１日１曲１Tweetで中島みゆき「一会」を語ってみた。

miyu @Miyu_Akabane

中島みゆきコンサート｢一会｣劇場版 (@ ユナイテッド・シネマ浦和 in さいたま市, 埼玉県) swarmapp.com/miyu_akabane/c… pic.twitter.com/UNEhcJq7rn

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歳を重ねると、打算抜きで恋愛する事が難しくなる。貧しくも幸せだった二人の思い出の地｢あの桟橋｣にとって替わる｢きれいなビル｣とは、お金と成功の象徴だろうか。成功は必ずしも幸せとイコールではないのだな。そんな一編の物語が織込まれた楽曲。 #中島みゆき一会 #もう桟橋に灯りは点らない

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愛したくても、愛し方がわからない。想うが故の行動も裏目裏目、大切な人を傷つけるばかり。そんな｢爪｣をいいかげん自覚しながらも変われない、自分の悲しい性。自嘲を装い、強がる調子で歌われるロック曲だけれど、その裏腹に透ける本音が切ない。 #中島みゆき一会 #やまねこ

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｢大きな声と同じ力でピアニシモで歌ってください｣。自分のスタイルに反したアドバイスだったけれど、不本意ながらも受け入れてみたら新たな境地が開けた。そんなエピソードを、今はなき恩人の教え通り、優しくかつ力強い声で歌う。音楽の奥深さを教えてくれる一曲。 #中島みゆき一会 #ピアニシモ

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北海道出身のみゆきさんが歌う雪のイメージは、時に激しく畏ろしいそれだけど、ここで歌われる雪はどこまでも優しい。そして、そんな雪を恵みと受け止め、吹きつける北風すら｢子守唄｣に、遅い春待ち大地で眠る花の存在を見いだす感性もまた、北の人の優しさか。 #中島みゆき一会 #六花

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コンサートで｢旅の歌｣と紹介されたけど、単なる旅行ではなく、ひとりの流れ者の人生を｢旅｣として歌う歌。生まれ故郷にも、行く先の街にも居場所を定められず、さすらい続けやがて散りゆく運命の命。諺になぞらえ、そんな旅人の心を優しく受け止める愛の歌。 #中島みゆき一会 #樹高千丈落葉帰根

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この曲もまた、どこにも所属できない流れ者、さすらいの旅人の物語。しかしながらそれは、にじむ悲しみも振り切るかのごとく、希望に向かって前進するロックナンバー。みゆきさんの凛々しく力強い歌声は、苦難を生き抜く旅人たちの生命力そのものだ。 #中島みゆき一会 #旅人のうた

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私の心の中を見透かされた気がした。恋愛しない理由をあれこれ語ってしまう最近の男。私もともすればその一人。説教おやじになに言われようがその盾は強度を増すばかりだけど、この歌みたいに語りかけられたら、落ちない自信はない。 #中島みゆき一会 #あなた恋していないでしょう

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写真家｢タムジン｣さんとみゆきさんのエピソードをコミカルに歌った歌。最初はその写真の意図を理解できず反発するモデルのみゆきさん。でもいつしか、その奇才カメラマンにしてやられてしまうのね。みゆきさんの親しみと尊敬の想いがこもった一曲。 #中島みゆき一会 #ライカM4

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一点の曇りもない無償の愛の歌。この世界の穢れや矛盾を嫌という程歌ってきたみゆきさんなら、それがフィクションでしかないって事はきっとわかってる。それでもなお歌わずにいられなかったこの歌は、この世界への、人間への、優しい祈りの様に響いてくるのです。 #中島みゆき一会 #MEGAMI

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ここで、第一部｢Sweet｣編は完結。明日からはまた雰囲気ががらりと変わる第二部｢Bitter｣編へ。

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今の時代｢ひとり｣は案外心地良い。でもそれは、時に独りよがりの闇と隣合わせ、という警鐘か。だからと言って安易に大家族の時代を回顧するのでなく、｢私も他人も自分の国の王であれるよう｣って、個の時代の新たな繋がり方に希望を見いだしていく展開が好き。 #中島みゆき一会 #ベッドルーム

