- yoshiaki_idol
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五年前、樹齢何百年の松が俺に突然語りかけてきた。たぶん、頭がイカれたんだろう。あれから考えて伝えてみようと思った。嘘か、信じる人は救われるのか。 同じ波調の人を勝手にフォロー。
大きな三羽の黒い鳥が黒い煙をのせて飛び立った。それは、やがて山をおおい。大地を真っ二つに分けて脂の鈍い臭いに変わる。 イミフ
2016-01-15 15:09:20松以外の樹木たちも、先ほど騒ぎはじめてきた。ザワザワうるさい。いっぺんに話されると聴こえないだろ。右側=西の声が大きい。何を言ってるのかは後ほど聞き取れたら。
2016-01-15 16:09:56厳島の丘から、すずめが浅香山にやってくる。北へ東へ米を運ぶが上手く往かず、やがて力尽きる。遠くまで鳥羽根羽止まらない。 イミフ
2016-01-17 02:46:25つづき。 古人の怨念が、今西に語りかける。赤は不吉だ。赤い場所には近づかないように。 しきりに赤は危ないと言っているが、イミフ
2016-01-17 02:59:11椎の木が一寸に別れたら、心せよ。山の神々が大地を二つに別け、大地から海へと流れる。赤にものに近寄ってはならない。 イミフ
2016-01-18 11:31:48北北東から焦げた臭いが夜空を漂う。巻鮨を食べ笑む路へ行ってはならぬ。白兎が導く路は通らぬよう。 イミフ
2016-01-20 19:46:02女が大切ならば追い詰めるな。強きものほど弱さを隠し弱きものほど強さを標す。考える時間を能えてはならぬ。漉きあらばしにがみが繕う糸。 イミフ
2016-01-20 20:08:07空高く東に向かう大鷹が回旋して西へと向きをかえた。地中深く蚯蚓がはい廻り、槌は 肥えるが少ない動物は骸あり。温泉は安心。 イミフ
2016-01-30 08:38:08江戸の川の台座が二つに切り裂き、緑色の王冠を揺るがす。小絹転々として西領を施す。心に疚しい事があればそこで滅び逝く。 イミフ
2016-02-05 11:33:10まだ、赤い場所には注意せよ。 達磨が片面を壊す。 停滞越し瀬す、遇う入井に訃報有り。 たゆむ南、御殿の入口の地蔵が黄色に微笑む。 イミフ。
2016-02-18 10:26:33山々が唸り始めたら、もう止まらない。この国の峰の神々が怒っている。峰は、微生物も人も植物も大樹も大気も赦しはしない。これらは皆同様、清くなければならない。賜った膿は血で洗い流される。そう歌っている。 イミフ 俺にどうしろと言うのか。
2016-02-18 10:46:26鯰は日本全体にまで生長した。大きく波打ち暴れる。これから二日間は水を蓄え大きな木々の根本に潜んでおれ。 地震がくる。
2016-02-21 23:37:11松の二種子が熱くなり、油を焼いて焦がす時、我目覚める。花岡の頴娃暦が地を二つに分け鹿の子の泣き叫ぶ声にさすらう。 イミフ
2016-02-21 23:41:10まだ、赤い場所には注意せよ。 達磨が片面を壊す。 停滞越し瀬す、遇う入井に訃報有り。 たゆむ南、御殿の入口の地蔵が黄色に微笑む。 イミフ
2016-02-21 23:42:58青い山を沙羅沙羅と流れる赤い水。爆発はしない。その間に時間を稼げ。黙々と白い蜘蛛の糸に巻かれないように気を付けろ。 イミフ。
2016-03-09 07:28:54