今 / 剣 / 修 / 行 / 記

ぼくがみてきたほんとうのれきしを、ここにしるす。 ❀刀/剣/乱/舞(非公式)
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ㅤこてんぐ @gike_kiXII

【重要】 あるじさま、おはなしがあります。→『privatter.net/p/1867649』 ※「修行開始」⇒当垢今剣・極実装の御報せ。 ※呼称変更と時期が重なってしまい申し訳ございません。

2016-10-06 00:30:07
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos きょうのみやこ。ぼくのきおくどおりですね!しんのふとい、おとこたちがたくさんあるいています。なつかしいなぁ(そわそわと歩き回り)

2016-10-06 10:59:00
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos どれだけみても、あきませんねぇ。んん!?あそこには、おだんごがうっているんですね!(喜色満面で落ち着きなく辺りを見回すうちに走り始め、懐かしの京の都を堪能。しかし、どすん、とある人にぶつかってしまい。大丈夫か、と手を差し伸べられ、顔を上げ──驚く)……あなたは……!

2016-10-06 15:10:54
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (『あるじさまへ。つよくなるために、ぼくはきょうのみやこへやってきました──』筆を走らせて、昔の主人の名も連ね、本丸へと向けて送り…視線を感じて振り向き)あっ。えへへ、すこし、てがみをかいていたんです。え?ああ、そうですね、うーんと、おせわになっているかたに、ですよ。

2016-10-06 23:42:45
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos まさか、ぼくがこうして、ひとのみをえてから、よしつねこうのとうひこうに、ごいっしょすることになるなんてなぁ…(小さく呟けば「どうした?」と振り向かれ、「こちらのはなしです」と決まりが悪そうに笑い。そこで、相手の懐を見ては、あれ、と目を丸くして)……???、おかしいな……

2016-10-07 11:40:22
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (逃避行の道中、頼朝の刺客と斬り結び、謀反の意はないという手紙は信じてもらえず絶望に打ちひしがれ、静御前と別れ…。それでも家来と共に笑い、気丈に振る舞う昔の主人は、誇り高い。しかし──。…日が傾いてきた頃、握り飯を食べる彼に)…あなたのかたなは、あれでぜんぶですか……?

2016-10-07 16:52:41
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (『あるじさまへ。』昔の主人と逃避行を共にしていること、最期まで共にいるつもりである旨を書き連ね、そして、『よしつねこうがもっているかたなのなかに、ぼくがいないんです。…』疑問を記し、手紙を送った。もやもやとした胸を抑え)…ぜんぶ、おもいでのとおりなのに…どうして……?

2016-10-07 23:08:37
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (藤原秀衡の邸で、短刀は亀鶴御前と手遊びをして。微笑ましく眺める昔の主人。そこへ家来がやって来て青ざめた顔で)……よしつねこう。(秀衡の死を告げられた主人は、ゆっくりと振り返る。「これまでだな」主人の言葉に、全てを知る短刀は、泣きそうに笑う)……そうですね…。

2016-10-08 14:39:12
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (泰衡の軍が来るまでの時間に、最期へ向けてと準備が始まる。それは、いつもの戦支度のように、淡々と。昔の主人は懐刀を取り出し、自害することの決意を固めている。「そういえば、そなた、名前を聞いていなかったな?」はたと気付いた様に言葉をかけられ、正座したまま、頭を下げて)

2016-10-08 14:44:20
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (ずっと隠していた名。しかし、隠す必要があったのだろうか。これは、賭け。万一の場合は、「あるじさま」に謝らねばならなくて、しかし…)……今剣と、もうします。(「いまのつるぎ、か」昔の主人【だと思っていた】人は、淡く笑んで。「強そうだ。良い名前ではないか」──嗚呼…)

2016-10-08 14:47:45
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (「何故、これまで名を教えてくれなかった。恥じる名でもあるまい」不思議そうに問い返す相手に)……よしつねこう。ぼくをけらいにしてください。(驚いた顔で此方を見る。既にもう、最期は目の前に迫っているというのに。しかし相手は言う。「最後に逞しい家臣が出来てしまったなぁ」)

2016-10-08 14:52:53
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (最後に呼ばせてもらおうと、人の身を得てからの夢を一つここで叶え、そして、夢は夢の儘、消える)……”あるじさま”、ぼく、ここまでついてこられて、ほんとうによかったです。ぼくは”あるじさま”のことを、けっして、わすれはしません。(「まだ子供と侮っていたかな」相手は笑った)

