映画を観る

大寺眞輔＠新文芸坐シネマテーク／オンライン映画塾 @one_quus_one

映画には「正しい見方」があるという権威主義に私は反対ですが、一方ある種の映画に「入る」ためには適切な入り口があるのも事実で、トークなど行う際にはそのガイドの役割ができればと思ってます。重要なのは、みなさんがその入り口から入って何を見て何を感じて何を考えるかです！

大寺眞輔＠新文芸坐シネマテーク／オンライン映画塾 @one_quus_one

一方、映画を私たちの気分や感情に寄り添ってくれるものとして受け止める見方に私は反対で、映画は私たちのことなんか理解しちゃくれないし、それが良い部分なのですが、それ見て私たちが勝手に救われた気分になるのも私たちにとって気分の良いことなので大いに勝手にやれば良いと思います。

大寺眞輔＠新文芸坐シネマテーク／オンライン映画塾 @one_quus_one

今の時代って、みんな自分のことで頭がいっぱいだけど、でもそんな自分に寄り添ってくれるものばかり周りに集めてもさらに息苦しくなるだけだよ。それより自分のことなんて全く考えちゃくれないけど何かふとした瞬間に私たちの心を私たちの外に解き放ってくれるから映画は素晴らしいと思う。

大寺眞輔＠新文芸坐シネマテーク／オンライン映画塾 @one_quus_one

現代映画って何か難しそう～確かに、難しい映画は難しいです。でも、何でも私たちの既存の感性で直感的に理解できるものばかりじゃないから世の中はまた面白いんですよ。難しいとビックリした映画の入り口が分かって、そこから自分なりに「入る」ことができた時の喜びは大きいですよ！

大寺眞輔＠新文芸坐シネマテーク／オンライン映画塾 @one_quus_one

難しい！と思って敬遠するのではなく、じゃあ、どこからこの映画に入れば良いんだろう？って好奇心を持つことで、私たちの映画の感性は拡がっていくわけですし、映画を、世界を、人を見る目も養われていくんだと私は思います。映画を見るとは、世界に興味を持つことだと思います。