創作荘チャットTRPG『ソーセージ・ケイブ』シナリオ３『湖畔の暴君』その１０・その１１(完結)

ぞろ目の八ことマスケッター（旧1d6） @hm1d6

#創作荘チャットTRPG　『ソーセージ・ケイブ』シナリオ３『湖畔の暴君』その１０・その１１(完結) １　負傷したトカゲ人間に、僧侶レモンは保存食を与えました。トカゲ人間はそれを食べて怪我から少し回復し、一行の質問に答えました。要約すると、現在の地底湖にはトカゲ人間の　２へ

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２　一族が住み着き、魚竜を神として崇拝しているそうです。開拓民は、魚竜の魔法で蛙に変身させられ、ペットにされています。何故開拓民がここに来たかと言うと、地底湖への出入口になっていた、トネリコの木の周りで子供が遊ぶ内に、偶然仕掛けが作動してしまいました。まず子供が　３へ

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３　地底湖に入ってすぐ捕まり、それと知らずに心配して探しに来た大人達が次々と芋づる式に……と言う塩梅です。しかし、トカゲ人間も一枚岩には至らず、開拓民の存在を知ったせいで、魚竜を崇拝し続けるのは間違いだとするグループが生まれました。トカゲ人間達は、魚竜が外に出るのを　４へ

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４　禁じていたので、近親婚が続いて子供が生まれなくなっていました。それでも魚竜が方針を変えなかったので、遂にクーデターが起き、トカゲ人間の間に負傷者が出た次第です。一行は、魚竜を倒す、魔法で出来た銀の釣り針にも質問しましたが、知らないとの事でした。クーデター派を　５へ

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５　最後に見た場所と、魚竜の潜む場所を聞き出した一行は、話をしてくれたトカゲ人間が眠ってしまったので、そのまま部屋を出ました。クーデター派に接触するべく地底湖を進みますが、途中で魚竜崇拝派のトカゲ人間のグループに出くわしました。そこは巨大な釣り堀で、トカゲ人間達は　６へ

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６　のんびり釣りを楽しみ、釣り上げた端から魚を丸飲みしていました。一行は、魔女リリィが森で会った行商人から買ったアイテム『虫けらの丸薬』でコバエに変身し、釣り堀をやり過ごします。さて、クーデター派を求めて道を進む一行ですが、文字通りの行き止まりになりました。血のついた鱗が　７へ

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７　見つかり、状況証拠にはなりますが、それ以上の進展はありません。一行は引き返し、また別の道を行きました。すると、今度は、等身大の人形が倒れ、朽ちた机やガラス棚が転がる部屋に来ました。人形は、蛙を人間風にユーモラスな姿として象ったもので、片足片腕がなくなって　８へ

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８　いました。更に、魚竜崇拝派のトカゲ人間(以下、崇拝派で通します)が８人います。ここで、戦士ニコラが「魅力」ロールに成功(成功率は４０パーセント)、トカゲ人間達が部屋の探索を許します。リリィはフィックスの魔法で蛙人形を直し、あれこれ調べました。どうやら、この人形は　９へ

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９　８００年前に作られ、医療とアンケートの回収を兼務する役割を持っていたようです。トカゲ人間達はそんな品には無知無関心だったので、一行はひとまずアンケートを入手するべく部屋を出ました。暫く進む内に、食堂とおぼしき場所に出て、壁を食い破って現れた五匹のネズミと対面しました。　１０へ

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１０　問題は、ネズミが人間並のサイズをしていて空腹だった事です。リリィがインタープラテーションで交渉するも不調に終わり、戦闘になりました。リリィのショックエネルギーで一匹が即死し、ニコラも弓を当てますが、近接戦で噛みつかれたリリィとニコラは病気に感染しました。　１１へ

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１１　思わぬペナルティーに困惑しつつも、更に２匹を倒し、残りは巣穴から逃げ出しました。ネズミは病気持ちなので保存食には出来なかったものの、室内から回答記入済みのアンケートがついたパンフレットを回収しました。パンフレットからは、秘密の部屋に行くための三つの鍵についても　１２へ