2016-10-08 14:56:13
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (「今剣よ。そなたは、そなたらしく強くなれば良い」それは、家臣への叱咤激励と同じ類のものだった。零れそうになる涙を必死に堪え、思い切り笑顔で)とうぜんです!だってぼくはよしつねこうの……、…あなたのけらいなのですから!……あと、あなたにもうひとつ。

2016-10-08 15:01:04
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos たとえば、「今剣」というたんとうがあったとして、それが、あなたのまもりがたなであったなら、どうでしょう?(相手は面食らった様子でいたが、小さく笑んで、「それはさぞ、心強いことであったろうなぁ」「”今剣”という短刀があるのなら、きっと最期まで、私は──」)

2016-10-08 15:02:58
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (一頻り喋った後。まだ、軍が来るまで時間がある。外の準備を手伝ってくる、と短刀は相手に頭を下げ、部屋を出て壁伝いに歩く。やがて、足元をふらつかせるとそのまましゃがみこみ、膝を抱え。ぼろぼろと頬を流れていく涙は床を濡らし)……だいじょうぶ……ぼくは…つよーい……

2016-10-08 15:26:04
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos ──×××××のまもりがたな

2016-10-08 15:26:46
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (からりと戸を開ける。ぎし、ぎし、と床板を鳴らしながら中に歩を進めた──炎に包まれた、持仏堂の中を。そこに、女と子が血を流して伏しており、そして、彼もまた血を流して倒れている。歩み寄ると、腹に刺さっている短刀を見て、「自分」ではないことがよく見え、分かった)

2016-10-08 22:46:51
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (火の爆ぜる音がぱちぱちと耳に響く。この最期に至るまで、自分なりにまとめた考え。そっと息を吸うと、煙が肺に入ってくる…しかし不思議と苦しくない。掌を見れば、自分の体が透けている。それは修行の終わりが近いことを指していた。ならば尚更と、もう一度息を吸う)……よしつねこう。

2016-10-08 22:54:48
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos …きこえていますか。…いえ、これは、ぼくのひとりごとで、よいのかもしれません。……よしつねこう。ごめんなさい。ぼく、あなたにたくさん、うそをつきました。ぼくは、にんげんではありません。…かたな、なんです。ぼくは、今剣という、ほんとうのたんとうなんです。

2016-10-08 22:57:36
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos ぼくは──みらいでつくられる、あなたのものがたりで、あなたとごいっしょすることになる、まもりがたなでした。………でも、よしつねこう。あなたはぼくのきおくにあるとおりの、それいじょうの、すばらしいおかたでした。あなたはいまも、ぼくのほこりです。………よしつねこう。

2016-10-08 23:01:16
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (腹に刺さっている短刀を見れば、其方に微笑んで)きみがうらやましいです。…むらさきのくものうえまで、よしつねこうのことを、おねがいしますね。 (彼の亡骸に屈み込み。唇を噛み締め、喉の奥で我慢しながら、目を潤ませ、そして…源義経に、笑いかける)──さようなら。

2016-10-08 23:08:55
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos 『あるじさまへ。よしつねこうがなくなられました。(脳裏に甦るは、誇りを守り逝った彼の姿。火に包まれた持仏堂が、妙に美しく見えた。…そして自分の存在もまた、確かに変わっていて。短刀は、筆を握り直し)ぼくは、ほんとうはそんざいしないかたなだったんですね。…

2016-10-08 23:30:28
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

@tos (自分は存在しない。自分は後世で生まれた、架空の刀でしかない。それでも。絶望はしない。希望も捨てない。自分は確かに、「今剣」という存在なのだから。自分には、今は本当に主がいるのだから) 『これからかえります。ぼくは、あるじさまだけのためのかたな。それがわかったから。』

2016-10-08 23:33:52
ㅤこてんぐ @gike_kiXII

ぼくは、すこしおとなになって、かえってきましたよ!ただいまもどりました!!!(襖ばーーんと開いて)……すみません、もう、よるでしたね。しずかにします。あしたのあさ、なにくわぬかおで、あさげにいって、おどろかせようっと。 ❀修行終了❀❀今剣極・稼働再開❀❀御協力感謝❀

2016-10-09 23:26:20