火薬学(第2版)日本火薬工業会資料編集部 読書メモ

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あきらめた @6123Gomibako

硝酸アンモニウムは、白色の結晶で水に溶けやすく、極めて吸湿性が強い。吸湿すると固化し、さらに吸湿が進むと潮解する。また、温度の変化に伴って転移点を通過すると、結晶系が変わり比体積が変化し、これもまた固化を起こす原因となる。 #火薬学

2016-11-25 22:59:30
あきらめた @6123Gomibako

硝酸カリウムは、自ら爆発的に分解することはないが、黒色火薬、桜ダイナマイトの成分である。白色の決勝で吸湿性はないが、水には溶解する。爆発の際は、相当量の固形残さを生ずる。 #火薬学

2016-11-25 23:34:36
あきらめた @6123Gomibako

硝酸ナトリウムは、白色の結晶で吸湿性があり、水によく溶ける。硝酸カリウムと同様、爆発に際して固形残さを残す。後ガスをよくする目的で、榎ダイナマイトに配合されている。 #火薬学

2016-11-25 23:45:20
あきらめた @6123Gomibako

過塩素酸アンモニウムは白色の結晶で、硝酸アンモニウムほど吸湿性はないが水には溶ける。爆発の際はほとんどガスとなるが、後ガス中に演歌水素を生ずるコンポジット推進薬の主要成分である。 #火薬学

2016-11-26 00:04:21
あきらめた @6123Gomibako

減熱消炎剤とは、炭坑など爆発性のガスや炭じんの発生しやすい所での採炭または坑道掘進発破の際、坑内爆破を防ぐため爆薬の成分として配合されるものである。これには塩化ナトリウムが主として用いられ、塩化カリウム等も使用される。 #火薬学

2016-11-26 01:00:13
あきらめた @6123Gomibako

安定剤は、硝酸エステルの自然分解を抑制する目的で配合される物質で、自然分解で発生する酸を中和し、一酸化窒素および二酸化炭素を吸収する。無煙火薬には、エチルセントラリット、ジフェニルアミン、アカルダイトⅡなどがこの目的に使用される。 #火薬学

2016-11-26 01:03:06
あきらめた @6123Gomibako

硝酸カリウム(KNO3)、硫黄(S)、木炭(C)の3成分からなる火薬を黒色火薬という。 黒色粉火薬 黒色鉱山火薬 黒色狩猟火薬 黒色小粒火薬 #火薬学

2016-11-26 20:26:42
あきらめた @6123Gomibako

硫黄と木炭を鉄製または青銅製のボールミルでよく粉砕混和する。この作業を二味混和という。でき上ったに見混和薬に硝酸カリウムを木製、内面革張りの回転ドラム(ボールミルの一種)で混ぜる。この作業が三味混和で、完成した製品を黒色粉火薬という。導火線はこの黒色粉火薬を芯薬とする。 #火薬学

2016-11-26 20:39:37
あきらめた @6123Gomibako

黒色火薬の特性 ①色は黒く、火炎、スパーク、高温物体などわずかな着火源で容易に着火し、かつ、高速で伝火する。また、打撃・摩擦に鋭敏である。 ②科学的に安定で自然分解のおそれがなく、また、吸湿性もないので永年の貯蔵に耐える。 #火薬学

2016-11-26 20:44:32
あきらめた @6123Gomibako

③有煙火薬といわれるように発煙量が多く、しかも、燃焼ガス中には一酸化炭素、二酸化硫黄等の有害成分が含まれているので、通期不良の箇所では使用してはならない。 ④黒色粉火薬の燃焼試験における燃焼時間は、通常6~12秒の範囲内にある。 #火薬学

2016-11-26 20:49:01
あきらめた @6123Gomibako

⑤黒色猟用火薬の性能は、かさ密度0.95±0.05g/㎤水分1.2%以下で、基準薬量(5.3g)を用いた発射試験において弾速250m/s以上、最大こう圧39.2MPa{400kgf/㎠}以下とされる。 #火薬学

2016-11-26 20:55:59
あきらめた @6123Gomibako

⑥黒色小粒火薬のかさ密度は0.85~1.05g/㎤、水分は1.7%以下である。 #火薬学

2016-11-26 20:56:06
あきらめた @6123Gomibako

硝酸アンモニウム系コンポジット推進薬は、その燃焼ガスの温度が低く、かつ、非腐食性で白煙を生じない等のため、一部のロケット用推進薬、エアバッグ等のガス発生剤として使用される。 #火薬学

