適切な範囲内で「国の借金」は増やし続ける「べき」なのだ。 ~pseudoctorさんの経済講義~
始まりは、ぷしゅーさん(@_pseudoctor)の「週刊PseuDoctor」より。
毎週水曜日、時事問題についての考察をぷしゅーさんが連続ツイートなさいます。
そのお題の一つに、気になる言葉が有りました。
【週間PseuDoctor】【経済】「『国の借金』なる呪い(ないし洗脳)の深さに軽く(再び)絶望した日」:フォロワーさんは御存知の通り、先週は神戸へ学会に行ってきた訳で、そこで講演した某偉い先生、メインテーマは「予防医学の推進」で、それはそれで非常に有意義な内容だったのだ(続く
2016-09-07 22:41:24続き)けれど、問題は講演の枕。国家財政の話をして「税収よりも歳出の方が多い。この差は借金で埋めている。恐ろしい事だ」と話されていた。善意に解釈すればこれは「予防医学を推進すれば医療費削減にもなる」という話に繋げる為だったのだろうが、なにもそんな話を枕にしなくても予防医学の(続く
2016-09-07 22:42:06続き)大切さは充分に伝えられたのに、と残念でならない。おそらく講演者は素で「借金で賄ってるのは大変だ」と信じているのだろう。偉い先生なのに。だからこそ「呪い(洗脳)の深さに絶望」と書いた。せめてもの救いはサラッと述べていただけなので、聴衆の心には殆ど残らなかっただろうと(続く
2016-09-07 22:43:04続き)いう点だが、それでもこうした内容がサブリミナル的に刷り込まれてしまうのではないかと危惧して止まない。何度でも繰り返すが、超ざっくり言うと「国の借金≒国民の財産」である。急激に増やし過ぎると金の価値が下がり過ぎるが、適切な範囲内で国の借金は増やし続ける「べき」なのだ。
2016-09-07 22:43:24「適切な範囲内で国の借金は増やし続ける「べき」」????
借金は増やしたらいけないものじゃないんですか????
@_pseudoctor 「適切な範囲内で国の借金は増やし続ける「べき」」…?? どういうことなんでしょうか…。 教えて!プシューさん。(・∀・)
2016-09-08 05:31:15一日目
・「国の借金」とは?
・そのそも「お金」とは?
@Butayama3 うーん、ちょっとじっくりやってもいいですか?何日かかけて。 もしそれで良ければ、とりあえず以下の2点を考えてみてください。 1)「国の借金」とは何だと思いますか? 2)そもそも「お金」とは何だと思いますか?
2016-09-08 22:27:32@_pseudoctor 是非是非!ありがとうございます!( ´ ▽ ` )ノ 宿題2つですね…。了解しました。 考えてみます。
2016-09-08 22:29:17@_pseudoctor 1)国の借金て「国債 」ですよね。税金では足らない分を国債を発行することによって賄う。 2)は難しいなあ…。そうですねえ、ツールかな。絶対必要な。経済が経済として機能するための血液みたいなもの。
2016-09-08 22:57:38@Butayama3 じゃあ、2)を少し変えましょう。 2)'何故お金は価値があるのでしょう。ただの印刷した紙なのに?
2016-09-08 23:10:19@_pseudoctor えっと・・・あれ、お金の価値ってどうやってつけているんですっけ。えっと・・・あれ??なんだか不確かなものに思えてきましたよ。もしかして、価値があると思っているだけなんでしょうか。だとすると、なぜ価値があると思っているんでしょう。
2016-09-08 23:16:52二日目。
・貨幣の価値とは
@Butayama3 近頃「国の借金」と言われれば「国債」のことですが、かつて本当に「借金」していたわけです。→ worldbank.or.jp/31project/intr… もし借金をしなければ、新幹線も高速道路も無かったわけですが、「借金」それ自体を悪のように言う人はそれで良かったのかと。
2016-09-09 02:53:05@kuri_kurita アラー、そうか、そうですよね、そうじゃなければあの復興はないですよね。
2016-09-09 06:33:57@Butayama3 返せないような借金をするのは困りますが、返せるなら何も問題は無いし、借金によってより「豊か」になることも出来るわけです。特に「国」の場合は定年退職も寿命もないので、(利子を払えるなら)いつまでに返さなくちゃいけないと考える必要も無いわけですし。
2016-09-09 07:00:04@Butayama3 kuritaさんの仰る事は真に正しくて「国には寿命が無い、従って借金の機嫌も無い。形式上の期限が来たら借り換えれば良い」「借金は国が豊かになる為の一つの手段」という事です。ただ、それだけだと「いや、返せてないだろ。現実には国の借金は増え続けている(続く
2016-09-09 22:21:13@Butayama3 続き)じゃないか」と言われてしまった時に反論し難かったりします。そこで私の方は、もうちょっと突っ込んだ話をしようとしている訳です(^^)
2016-09-09 22:22:50「私たちは、お金に価値があるだけだと思っているだけではないか?」というわたしのつぶやきに対して。
@Butayama3 これは良いセンスです。「価値があると思っているだけ」というのは殆ど正解です。違う言い方をすると「支払う人と受け取る人との間で価値観が共有されている限りにおいて、貨幣は価値を持つ」とも言えます。例えば、もしぶたやまさんの息子さんお手製の「お手伝い券」(続く
2016-09-09 22:24:09@Butayama3 続き)とかがあったとしたら、それは「ぶたやま家の中で流通させる限りにおいて、貨幣に準ずる価値を持つ」とも言える訳です。でもそれだと他の人々にとっては使い難いですね。なので、一般に使われているお金の価値を保証しているのは「国(政府)」です。つまり(続く
2016-09-09 22:25:14