闇市ぱかちゃんまとめ(とちゅう)

モレシャン @moreshan_

やみいちこてつさん流行ってるね、やみいちこてぱかちゃんって考えたら、珍獣って書いて売られてどなどなしか思いつかないw

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闇市で珍獣って書かれて売られてるバニパカちゃん、能力出せないように餌や水もほとんど与えられず、薄汚れた檻の中で見世物にされて売られていた。 おなかがすいたひもじい、とおさん、かあさん、どこなの…。 檻の片隅でうずくまっていると、どこからか「ふぇ？」と声が…

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力なく瞼を持ち上げると、そこには茶色のアルパカがいるではありませんか。いままでとうさんかあさん以外のアルパカに会ったことがないバニパカちゃんは夢かとおもいました。 「ふぇー！ふぇふぇ！(まってろ！そこからだしてやる！)」 茶色いアルパカはそういうと、闇市の細い路地を駆け出した。

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どうせゆめなら、とうさんとかあさんに会いたかったな…、バニパカちゃんは汚い水いれからわずかな水を飲み干して、グゥグゥなるお腹を恨めしく思いながら丸まり眠りに落ちました。

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「なぁ、そのアルパカいくらだ？」 「こいつは珍しいもんだから、500円だ」 「はぁ？500円！いくらなんでも高すぎだろ！！」 ぎゃぁぎゃぁと喚く声でバニパカは目を覚ましました、なにやら男がもめているようです。

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「そのアルパカ僕が引き取りましょう」 背後から突如現れた金髪の男がそう言った 「バニーちゃん！」 「これはこれは将校様、こんな汚いところにお越しいただいて…このアルパカはとても珍しいのでそれなりのお値段になりますがよろしいですか…」 露天商はいらやしい笑みを浮かべ愛想をふりまいた

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「言い値で買いましょう」 「ちょ！バニー！500円だぞ500円！いっくらなんでも高すぎんだろ!」 「貴方は黙っててください」 黒髪の男と金髪の男が言い合っているうちに、檻の扉が開かれバニパカは乱暴につまみ出されました。 「ふぇ…」疲れ切っていたバニパカは微かな声しか出ませんでした

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バニパカは騒がしい2人の会話に耳を傾けながらも鳴く気力もなくぐったりと胸に身をまかせていた。

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甘い匂いがバニパカの鼻をくすぐります、動く力もなかったバニパカがカッと目を開けお皿に飛びつきました。 「ふぇ〜、フェフェ(ゆっくりのめよ、誰も取らねーから)」 茶色のアルパカの言うことなど聞こえていないのか、バニパカはものすごい勢いでミルクを飲み干しました。

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「凄い食べっぷりですね」 「ああ、はら減ってたんだろうな」 2人の男は顔を見合わせながらくすくすと笑っています。 バニパカはミルクのおかわりと、パンを3本もたいらげて、ようやっと落ち着いたようでした。 久々にお腹いっぱいになったバニパカの体に、力が満ちてきます。

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ようやっとうごけるようになった…はやく…はやくにげないと…またみせものにされて…なぐったり、けられたりひどいめにあわされる… バニパカの体が青く光り始めました。 「この子！ネクスト動物です！」 「なにー！！」 「ふぇーーー！！」

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バニパカが地面を蹴って空に飛び出した矢先、金髪の男の体もネクスト独特の青い光に包まれました。 バニパカが驚いて止まった一瞬の隙をついて、金髪の男がバニパカをキャッチしました。 「このままだと家に大穴があきます、それはいただけませんね」 バニパカは驚き、混乱していました。

モレシャン @moreshan_

涙があとからあとから溢れてきます。 「ふぇーー！！ふぇんふぇ！(どしたんだ！けがでもしたのか？びょういんにつれてってやるぞ！！)」 茶色のアルパカが青く輝いてバニパカの元にビョーンと飛んできました。 「フェーーー？！(このアルパカもねくすと！」今度はバニパカが驚く番でした

モレシャン @moreshan_

「ふぇ〜、ふぇんふぇ！ふぇーー(おれはコテパカっていうんだ、お前を抱いてるのがばにー、それと黒髪の人間がこてつっていうんだ！もうこわくないぞ、ここは安全だからな)」 バニパカは改めてあたりを見回しました。