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遠距離恋愛の歌？と最初は思ったが、歌詞からすると｢あなた｣はもうこの世にはいないのか。残された人の目線で、｢あなた｣との思い出の街を、そしてその街から見上げる空を、歌い上げる歌。そう捉えると｢取り替えてみませんか｣という一言があまりにも深い。 #中島みゆき一会 #空がある限り

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悲しみから報復へ、堕ちていく思考。人間の闇をダークに描いた曲。考え出すと幾通りにも読める歌詞だけど、曲の後半突如恐ろしいドス声へと変貌するボーカルが全てを物語る。この｢一会｣アレンジはみゆきさんの、今の時代へ対する問いかけか。刺さります。 #中島みゆき一会 #友情

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戦に負けて貢がれた島の歌。沖縄の歌と言われてるけど、歌詞で固有名詞は明かされない。いずれにせよ、いざ戦が起きた時に血を流すのはこういう｢名も無き｣人々、なんだよね。大きな力に翻弄される南の島の物語に、切実な想いを込めた反戦歌。 #中島みゆき一会 #阿檀の木の下で

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荒々しいサウンドの中から放たれる叫びは悲しみかそれとも怒りか。虐げられ、忘れられた、名も無き人々の叫び。人が人であるための、戦いの歌。その先鋒に立つかのごとく歌うみゆきさんの歌声はどこまでも勇ましく、そしてその勇ましさの分だけ優しい。 #中島みゆき一会 #命の別名

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ロックスター中島みゆき。圧倒するボーカルと社会を切り裂くメッセージ。問答無用で格好良い。本人が語るように、例えそれが自分の弱さから生まれたものであったとしても、いや逆にそうであるからこそ、同じ弱さをもつ僕らは、この歌に奮い立たされるのです。#中島みゆき一会 #Why&No

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名も無きトラックドライバー達を｢流星｣に例える目線は中島みゆきらしい。深夜のサービスエリアで見知らぬドライバーと交わす一言二言の会話。独りよがりの闇に墜ちた心を救うのは、立派な思想や哲学より、案外こういう何気ない、他人との会話なのかもしれないよなと。 #中島みゆき一会 #流星

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言わずと知れた朝ドラ｢マッサン｣主題歌。異国に渡り苦難の中で愛を育み・愛に育まれたエリーの物語から生まれたその歌は、人間の闇に焦点をあててきた｢Bitter｣編の最後に、それでも尚消えぬ人間への希望の歌として、また新たな意味を持って響いてくるのです。 #中島みゆき一会 #麦の唄

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第二部もこれにて完結。残すは｢Sincerely Yours｣と題されたアンコール。

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自分の気持ちを言葉にして相手に伝えるって簡単なようで難しい。それが苦手であるが故にすれ違って、壊れていく二人の物語。だけどこの歌は、愛を失い揺れ惑う中にあっても、もう一度言葉の力を信じたいって、そんな願いを込めて歌われているように感じられるのです。 #中島みゆき一会 #浅い眠り

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これもまた口下手ゆえに孤独の闇に落ちてしまう人々の物語。その悲しみに寄り添い、彼らの想いを代弁するかのように、どこまでも力強く歌うみゆきさんのボーカルは涙なしには聴けない。噛み締めてきた悔しさが、積もり積もって生まれたロックンロール。名曲中の名曲。 #中島みゆき一会 #夜行

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最後にこれを歌ったのは、逆にそこまで本音をさらけ出したコンサートだったんだって裏返しか。そしてまたそれに向き合った僕らも、会場を出れば、今日の想いは心に秘め、世間と折り合う大人の表情で、それぞれの日々を静かに戦って行くのだな。 #中島みゆき一会 #ジョークにしないか

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全20曲にわたる｢一会｣の物語もこれで完結。これが｢正解｣なのかどうかはわからないけれど、今の私が感じた私なりの｢一会｣の物語。掴めそうで掴めないみゆきさんの世界に手を伸ばしてあれこれ考えを巡らせた20日間、それもまた楽しい体験でした。