」の熱意に左右された。→米国との開戦後は、読書会など制度化しての読書指導につながった。
2016-08-27 16:41:15#dtk47 齊藤:まとめ ・都市と農村の文化的格差の均質化 ・現場の「指導者」の熱意に左右された → 読書会、読書指導につながる
2016-08-27 16:44:04M1、しかも8月の時点で、よくこれだけ発表できるなあ。自分の若い頃とは、雲泥の差やわ・・・。 #dtk47
2016-08-27 16:45:49#dtk47 質疑 Q:今後の展望は? A:精動文庫だけでなく、中央図書館→都道府県図書館を見ていきたい。現代のサービスに直結することは言えないと思うが、中小レポートなど戦後に得た価値観にどうつながったか、ということは考察できると思う。
2016-08-27 16:47:27