2016-11-26 21:31:16
あきらめた @6123Gomibako

硝酸バリウム、硝酸ストロンチウム等を主剤とした火薬を作って星にしたり、翔さんバリウムや硝酸カリウムにアルミニウムを混ぜた火薬を証明剤にしたりする。 #火薬学

2016-11-26 22:34:21
あきらめた @6123Gomibako

ボロン系点火薬はわずかな点火源により容易に着火燃焼する。燃焼により高温の熱粒子を生成するため、他の火薬、可燃物への着火性に優れている。自動車安全部品のほか、ロケットの点火薬としても使用される。 #火薬学

2016-11-26 22:36:44
あきらめた @6123Gomibako

ジルコニウム系点火薬とは、可燃剤としてジルコニウムを、酸化剤として硝酸塩や過塩素酸塩を含む火薬で、主に軍用に使用されてきたが、近年は自動車安全部品の点火薬としても用いられている。 #火薬学

2016-11-27 11:55:42
あきらめた @6123Gomibako

ガス発生剤は主として自動車用エアバックガス発生器に使用される。要求性能として、発生ガスは比較的低温で一酸化炭素や窒素酸化物などの有害ガス成分が微量な事、熱安定性が高いこと、適度な燃焼速度を有すること等があげられる。 #火薬学

2016-11-27 11:58:28
あきらめた @6123Gomibako

無煙火薬は、ニトロセルロース、ニトログリセリンなどの硝酸エステルを主剤とする火薬で、銃砲弾の発射薬、ロケット等の推進薬として使用される。 #火薬学

2016-11-27 12:00:12
あきらめた @6123Gomibako

シングルベース無煙火薬とは、ニトロセルロースを主成分として、これに若干の硝酸塩等の消炎剤(砲口煙を抑制する)と、ジフェニルアミン等の安定剤を加え、成形したものである。火炎温度が低いので砲身の焼食が少ない。 #火薬学

2016-11-27 12:03:41
あきらめた @6123Gomibako

ダブルベース無煙火薬とは、ニトロセルロースとニトログリセリンとを主成分とし、これに各種の消炎剤、ニチルセントラリット等の安定剤などを加えて成形したものである。シングルベースに比べて威力は増すが、火炎温度が高くなるので、焼食は大きくなる。 #火薬学

2016-11-27 12:06:44
あきらめた @6123Gomibako

トリプルベース無煙火薬は、ダブルベース無煙火薬にニトログアニジンを加えた無煙火薬で、ガスの発生量が多く、しかも燃焼温度が被悪的低いため、装薬量を多くしても方針などの焼食が少なく、砲弾などの初速を大きくすることができる。 #火薬学

2016-11-27 12:17:43
あきらめた @6123Gomibako

最近、被弾感度を低下させる等、各種の性能向上を目的として、ダブルベース無煙火薬に、RDX、HMX、ニチレンジニトロアミン等のニトロアミンを加えたものも製造されるようになった。 #火薬学

2016-11-27 12:19:20
あきらめた @6123Gomibako

焼食とは、高圧、高温の燃焼ガスによって生じる、銃身又は砲身のこう面の損傷 #火薬学

2016-11-27 12:20:34
あきらめた @6123Gomibako

一般の爆薬は、マッチなどによる点火では単に燃焼するだけで、直ちに爆轟の段階には入らない。しかし、なかには、火炎、打撃などの外的刺激により、比較的容易に爆轟状態に入る火薬類がある。DDNP、アジ化鉛、テトラセン、トリシネート、雷こう等がそれで、気爆薬として使用される。 #火薬学

2016-11-28 12:37:11
あきらめた @6123Gomibako

ピクリン酸に水酸化ナトリウムを作用させ、次に硫化ナトリウムを加えてピクミン酸ナトリウムとし、これに塩酸酸性の水中で亜硝酸ナトリウムの溶液を加えるとジアゾ化されてDDNPが得られる。 NH2(NO2)2C6ONa+NaNO2→C6H2(NO2)2ON2+2NaOH #火薬学

2016-11-28 12:41:10