歯車の塔のスカイノーツ・プレイ雑感

銅折葉 @domioriha

昨日歯車の塔のスカイノーツをプレイしました。私GMのいつもの面々で、今回はPLは３名。遊んだのは付属サンプルシナリオです。飛空艇に乗って冒険しながら、次々やってくるトラブルに対処したり、空の上の幻想的な光景に巡り合ったり、冒険感がすごく出てるなと実感しました。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

時間の都合もあり、とりあえずPCのみを作成してもらい、飛空船は出来合いのものからチョイスする方向。PC３人だったのでアルバトロスをお願いすることに。ゲームの肝はこの飛空船の作成部分だとは思うんですが、PCも少ないデータながら個性や特徴がしっかり出るのが好印象。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

システム全般、独自性を強く出しながら複雑になり過ぎず、ゲームタームや設定が丁寧に説明されてる印象でした。「これどういうこと？」って疑問になる判定やデータについて、概ねルールブックのどこかに記載されてるというのは、同人システムにおいては凄いことだと思います。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

開発のプレイ環境、身内の相談だけで言葉にせずとも理解できてしまっている共通認識を、他のプレイ環境、遊ぼうと集まった卓においてもちゃんと伝えきれるというライティングは、ぶっちゃけて商業作品においても引けを取らないのではないかと感じます。これ本当にすごい。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

そして、データ面に付随するイベントテキスト。特に飛空艇を飛ばしながら目的地を目指すフライトフェイズにおいて起こるイベントフェイズの情景テキストがすごくきれいで、読み上げるだけで空の上の出来事、その光景をGM,PLが共有できるようになっております。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

実質効果は「１マス進む」であっても、舞台背景の設定からも物語性を強く打ち出すゲームにおいて、この情景描写は飛空艇の作成ルール同様にとても大事なことで、ただのフレーバーにとどまらず、ゲームの雰囲気を保つのにすごく大事な役割をしているのだなというのを感じさせます。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

飛空艇が暴風雨や空を飛んでくる浮遊生物に襲われてけっこう簡単に故障するのも、空の上の危険性やトラブルを表現しつつ、それを修理しながらあっちこっち忙しく走り回るというゲームの雰囲気をとてもよく表現してるのですね。決してオンボロ船を飛ばしてる印象ではないのも良い。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

付属サンプルシナリオも実際のプレイに関しては３名でも無難に回りましたが、このへんはそこそこTRPG慣れしたPLがデータ面で吟味してPC作成・プレイしたためだと思いますので、慣れていないPLであれば３人の時は依頼期限のサイクルを伸ばしたほうがいいかなと思います。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

あと、最後の空戦においてはPCたちが戦闘じゃなく逃走を選ぶ可能性が割と高そうなこと、その場合の指針がないこと（状況的に逃走成功で勝利条件達成でいいとは思いますが）、またその関係上、彼我の距離カウンターの説明が見当たらないのがちょっと気になりました。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

空を飛ぶ冒険ということでまずイメージにあったのは天空の城ラピュタ、またつい最近地上波放映のあった紅の豚などが頭に浮かびましたが、案外シビアに人死にが出たり、どうしようもなく飛空船が墜落する状況も起きうるので、シナリオ幅はかなり広いとは思います。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

探検先で船室が破損し、乗員を全員乗せることができなくなったため、だれかを遺跡に置き去りにしなければならなくなるとか、火災の延焼を防ぎきれずに墜落・死亡とか、状況的にはけっこう残酷なことも許容しうるワールドのようです。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

データ面、実はしっかりとシビアな設定をしつつ、敢えてフレーバーや世界説明などではドキドキワクワクの冒険に包んで説明しているので、空の冒険に憧れたPC（PLも一緒に）が実際に冒険に出ると、思わぬ怖さや危険を実感する、というデザインになっていてそこも凄い。 #スカイノーツ雑感

銅折葉 @domioriha

当たり前だけど人間空の上で放り出されたら落ちて死ぬんですよ。ふとしたことでその空の上の怖さを実感させて肝を冷やさせつつも、次々やってくる冒険や姿を変える空の情景に魅入られ、ああPCはだから空に憧れているのだ、こうやって探空士をしてるのだなという実感があります。 #スカイノーツ雑感