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１２　説明してありました。即ち、生きたサンショウウオ、地底鳥の羽根、古代蛙の化石です。明確な方針が出来た一行は、まだ探索してない部屋を求め、地底湖の隅でコウモリ人間と会いました。自らを『闇の主』と自称し、一行に全財産をお布施として要求する彼に、リリィは言葉巧みに　１３へ

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１３　コウモリ人間の抱える悩みを聞き出しました。誰からも相手にされず、退屈していた彼は、リリィの誘いに乗ってゲームを持ちかけます。要するにチンチロリンでした。ちなみにリリィとニコラの中の人はチンチロリンを知りませんでした。勝負が始まり、コウモリ人間は目無し、ニコラは　１４へ

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１４　６の目、リリィは４の目、レモンは何と４のアラシでした。完敗したコウモリ人間は、潔く自分の宝物である地底鳥の羽根を渡し、天井に引っ込みました。残る鍵は一つだけになり、一行は蛙人形のいる部屋に戻りました。そこで、人形の口にアンケート用紙を差し込むと、人形は　１５へ

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１５　お礼を言って、胸の部分から古代蛙の化石のペンダントを出してくれました。全ての鍵がそろい、血のついた鱗を見つけた行き止まりまで行くと、自動的に鍵が働きました。即ち、古代蛙がペンダントから外れて地面に落ち、サンショウウオが自分から容器を出て蛙を食べました。そこへ、　１６へ

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１６　地底鳥が羽根から生まれ、サンショウウオを食べてから一声鳴くと、虹色の光が輝き扉が現れました。同時に地底鳥は消えました。扉を開けると、四人のトカゲ人間がいました。一人はひどい重傷です。怪我のないトカゲ人間の一人が、礼儀正しく一行に挨拶したので、穏やかな話が　１７へ

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１７　成り立ちました。レモンがトカゲ人間の負傷を治すと、感謝の印として、トカゲ人間は魔法の釣り針を出しました。彼等はクーデター派のトカゲ人間で、一行から事情を聞くと、共闘を提案しました。即ち、負傷の癒えたトカゲ人間が、釣り針で魚竜を倒すので、崇拝派が邪魔をしないように　１８へ

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１８　一行に守って欲しいと言うものです。一行もそれを承知し、一晩休息を取ってから魚竜の待つ広場に行きました。そこは地底湖の一番奥で、湖が直接広場の真ん中に水面をさらしており、魚竜のひれが姿を現しています。トカゲ人間は即座に釣り針を使い、その場で魚竜を岸辺に引き上げて、　１９へ

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１９　喉を食いちぎって殺しました。動揺した崇拝派が三人ほど来ましたが、魚竜を倒したトカゲ人間が真相を説明し、崇拝派は全員が降参しました。開拓民達は全員が元の姿に戻り、無事に村に帰ります。こうして、事件は解決しました。クーデター派を率いたトカゲ人間は、新たな仲間を　２０へ

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２０　求めて旅に出ました。村の子供達は森にいるブラウニーと仲良くなりました。一行は、ゲーム内時間で四週間(現実の時間なら約二ヶ月近く)に及ぶ冒険を制し、見違えるほどたくましくなって「鋼のきっさき」亭に戻りました。 ２１へ

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２１　今回の冒険は、我がTRPG人生の中でも最高の大当たりを取りました。これにはネット時代にふさわしく、物理的な距離を無視して二ヶ月近くセッションを開催出来た事(週一回半くらいのペース、一回のセッションは三時間)が大きく預かりましたが、私の悪ふざけに快く応じて下さった　２２へ

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２２　仮文恋のオズ様.@soptrd19417428を忘れてはなりません。この場を借りて心からお礼を申し上げます。また、今回のシナリオを持ちまして、僧侶レモンの中の人、浅井様が諸事情によりゲームを脱退しました。一同納得ずくの話であります。 　さて、皆様。一行の　２３へ

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２３　冒険は、まだまだ続きます。次回もお楽しみに！