キタギリさんはクスリやってれば世話焼きの良い人ですが、切れるとただ唸りながら地面をのたうち回るだけの何かになります。マカベくんは、人生超楽しいけど、キタギリさんはそのうちぽっくり早死にするんだろうなあ、それだけはちょっと残念だなあと思っています。
2016-09-15 20:41:53キタギリさんはクスリさえやってれば働き者で、夜勤もなんのそのです(眠くならないので)。マカベくんが在宅仕事で自分より稼いでることにたまに納得がいきません(主に演算機と漫画とプラモに使われます)。
2016-09-15 20:45:23「ミトセェ」彼は脂汗を流しながら言った。「そこ、そこの引き出しン中によ、草のな、束がな、あるから、そいつを」ミトセはすん、とその束の匂いを嗅ぐ。「これは悪いものだぞ、キタギリ」眉根を寄せた。「とても、とても悪いものだ」「わかってんだよ、ンなことはよ!」どん、と机を叩く。
2016-09-15 20:53:30「わわわ悪いかよ、悪いもんに頼って……あああ、ううー、ああああ……」ミトセは耳をぴんと立てたまま、しばらく硬直していた。「……キタギリ」「うううううう」返事はない。キタギリはただ唸りを上げるだけの何かになっていた。ミトセは諦め、草の端に火を点けて咥えさせてやった。
2016-09-15 20:56:06「マカベ! どうにかできないのか。このままではキタギリはだめになってしまうぞ」「いや、もうだいぶだめだよね」「さらにだめになってしまう」ミトセは言い直した。「あんなもの、身体にいいはずがない」「十年選手だしねえ。もういいとか悪いとかじゃないんじゃないのかな」
2016-09-15 21:03:05「なんでほっておく! 友達ではないのか!」ミトセの目に涙が滲む。「だってキタギリくん、知り合った時からキツネツキだったし……もうそういう個性っていうか。それにねえ」彼は少し言い淀んだ。「あの人、生き方より死に方の方に興味あるみたいでさ。だからあんなんなっちゃったんじゃないかなあ」
2016-09-15 21:08:29あとシーンっていうかマカベくんが「パズルやろうよ、僕が昨日食べた魚の骨の復元ゲーム!」などと言ってるところが浮かぶけどなんだろうこれ
2016-09-15 21:13:57・ミトセはクスリをやめさせたい、キタギリはミトセを守るために狐パワーを発揮しなければならない ・最終的にミトセとの合体技で、クスリなしで狐パワーが使えるようになる ・が、それも実はミトセの方に悪影響が生じる手段なので、マカベの情報網などを頼りつつ2人で長生きする方法を探す
2016-09-15 21:30:01