無職編
21世紀半ばに差し掛かろうとしてもソ連が未だに残ってたり大英帝国的なモノが復活していたりするヤバい世界観。日本は相変わらず平和だけどアメリカとは確執があって縁切っちゃってるからまあヤバイ
2017-02-28 15:49:15提督「すまん、急に連邦軍解体されることになったわ。特殊艦隊ももちろん解体な。我もお前も明日から無職だ」 ビスマルク「はぁ!?」 ちなみに特殊艦隊とは要するに艦娘の艦隊のこと。海軍とは別系統の組織らしい
2017-02-28 15:51:28ビスマルクの所属するハンブルク支部はもうほとんど機能してなくて、戦力も今やビスマルク一人。そりゃ解体になっても仕方ないね 他の艦娘はもうとっくの昔に欧州連合の艦隊に異動しますた
2017-02-28 15:54:09「はあ、私もプリンツについていけば良かったわ」さびれた母校から夕焼けを眺めるビスマルクはすでに無職。でも貯金はめちゃあるし実家は豪邸だしかなりハイスペックな人だから普通に生きていても不自由しなさそう
2017-02-28 15:56:50平和にお紅茶を飲んでいるある日、提督から手紙が届いた 「次の働き口が見つかったわ。横須賀で提督やります。じゃあの」 盛大にお茶を吹き出したビスマルクはティーカップを叩き割った
2017-02-28 15:59:55「君がビスマルクくんだね? あ、日本語大丈夫だったかな?」 「……誰よあなた。まずは名乗りなさい」 ビスマルクさんは実は日本かぶれのオタクだったりするので日本語は堪能。扶桑型の艦橋に魅せられたのがきっかけだったかな
2017-02-28 16:05:06逆探知不可な相手から電話が来たらそりゃビスマルクさんは警戒くらいします。全世界で(今のところ)3番目に強い戦艦だからね。第六感も並じゃねぇ
2017-02-28 16:09:10「あれ? 君の提督の手紙に書いてなかった? そのうち日本の艦隊からお誘いが来るって」慌ててゴミ箱をあさるビスマルク。最後の行に「ついでにお前を日本の特殊艦隊に推薦しておいたぞ。そのうち連絡が来るだろうからまだ艦娘として戦う気があるならそのつもりで」ビス「提督大好き愛してる」
2017-02-28 16:12:30第七特殊艦隊ってなんだよ
日本国軍には秘匿にされている三つの特殊艦隊があるんですねぇ。そのうちの一つが第七特殊艦隊。なんで秘密かって?存在自体がヤバすぎるからに決まってるだろ
2017-02-28 16:18:35いつから艦隊に母港があると錯覚していた? 第七には母港がありませんぞ。特殊艦艇母艦とかいうクソデカい原子力艦が海上移動母港になっているんだよね。でもお盆の時期にはウラジヴォストクにひっそり停泊している
2017-02-28 16:25:18そんな事情など知らずにスーツケース引いて錆びたハンブルク港にやってきたビスマルクさん。提督曰く船でお迎えに来るらしい。案の定河の向こうからクソデカい軍艦がやってきて仰天
2017-02-28 16:27:44今一つ現実味がないまま特殊艦艇母艦『蓬莱』の提督執務室まで来てしまったビスマルクさん。メガネの好青年っぽい彼はすごく有能な提督らしい
2017-02-28 16:29:39Q第七特殊艦隊ってなんだよ A要するに特異な才能を持った艦娘たち(と有能な乗組員)よって構成される特殊部隊的なアレ。世界中巡って陸上型とかを狩りまくってる。艦娘は6人しかいないけど一人一人が姫級クラスの水上艦と一騎打ちできる実力があるんだってさ頭おかしいね
2017-02-28 16:34:35提督の説明聞きながら「狂ってるわ……」なんて内心ドン引きしてるけどさ、あんたも46cm砲の徹甲弾を片手で弾き飛ばしたりするから人のこと言えないよビスマルクさん
2017-02-28 16:37:46どうでもいい設定
この世界の艦娘は人間のようで人間じゃないよ。一言でいえば人造人間(バイオロイド)。めちゃくちゃ頑丈で生殖能力がないこと以外は人間と同じかな。いや待て、ATフィールド的なバリアが使えるぞ(超重要)
2017-02-28 16:42:19